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お菓子ど真ん中21
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0012実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/04(木) NY:AN:NY.AN0
もうすぐチバースディだね

昨日ずっと去年の誕生日のOAみてたけど
似顔絵入りのケーキ見て「すごい」のセリフがめちゃくちゃ可愛かったな
0013実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/05(金) NY:AN:NY.AN0
なにそれカワイイw

フジケンバースデーの時のスットコの「イチゴ好きなんだよね〜」も可愛かった・・・
主役より先に食べてるしw
0014実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN0
>>13何それカワイイ詳しく

泣ける映画の話の時に「ヒライさんはチバさんが泣いてる所を見た事あるんですか」の質問で
ヒ「それは……………黙っときます」
チ「(笑)」
のやり取りも萌えた
スットコさんちょっと赤面してた



“泣いてる”じゃなくて“啼いてる”だと信じてる
0015実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN0
>>14
萌えた
スットコの啼いてる様子を誰にも教えたくないに違いないw


バースデーニュースレターでライブの告知→急に電気が消えてケーキ登場→フジケンロウソク吹き消す
チ「舐めていい?」
キ「主役の前に?」
(キュウちゃんのツッコミに笑いながらクリームを指ですくって舐める)
チ「あまいあまい・・・イチゴ食っていい?イチゴ好きなんだよな〜」
キ「主役の前に?」


動画見返すとイチゴよりクリームのくだりの方がエロ可愛かった・・・w
0016実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN0
>>15ありがとう飯がうまい
モヒカンハラハラ

あと「チバさんって泣く時あるんですか」の質問で

「うん、わんわんなく。」


ワンコプレイですか
それともわんわんはあんあんですか
0017実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/07(日) NY:AN:NY.ANO
おて>(`皿´)つ ⊂ミ`<_´彡<わん

おかわり>(`皿´)つ ⊂ミ`<_´彡<わん

おちんち○ん>(`皿´)つ ミ`_ゝ´彡<…わ、わんわん

しつけはベッドでな>(*`皿´)人ミ*`_ゝ´彡

駄目だ!わんこプレイ妄想が止まらない!
投稿規制さえなければ!
0018実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/07(日) NY:AN:NY.AN0
>>16
完全に首輪ついたスットコがベットでイジメられてるとこまで想像した

アベに「ワンって言わなきゃイかせてやらねぇよ?」とか言われてほしい

「今日のわんこ」が好きで感動のあまり泣くくせに本人がワンコw
0025実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/13(土) NY:AN:NY.ANO
「ッ・・・んあ?」

テーブルに突っ伏してた顔を上げると真っ暗で
目の前には飲みかけのビールと一本灰と化した煙草。

今日はリハ終わりにメンバーやスタッフが俺の数日前やってきた誕生日を祝ってくれててドンチャン騒ぎしてたのまでは覚えてるけど…

主役置いて帰るの酷くねぇか?
店も客置いて店じまいするってどうなってんだよこの店はよぉ

まだ煙りが立ち込める頭をガシガシと掻いて生温くなったビールに口をつける

その時後ろから歩幅の大きい足音が聞こえた


「久しぶり、チバ。遅くれた」
0026実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/13(土) NY:AN:NY.ANO
カツカツと数歩音が聞こえると振り向く間もなく俺の横にどかっと座る

「道に迷ってさ、俺鳥目だから見つけるの苦労したよ」

そういって上機嫌そうな彼は片手に赤ワインの入ったグラスを揺すって乾杯を促してくる。

俺も目の前にあった生温い…あれ?真新しい冷えたビールを持ってカチンとグラスを合わせた。

「遅れたけど、おめでと」

「あ、ありがと…」

顔に赤みがさすのを感じて一気にビールを煽った。
0029252013/07/14(日) NY:AN:NY.ANO
連投ですかと出てしまったのでまた夜中に来ます、申し訳ないです

引き続き雑談をば
0031252013/07/18(木) NY:AN:NY.ANO
相変わらず細くて長くて綺麗な指。
そこから視線をずらすとはっきりと上下に揺れる喉仏。

「なあに見てんだよ」

弧を描いて笑う薄い唇
何だよ、何かわからねぇけどよ
好きなんだ、その、あ…

急に目の前に俺んじゃない煙草とワインの匂いを感じたら、唇を塞がれた
舌を音を立てて軽く吸われ、耳元で囁く。

「…やらしい気分になるからやめろよ、可愛い」

「ばっ、ばっかじゃねぇの!えろ、え、えろおやじ!」

くつくつと笑って髪の毛をぐしゃぐしゃに掻きまぜられた
0032252013/07/18(木) NY:AN:NY.ANO
「だーれもいないんだからいいじゃん、な?俺の事いや?」

「分かんないけど・・・好き、だいす・・・言わねぇ」

俺も大好きだよといつの間にか新しく注がれたワインに口をつける、酔ってんなあ

何だかずっと一緒にいる筈なのに、久しぶりに感じるその姿に俺は嬉しくなって誰もいないのをいい事に左にある肩に額を擦りつけた

ちょっとだけ低い体温をもっと感じたくて目閉じて、腕を絡める
酒もそうだけど彼の匂いに痺れそうになるくらい酔う。

「相変わらず酔うと猫みたいだな、お前」

俺凄い近付いてたみたい、左足乗り上げちゃってる
だって好きだから仕方ないじゃんか
0036実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/20(土) NY:AN:NY.ANO
俺も相当、酔ってんなあ

肩を抱いてくれて、顔を上げたらお互い笑いあって、今度は俺から…

そこからはじゃれあって、いつも通りたわいもない話しをした

最近好きなレコードの事とか、昨日見た野良猫の事とか、箸に引っ掛かからないような事も話した、もういっぱい

少し笑い疲れたらまたじゃれてじゃれあって酒を煽る

永遠に続くような幸せ。
俺、誕生日があって良かった。

視界が反転してどちらからともなくキスをした。
0037実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN0
(`皿´)く 俺の事いや?



