>>830
続き。
「風邪に抗生剤」は昔ながらの慣習で、今は健保のレセプト査定では真っ先に切られる。耐性菌増多の最大要因とさえ言われてる。
もっとも痰や鼻汁が膿様だったり、採血で白血球増加なら明らか細菌感染だけど。
そうであれば抗生剤処方は適正ながら、「細菌性上気道炎」とでも保険病名を付ける必要があるし、その根拠(実施した検査や所見などの付記)がないと不適当とされる。
病院・薬局にとっても抗生剤処方は不利益になっている(以前はむしろ利益だった)。
ちなみに内服抗生剤は市販されてない(処方のみ)。傷や水虫(真菌)に使う外用薬ならある。
抗ウイルス薬は確かに市販されてない。
インフルエンザは明らかなインフルエンザウイルス感染で、きちんとした処方薬はある。検査によるインフルエンザウイルス感染陽性所見は必須で「家族・同僚に感染者」と言うだけで検査未実施・検査陰性での予備的処方は認められてない。