カワウソ大隊

ーー壮観ーー
先ず、僕の脳裏に浮かんだ言葉はそれだった。
年齢で言えば30代、いや40代だろうか。
しかも、腹が異様に膨らんでいる。便秘だろうか。そんなババアの軍団が涅槃の姿勢で目の前にいる。
「ようこそ」
不意に僕の背後から声がする。僕は驚いてしまい尻餅を付いたが直ぐに振り向いたが、そこには目の前にババアの年季の入った肛門があった。
「ブブヂュ!ドゴブフォン!」
轟音と共に顔面に茶色い生暖かい液体をかけられた。その排泄の音から下痢便を予想したが下痢、と言うには些か固形物が多い。米、コーン、牛肉etc...まるで茶色いリゾットだ。
「ペロッ」
僕は挑発的に口周辺に付いた米と牛肉入りの大便を舐め取り
「随分な挨拶じゃないですか」
と余裕を持った口調でババアに対峙する。
「流石、前の部屋で一番搾りの腸内にある大便を全て食しただけはあるようね。でも今回はどうかしら?」
ババアはそう言うなり奥にいる便秘のババア共に目をやる。