\        モジモジモジモジモジモジ         /

ミ*`_ゝ´彡ミ`_ゝ´彡ミ`_ゝ´彡ミ`_ゝ´彡ミ`_ゝ´彡
 ⊂ ⊂  ⊂ ⊂  ⊂ ⊂  ⊂ ⊂  ⊂ ⊂
  し-つ))) し-つ))) し-つ))) し-つ))) し-つ )))






35(*´Д`)キュン…
0038実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/21(日) NY:AN:NY.AN0
WL放送でせっちゃんストコに萌えた
というかスットコさんが全体的にかわいすぎるw

あとビールCMの話題でのスットコさんの「できねぇ」を見て、これは加虐心くすぐられるわ…と改めておもた
鬼やら鰓やらにやさしくいじめられればいいよ
003925です、構わず週末恋人トークをば2013/07/21(日) NY:AN:NY.ANO
「チバ」

シャツをめくられ人差し指と中指で右の乳首を愛撫されながら、耳たぶを甘噛みされる。

「チバ、ボタン取って」

快感の波に飲み込まれそうになりながら覚束ない指でボタンを外す。
その間も愛撫は止まらなくて首筋をなぞられ、ちゅ、と吸われる。

「あ…む、りッ」

第三ボタンまで外した所で下腹の熱が制御出来なくなって、思わず首に腕を回し抱き着いた。
「もう硬くなってる」

それはどっちも同じじゃんか
長い足に股間を刺激され、吐く息に快楽が交じって恥ずかしい。
0040252013/07/21(日) NY:AN:NY.ANO
その時、廊下側にぽつりと電球が灯った。
それと同時に素早くベルトを引っこ抜かれた。

「チバ、時間がない」

俺は何の事か分からなくてぼやけた目で首を傾げる。

「ごめんな、痛いかもしれないけど」

ベルトを外し、スラックスを下げた長い足の膝の上に座らされて短いキスをされ、頬を包まれる。

この合図はそういう事。

「…いい、よ、欲しい…全部、欲しいから」
0041252013/07/21(日) NY:AN:NY.AN0
スラックスと下着を一緒に下ろされ、双丘を割る
ろくに解しもしてないソコにお互いの先走りを撫で付けて一気に突かれる。

「がっ…あっ、くッ…あああ!」

冷汗が止まらない
左肩を噛んで痛みに耐える。
久しぶりに侵入を許した所は狭くて、ギチギチと粘膜が引き攣る。

頭を撫でられ、耳元で本当にごめんなと熱い吐息と一緒に繰り返えされる。

俺で感じてくれてる、どんな顔をしてるのか見たかったけど、意識がちぎれそうで無理だった。

愛してる。

そう聞こえた気がして左肩から剥がされ溶けるようなキスをした。
マルボロとワインの香りに痺れ痛みも忘れ溶け合う。
0042252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
「…大丈夫か?」

シャツの中で俺より体温の低い両腕が体を優しく包みこむ。

腹ん中が熱い、脈が、熱が、質量がたまんない。

「…だ、だいじょぶ…」

全部受け入れたソコがじんじんする、高ぶった感覚がこれからどうなるか考えるだけで達しそうになる。

「最近シてないの?」

「するわけないじゃんか!…他の奴とは、しない…から、あッ」

少し体が浮いたと思ったら腰を深く入れられる。
良い所をピンポイントで突かれて思わず甲高い声が出た。
0043252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
「そんな締め付けんなよ…我慢できねぇ」

それはさ

「…俺も、我慢…でき、ない」

一緒なんだよ、今の繋がってる体も、心の中もさ。

「…可愛い奴」

そこからは砕ける程揺さ振られて、なりふり構わず喘いだ。
もう汗か涙かわかんない、張り付く髪の隙間から余裕のない表情が見えた、今はいつもの涼しそうな顔じゃない。

只気持ち良くて快楽に溺れてく瞬間貪るような口づけをして、一緒に果てた。
0044252013/07/22(月) NY:AN:NY.AN0
・・・チバ、ちーば」

「・・・ん」

左肩にもたれて意識がぶっ飛んでたみたい。
頬を優しくぺちべち叩かれて溺れた意識が鮮明になる。

「腹ん中で出しちゃったな」

「いいよ、じゃ、じゃなきゃやだもん…」

俺は好きなもんは全部欲しいから、本当にいいんだ。
女じゃないし、交わらないって分かってるから少しでも欲しいんだ、全部。

「ちゃんと片付けといたから、平気だな」

「え、俺そんなに飛んでた?」
見ると下着もスラックスも履いていて、きっちりボタンまで掛けられている。
0045252013/07/22(月) NY:AN:NY.AN0
「いや、一瞬だけだよ」

