>>832
一言で言えば「乱用による耐性菌増・副作用の防止」。
例えば腸内細菌にまで影響すれば下痢・便秘にもなる。

抗生剤の正しい使い方。
とりあえずの強くないものをまず処方するとして、感受性・耐性を確認して最低限の処方に留める。
でも、培養・同定・感受性試験を出来るのは入院患者の話。
だから軽症(とされる)の外来患者では、概ねを推定してほどほどかつ有効性が期待出来る抗生剤を処方する。
「この菌には絶対無効」と言う組み合わせはあって、そう言う処方はまずしない。
最強とか万能は奥の手にするもの。
病院でさえ、「基本的にこれは有効、ダメならあれに」とするけど不適切もある。いきなり最強とか万能を使う医者もいて問題になる。万能・最強にさえ耐性を持つ菌が出て来る。
抗生剤の中途半端・不適切な使用は耐性菌を生む。副作用で中止すると言う、正当な理由での中止さえ耐性菌を生む。

一般人は「感染症っぽいから抗生剤」で、無効なら次々か、最初から万能・最強に行きかねない。
ターゲットでない菌が耐性を獲得してしまうこともある。