あの弧を描く様な口の笑顔で、頭を撫でられる。
何だか恥ずかしくて俺は下を向いてしまった。
酒飲みたい、顔が熱い。

店内の照明が殆ど明るい事に気づいた。

「俺さ、もう帰らなきゃいけないんだよ、プレゼント持ってこれなくてごめんな」

「えっ、もう帰んの?プレゼントは…もういい…けどさ!」

もうちょっと居て欲しい。

何で、そんなに淋しそうな顔してるの?
何で、さっき来たばかりじゃんか。
0046252013/07/22(月) NY:AN:NY.AN0
「もういいって、俺がプレゼントでいいって事?」

「…うん、そのさ、俺、一緒に居るのがさ…その」
「最高に幸せなんだ」

「い…言わねぇ」

何だろう、心を読まれた気がする。
今日は何か不思議な事ばっかだ。

「じゃあな、また会いに来る」

細く長い綺麗な指が赤ワインのグラスを持っている。
そして差し出される、冷えて新しく注がれたビール。

グラスをカチンと合わせて俺はビールを一気に煽った。
0047252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
「もっといなよ!キュウもいるしさ」

「んー…難しいなぁ」

両脇を掴まれて立ち上がらされた、
あの細い体の何処にそんな力があるんだろう、まじで帰るのかよ。

「今度はさプレゼント持ってくるから、何がいい?」

「いらねぇ、その俺は…居てくれたら、それで、いい…」

リボンでも巻いて来ようか、何て笑いながら下を向いてる俺の頭をぐしゃぐしゃ掻きまぜる。
店内に一つだけ消えていた照明がパチッと音を立てて、灯った。

「チバ、じゃあな」
0048252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
長い足が向きを変えて何処かに行っちまう。

「ま、待って!」

「ん?なに?」

いつも飄々としてフラットしてるんだ、でも俺にはこれしか思い浮かばない。
近くまで駆け寄って袖を掴む。

「俺にも…今度赤ワインちょうだい、一緒に…飲みたい」

「ん、わかった」

「明日でも会えるならいつでもいいから!」

わかったわかったと、袖から手を剥がされて抱きしめられる。
ちょっと良かったかも、俺、今絶対酷い顔してる。
頬に冷たい筋が流れてる、そんな気がする。
0049252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
「…本当、可愛いやつ」

「う、うるせ…よ…」

頭を撫でられて、俺は嗚咽を耐え切れなくなっちまった。
何か、ずっと一緒に居たのに久しぶりに…

「愛してる、お前が俺を好きでいるまで」

「嫌いになんかなんねぇ…アベくん、俺も愛してる」

ありがと、と笑い啄むだけのキスをして、俺の大好きなアベくんは帰ってしまった。
0050252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
「何してるべや!!」

「ぐっ…いって!」

テーブルに突っ伏してた顔を上げると宴会は続いていて、あちこちで話し声やら笑い声が飛び交ってる。
目の前には飲みかけのビールと一本灰と化した煙草。

どうやらキュウに頭を叩かれたみたいだ、マジいってぇー…

「主役が潰れてるんじゃねーべや!」

「チバくん今日あまり飲んでないのにね〜」

「チバさん、お水飲みます?」
0051252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
ビール浴びしろやら歳とか笑かすなやらヤジが飛んでくる。
俺たんじょーび、主役を敬うみたいなのねぇのかよ。

「あのさ、俺の事店に置いてったよな…?」

キュウは不思議そうな顔をして俺にビールを突き付けた。

「何寝ぼけてんのよ、一番先に眠るって言い出して、夢でも見てたんじゃない?」

そうか、全部…夢なんだ。
だよな、夢なんだよな、だって…そうだよな。

差し出されたビールを受けとろうとしたら後ろから店員の大声が聞こえた。
0052252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
「赤ワインのお客様ー!!」

スタッフやらそこら辺の輩は、ワインを頼んだのが誰か分からず確認しあっている。

店員は、お客様から「約束だから」と伝言と共に承りまして…と困った顔をしている。

「そ、それ俺の!」

キュウにビールをかける勢いで突っぱね、赤ワインを素早く受け取り、卓の端っこに駆け込む。

周りはワイン飲んだっけ?と不思議と吃驚が混じった様な顔をしている。
0053252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
まあそんな出来事は一瞬で忘れ去られ元通りどんちゃん騒ぎをに戻った。

あまり普段飲まないワインに触れるように口をつけ、じっとしてた俺の横にキュウが座る。

「ワイン何て珍しいね、どういう風の吹き回しよ?」

「俺、も、もう大人だからワイン飲みたくなったんだよ」

グラスをあの感じ見たく揺らしてみる。

「約束、だってねぇ」

「うっせぇ、大人になったからワイン飲むって自分に約束してたの」
0054252013/07/22(月) NY:AN:NY.ANO
四半世紀前から大人でしょうがと小突かれてキュウはビールを一口。

「奴さんも歳ね、その姿何か思い出しちゃうわ」

じゃ、主役の代打してきますか、とそう言ってドンチャン騒ぎの中に飛び込んで行った。

俺は心ん中でキュウにありがとと呟いて、ワインを喉に流し込む、香りに笑みがこぼれちまう。

なぁ、アベくん。
プレゼントのお返し絶対させてくれよ。

--------------------------
終わりです。
長い事スレ汚し失礼しました。
0059実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/22(月) NY:AN:NY.AN0
「はるきー、コーヒーのみたい」

初めて身体を重ねたその朝、第一声がそれだった

夜あれだけ艶っぽく啼いた声がガラガラになっちゃってて、なんか勿体ない
まあ、それはそれで色っぽいんだけど
寝起きのせいで、いつもより舌足らずなのもなかなかいい

ダルい身体を叱咤して上半身を起こす
ガシガシと髪を掻くと「オッサンみてぇ」とくつくつ笑われる
仕返しに唇を奪うと、驚くほど静かになった

俺は下着だけ身に着けてキッチンに逃げる
0061592013/07/24(水) NY:AN:NY.AN0
今日、0時丁度にあんたを抱いた
あんたを汚した

罪悪感以上の快感

「おそい」
いつの間にか後ろにボサボサな髪をした彼が立ってる
きちんと服着ちゃって(残念)唇を尖らせて俺の動きを見てる

そうそう、そのままずっと俺の事見ててよ
不機嫌そうなツラしてさ、そんで偶に笑ってくれよ

「もうすぐできますよ。コーヒーの他に何かいる?」
ーー俺とか。

「いらねぇ」
ーーあ、そう。残念。

「あ、待って。カフェオレがいい。あまいやつ」
ーー何だよ、かわいいな。
0062実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/24(水) NY:AN:NY.AN0
支援ついでに
今夜のオールナイトニッポンでダイノジがミッシェルについて話すらしいよ
お菓子的ネタはないかもだけど貴重なメディアネタなので一応情報を
0063592013/07/24(水) NY:AN:NY.AN0
「なぁお前それさ、逆じゃん?」
「ん?」
「普通コーヒーの後にミルクじゃねえの」
「え、そう?」
カップにミルクを注いだ後にコーヒーを注いだ俺
普段カフェオレなんて作らないから「普通」がどうなんて知らねぇよ

「なんかさー、感覚?で分かんじゃん。砂糖入れてからコーヒー注ぐやつなんていねーだろ。それと同じだよ」
珍しく細かい事でぶちぶちと文句を言う彼
俺は気分がいい

そうそう、もっとワガママとか文句いっぱい言ってよ
ベッドの上で仕返しするから
0064592013/07/25(木) NY:AN:NY.AN0
「白いのに黒いのが混ざるのって、何か好きなんですよ」
俺があんたにした事と一緒だよ

どこまでも何に対しても素直で純粋なあんたを、腹ン中真っ黒な俺で汚した

「どーぞ、ご主人様」
「おう、ご苦労。下僕くん」
顔を見合わせて笑い合う
あー、なんか幸せ



「あ、そういえば身体大丈夫ですか?」
「…今頃かよ…。だ、大丈夫だけど…」
「よかった。あと、誕生日おめでとうございます」
「それも今頃かよ」
「それから、好きです。ずっと前から」
「それは…………知ってた。ずっと前から」
「………え、うそ」
「分かりやすいんだよ、お前はっ」
頭をはたかれ、スパンと小気味良い音がする

うそだろ、ずっと隠してきたつもりなのに
頭を抱えて突っ伏す
0065592013/07/25(木) NY:AN:NY.AN0
「…ガキ」
「信じられねぇ…鈍感なあんたに悟られてたなんて…」
「お前しばくぞ」
「あー、なんか俺恥ずかしい」
「し…四六時中、俺の事、ヤ、ヤらしい目で見ておいて…今更…っ」
「えー、そんなつもりは」
「あるだろ?」
「ハイ」
だって何しててもヤらしいんだもん、あんた
普段がそうだから、数時間前のあんたのヤらしさときたら…
「何笑ってんの」
「笑ってません」
ニヤけてるだけです

「で、あんたはどうなの」
「あー、なにが?」
カフェオレを飲み干して、満足そうにふんぞり返る
その喉を見ると、あんたの事をもっと欲しいと思うんだ

「俺の事好き?」
「知るかっ」
そう吐き捨てて、ベッドに潜り込んでしまった
うーん、できれば聞きたいんだけどな

粘り強く待ってみるけど、潜ったまま出てこない
軽く溜息をついて服を手に取ると、布団からニュッと手が出てきて阻止される
びっくりした
0066592013/07/25(木) NY:AN:NY.AN0
「どうしたの」
「服着んな」
「何で」
「…あちぃじゃん、今日」
やっと少し顔を出したけど、目はそらされたまま
頬を撫でると、過剰な程に反応した。

「暑いなら、あんたも脱ぎなよ」
「……脱ぐよ」
「はやく。つーか出てきてお願い」
無理矢理ベッドから引きずり出すと、顔が少し赤かった

「俺の事好き?」
もう一度問えば、今度は素直に頷いてくれる
俺だって知ってたよ、あんたが俺に惚れてるって

シャツのボタンをわざとゆっくり外してやる
軽く身震いしたから、「寒いの?」なんて意地悪言ってみる

顔を赤くしたままの、鋭い視線
笑顔は勿論好きだけど、でもその目が一番好き
もっといじめたくなる

「…脱がせてどうすんの」
「あんたが脱ぐって言ったんでしょ、ゆうちゃん」
「ゆ…っ、ゆうちゃんって言うなっ」
「ははっ、かわいい」
「かわいいって言うなっ」
じゃれあいながらベッドにダイブ
0067592013/07/25(木) NY:AN:NY.AN0
「お…っ、お前なまいきだぞっ」
「でもそこが好きでしょ?」
「…どこ触ってんだよ」
「相思相愛の二人がハダカでベッドの上っつったら、ヤる事一つでしょ」
「……人生相談…とか?」
「…なんでだよ」
相変わらずの天然だか狙いボケだか知らないけど…まぁいいや

「これからも俺のものでいてくれる?」
デコとデコをくっつけて、お願い
この人はきっと、こういうのに弱い

ほら、案の定「仕方ねぇな」って言って笑ってくれる

ねぇ、あんたはまだまだ白い
もっともっと混ざりたいよ

「来年はグレー…くらいになってたらいいなぁ」
「あっ…、はぁ、何の話だよ?」
「ひみつ。ね、もうちょっと腰上げて。奥まで挿れたい」
「う、ぅ、…く、ぁあ…っ!」

来年も再来年も、その先ずっと
真っ黒になるまでーーー真っ黒になっても、俺のものでいてね。


***
本当に長い間ありがとうございました…
ヌルくてすみません…
スットコさんおめでとうございました
0071実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/07/29(月) NY:AN:NY.AN0
投下乙です〜

話は変わるんだけど
ふらふらネット見てたら昔のラジオ文字起こししたサイト見つけて
ずっと読んでていろいろ禿萌えたから吐き出させてください
BGMで流れる夜明けのボギーの自分の台詞に照れたり困ったりで喋れなくなるストコも可愛いし
それを冷やかしつつちゃんとフォロー入れていろいろ話すエラさんの甘やかしっぷりがもう…もう…
照れてるストコを冷やかし口調でMCの真似して「チバちゃーん」て呼ぶエラさん…
固まっちゃったストコを「これ、チバちゃん!」とせっつくエラさん…
想像しただけでたまらん…
興奮で長文乱文ごめんなさい…
0073実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/08/03(土) NY:AN:NY.ANO
>>71
スットコさん可愛すぎるよvv

関係ないが今日の朝ドラにミセルとバスデを掛け合わせたようなバンド名が出てきてご飯吹いてしまった。
0077実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN0
今大作戦のオンエア見た
フジケンかっこよす

スットコさんは相変わらず

「こ、こういうの好きよ、俺は…うん」

エロスw
0082sage2013/09/06(金) 14:37:26.100
>>80今日発売の音人の事かな

私は立ち読みした
0091実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/09/25(水) 19:13:40.690
興奮のあまり1行だけで送信しちゃった・・・。
amazonで初回限定盤(公式のDeluxe? コレクターじゃないやつ)を買ったんだけど、
おまけのブックレットが100ページくらいある。

エロいかどうか、これからじっくり見ます。
0092実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/09/26(木) 01:34:10.320
自分はコレクターズボックス買ったんだけど
この写真集って今回の企画展で別売りしてるんだよね…
足して同じ値段なら箱とスタッフパス(ラミカw)よりブックレットが欲しかったわ
ブックレットにしか載ってない写真はないと信じたい
0094実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/09/26(木) 21:34:19.800
どうかと言われれば……エラさんがエロかったです。
お誘いショットあり、舌なめずりあり、ヘソ出しあり、上目遣いあり。

スットコさんは白タンクで肩胛骨や脇の線をチラチラ見せてました。
白目を剥いている写真にはちょっと感動した。

絡み的なのはあんまり無かったなあ。
DVDケースのサイズなので写真は小さいです。私は概ね満足でした。
0097実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/10/04(金) 21:34:08.31O
ライオット行ってきた!

上演で若いストコがバードメンを本意気でにゃーらーららーらーんーの!って歌ってて萌えた
0098実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/10/05(土) 21:38:33.350
>>97
なにそれkawaii!!
それDVDボックス第二弾として発売してくれんかな
ボートとしゃぶしゃぶとin EUROと鑑賞会も入れて…

京都は映像上映はないけど空いててよかった
アベチバ的に萌える写真もいくつかあったのでカメラ持参推奨です

京都は映像上映はないけどすいてていいよ
0099982013/10/05(土) 21:40:34.400
ひい、最後の一行消し忘れ失礼しました…
0100実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/10/06(日) 22:52:38.130
代々木暴動のスットコ、雨に濡れてるせいだけじゃなくなんか肌ツヤよくね?
アベくんとイベントとかでいちゃついてたのはこれより前だっけ
0101実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/10/07(月) 18:23:07.030
>>100
内側から輝く肌…(※本人比)
イチャイチャ激しかったのは99〜01年あたり。

いまさらアベ本のスト子インタビュー読んだけど
解散後のアベと「時々一緒にいたよ」って発言、気になった。
「会ってたよ」「飲んでたよ」とかじゃなく、なにか隠してるような言い回し。
脳内補完せざるを得ない。
0103実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/10/08(火) 21:56:30.440
リーゼン時代のスットコのツヤ肌に目が慣れてから
VHSの「世界最古」インナースリーブのスットコ(リーゼン超初期)を
しばらくぶりに見たら、肌の脂気のなさに目を疑った覚えがある。

かわいいマッシュ時代のスットコより
リーゼン時代のスットコに食指が動いたとはさすがだな。
0108実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/10/19(土) 22:26:02.390
前回の週末恋人みたいに
何かしらの媒体化されないのかなあ
DVDか、せめて特集雑誌とか…
もう終わってだいぶ経つし無理かな…
0115実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/10/21(月) 03:35:53.760
きっと呼び方変わらないんじゃないかな?
甘えてる感強くてたまらんです…

鰓さん、ストコの事弟みたいに扱ってて、アベとはまた違う可愛がり方してたなーと思う
0121実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/01(金) 19:44:47.64O
電車の中で吹いたがな!
「ェラチ…b!あ〜はい、電車の中なので折り返します」ってごまかしたよ、助かったよ
もうちょっと詳細に詳しく
01221172013/11/01(金) 22:02:53.020
最後ステージに出演者全員とBMGの社長が揃って一本締めすることに
社長が酔ってグダグダながらも挨拶しはじめる。(てゆーかステージ上の大半の人間が酔ってるw)

それまでさわおとキャッキャしてたスットコがいきなりマイク前に来て、何言うのかと思ったら
「かどヤン(社長)!ナック5のこと言ってないでしょ!?」

社長はちゃんとナック5のこと言ってたので、ステージ上の皆から口々に突っ込まれるスットコ

最終的に鰓さんがマイクまで来てスットコに「お前が言うなw」と突っ込むオチ

スットコの本領発揮するチバとフォロー入れる鰓の連係プレー 久々にごちそうさまでした
0125実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/03(日) 22:20:50.59O
[=.・з・]<10年間キュウに任せてたけど…

[=.`・з・]<やっぱチバは危なっかしいから一緒に居てやらないとな、飲むと絡むしさ

[=.*・з・]<一緒に…絡む…
0130実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/16(土) 17:32:11.190
なんかさー、いつまでたっても「この歌詞ってアベのことじゃね?」とかさー
あんま言いたくないなって思うんだけど…

新曲すごくない?
0132実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/19(火) 08:58:20.260
新曲記念で、淋しいアベチバを書いてしまいました。
淋しいんで、苦手な方はスルーでお願いします。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 届かないと知りながら、それでも歌い続ける夜があるように。
 届かないと分かっていながら、祈りにも似た気持ち、で。

 十一月の屋上は夜更けなこともあってすっかり冷え込んでいた。
 フード付きのパーカーは黒い色をしていて、きっと闇に溶け込んでいる。
 月はでかくて青い色をしていた。冷たい月。静かで威圧的で、やわらかそう
な光を放つくせに星々の色を飲み込んで消してしまうような。
「帰りますよーっ」
 震えたキュウの声は背中に投げつけられたけど、うん、と頷いたままおれは
動かなかった。耳が冷たい。寒くて感覚を失くしはじめる指先と。
「長い便所だと思って捜しにくりゃ、こんなとこいて。あんた、ボーカリスト
なんだからね、風邪引いて喉痛めたとか言ったらぶっ飛ばすよ?」
「も、もう、少し、したら」
 飲み屋の集まるビルの屋上。
 まさか鍵が空いてるなんて思わなかった、鉄柵は胸より少し高い位置にあっ
て、触れると驚くほど冷えていた。錆の匂いが手につく。
「みんなまだ飲んでるから、行こうって」
「行く、」
「じゃあ、ほら」
「後、後で、すぐ、行くから」
「なにしてんの、こんなとこで」
 月。
 おれはそっと指差す。
 月、見てる。
 青い月。
 空の色を溶かしてにじませて、薄い雲をくっきりと暴いてしまっている、明
るい月。
「月見は九月でしょ」
 ため息混じりにキュウが言って、でもおれが振り返らないのを察してため息
を吐いた。嫌味みたいに、くっきりしたそれ。
「じゃあ後でまた迎えに来るから。そんときはちゃんと帰るよ?」
「う、うん」
0133実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/19(火) 09:23:28.170
 頭ひとつ分背の高いビルだから、空気の澄んでいるのを見通すのに邪魔がな
い。月だけがある。目の前に。手を伸ばしたら触れるだろうか。せめて指先く
らいは。かすめてくれればいいのに、と。
 思ってしまう、あの月を手に入れることかできたら、なんだか願いが叶いそ
うな気がして。
 願い。
 おれの。

 好きだと言われた、声で。
 歌ったら届けばいいのに。
 おれじゃ届かない高い位置にある冷たい月も、あの長い腕だったら届いたん
だろうか。あの長い指だったら。やすやすと掴んで、そしておれに笑いかけた
だろうか。くれただろうか。握り締めた月の欠片を。届かなかったら言えばい
いのに、と、笑っただろうか。
 ご機嫌な猫みたいに、きゅうっと目を細めてつり上げて。
 笑った、だろうか。

「寒み……、」
 風が吹いて、それは肌を切るように冷たくて。
 もう冬だな、とこぼした声は自分の耳に届いても薄っぺらい紙みたいにしか
聞こえない。
 喉をやられる前に戻ろう、と思うけど、脚は動かない。凍った、と笑ってみ
ようとしても、息は白いばかりで誰も応えない。おれですら、ちゃんと笑えな
い。頬は凍っている。触ってみたけど、指先も冷たくてよく分からなかった。
 薄いパーカーでは防寒にならない。
 みんなんとこ帰ろう。
 そう思ってはみるものの、月があまりに明るくて。おれは動けないでいる。
「……いる?」
 餅をつくウサギのように。
 月で、きっと大好きなあの細長い影を持つ男はギターを弾いている。
 あんまり明るい月だから、おれは目を凝らす。手を伸ばす。帰ってこいよ、
と声にならない言葉を唇だけでなぞる。ここは寒いから。寒がりのあんただか
ら。あったかいとこでワイン飲もう。寒いの腹立つ、ってくっつき合って、げ
らげら笑って、酔っ払いすぎて迷惑かけまくって、ふたりで顔見合わせて反省
した振りもできないまま笑って、笑って。笑って。
0134実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/19(火) 10:02:53.540
「……帰って、くれば、」
 いいのに。
 月の光がすべてを溶かす、空気の境目、空の境界線。
 夢と現の線引きも曖昧にして、揺らめかせて、溶かしてしまえば。いいのに。
なんでもかんでもをあやふやにして、全部混ぜ合わせて、溶かして、そしたら
手が届くような気がするのに。もう一度。

 歌うから。
 せめて届いてくれれば。
 向こうの声が聞こえなかったとしても。
 歌っていないと胸が張り裂けそうになる、とどめておく事のできない想いが
あふれて息が止まる。大切な人を想う心を、気持ちを、すべてひとまとめにし
て愛なんて呼んでしまって、世界中で使い古されている言葉しかこの気持ちを
説明できなくて、歯がゆくて。
 自分達だけにはもっと特別な表現が用意されていると思っていた、愛でしか
ない、その感情を。
 あの人が、好きだと言ったおれの声を。
 届けたいなんて、届かなくなってから気付いたりして、そしてそれが淋しく
て、おれは。
「……チバ」
 低くない、やわらかな声。
「チバ」
 どこか含んだようにおれの名前を呼ぶ、あの。
 声。
「おい、チバ!」
「……え、」
「お前ふっざけんなよ、オレが寒いとこ嫌いなの知ってんだろうが」
 どん、と背中をど突かれて。
 慌てて振り返ると視界が真っ黒になって、驚いて何度もまばたきを繰り返し
たけどそれは消えなくて。どこ見てんの、と笑い声がするから、恐る恐る顔を
上げる。
「……アベ、く、ん?」
「お前なあ、キュウが心配してんぞ。ボーカルが風邪引いてどうすんの」
 アホ、と鼻をつままれる。
 冷たい指先。
「なっ、つ、冷たっ、」
「寒いな、しかし。毎年思うけど、毎年秋すっ飛ばして冬になんねえ? 夏が
終わると」
 頭冷たいぞ、と腕が伸ばされて髪がかき混ぜられる。
 おれは尖った顎先をぽかんと眺めて、ただ、ずっと、眺めていて。
0135実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/19(火) 14:56:15.380
「なんだよ。……ああ、」
 首に巻かれていた灰色のマフラーを、アベ君はするりとほどいて、おれの首
に巻きつけた。体温の残るそれは、ぐるぐると巻かれて鼻先まで覆い隠す。
 匂いが。
 アベ君の、匂いが。
 アルコールと、タバコと、それらの強い匂いにも負けないのにやわらかな、
アベ君の肌の匂いが。マフラーに移っていて。する。
「ア、アベ君が、」
 寒いから、と言おうとしたけど、喉が大事なのはチバだろうが、と怒られて、
端をきゅっと結ばれた。
「ほら、指も冷たい」
 手を取られて、握られて。
 マフラーに隠れたままの口を、おれはぽかんと開けたままで。
「お前は歌うたいの自覚あんのか」
 酒もタバコも無制限でこのアホが、とアベ君が笑う。そっちこそ、ともごも
ご言い返せば、オレは歌わないし、と言われる。
 見上げる喉仏が動く。
 指先を弄ぶようにもまれて。
「あんましキュウに心配かけんなよ。お前もう四十過ぎてんだから、自己管理
くらい自分でしろ」
「や、やだ」
「やだ、ってなんだよ、どんな我儘言ってんだよ、まったく」
「自己管理、とか、そんなの、」
「まあな、チバは周りが甘いしな。面倒見てくれる奴ばっか集まってるし」
「うん」
「うん、じゃねえよバカ」
 マフラーの中で呼吸をすると、ぬくもった息が肺に戻るからそれがなんだか
気持ち悪くて、おれは人差し指で灰色のそれをずり下げる。 
 なんで居んの、と聞きたい、でも聞いたら笑ってそのままいなくなりそうで、
だからなにも言えないでいる。
 白い息が吐かれて。
 それは魂みたいな形になって、夜の空気に溶ける。
 魂を、おれは見たことがないけれど。
0136実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/19(火) 15:25:05.310
「……アベ君、」
「なんだよ」
 相変わらず黒いジャケットと黒いスリムすぎるジーンズと、銀色のウォレッ
トチェーンだけをきらめかせている黒尽くめの男が、唇の片方だけ持ち上げて
目を細める。おれを、見る。
「月、取って」
「お前、相変わらずとんでもねえ我儘言うのな」
 いくらオレでも届くはずないだろう、と呆れた顔は、だけどすぐに笑顔に変
わる。うん、とオレは頷く。届かないでいて。本当は、そんなものになんか手
を届かせないで、ずっと、ここに、居て。
「なに、そんな顔して」
「そ、そんな、顔?」
「淋しそうな顔」
「して、ねえよ」
「自分の顔なんか見れてねえだろ、強がんな」
 伸ばされた腕はまっすぐおれに向かってくる。
 肩に触れたかと思えば、すぐに引き寄せられて。
 おれの顔はアベ君の胸に押し当てられる。冷たい風に当たっていたジャケッ
トの、ひんやりとした感触。よく知っている、アベ君の匂い。
 アベ君の。
 匂い、が。
 おれはそろそろと手を伸ばして、背の高い、相変わらず細くてこの人は飯食
ってんのかな、と心配になるような腰に抱きつく。アベ君の胸に鼻をこすりつ
けて、マーキングするみたいに頬も寄せて、おれは目を閉じた。
 アベ君の腕はおれを抱きしめてもまだ余るから、その余った分で頭を撫でて
くれる。冷たい風はもうどこにも入る隙間がない。なにもかも、邪魔をするも
のが入り込む余地はない。それくらい、ぴったりとくっついて。
0137実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/19(火) 20:42:19.650
「……おっさんふたりがなに抱き合ってんの」
 降ってくるアベ君の声は、抱きしめられている腕に邪魔をされているからク
リアには響かない。だけど胸が微かに動く。だから、おれは彼の胸に耳を当て
て、直接聞いている気になる。
「アベ君は、お、おっさんじゃ、ないよ」
「チバもな、お前なんかいつまでも可愛いまんまだな」
「かっ! 可愛くなんかっ、」
「可愛い可愛い、そういうすぐにムキになるところとか、否定するところとか」
「可愛くっ、」
「可愛い」
 隙間なく抱きしめられていたのに、腕に更なる力を込められておれはもっと
もっとアベ君の胸に押し付けられる。むぐぐ、と声が出て、そして笑った。ア
ベ君の胸で溶けた顔の筋肉が、ゆるんで自然と微笑んでしまう。
 微笑んでしまう、のに。
 どこかまだ、淋しいのはどうしてだろう。
 溶けて混ざり合えないもどかしさが。
 多分、そんなものが。
「聴こえてる」
「……うん?」
「チバの、歌う声」
「うそ、」
「届いてる、お前の声。すぐ分かるし」
0138実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/19(火) 21:12:03.830
 オレのギターを捧げる声。
 アベ君がそう言った気がした。気のせいでも、おれはそれが嬉しくて、尻尾
振る犬みたいにアベ君アベ君って思った。 
「アベ君、」
「なんだよ」
「……う、」
「なんだよ、う、って」
 キスしたい。
 キスしたい、って。
 言えなくて。
抱きしめられたままもそもそと動くと、アベ君がくすぐったがって離れよう
とする。それが嫌で、ぎゅっと相手の上着を掴んだ。離れないで、なんて、女々
しいことを口に出しそうになる、離れないで、ここにいて、ずっとくっついて
いて、どこにも行かないで。
 どこにも、行かないで。
「……泣きそうな顔して」
 額に唇は落とされた。
 それから頭を抱えるようにして抱きしめ直されて、もう一度離れて、少しだ
け屈んだアベ君が顔を寄せてきた。
 触れる唇が、冷たい。
 でも、そこに確実にある感触。
 忍び込んできた舌先の熱。
0139実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/20(水) 08:59:33.470
 おれは目を閉じて、アベ君の服を掴んだままでいる。漏れている息は白いだ
ろうか。白いだろう。だけどもうどこも寒くない。それはきっと、心の奥の方
から、じんわりとあたたかいから。

 声が、もっと。
 冷たい空気の中で吐く息のように、白く目に見えるものならいいのに。
 そうしたら、相手にきちんと届いているのかが、もっと分かりやすいのに。
 この声が届いていると。
 でも、きっとそれが分かってしまったのなら、恥ずかしくて愛の言葉なんて
叫べないのかもしれない。
 届かなくてもいい、むしろ届かないで欲しい、でも気付いて欲しいと、こっ
そり相手の背中に向かって小さくつぶやく、そういう言葉だってあるはずで。
 けれどそれでもし、相手が振り返ってくれたのなら。
 気付いてくれたのなら。
 それは、きっと。
 きっと。

「……ほら、心配してんだからキュウ達んとこ戻るぞ」
 最終電車の時間が決まっているように、離れなきゃならないときは確実にや
ってくる。でもおれは首を横に振って、やだ、とだけ返す。
「やだ、って言うな、おいこら」
「アベ君と、いる」
「風邪引かれたらこっちが困るんだって」
「な、なんで、」
「お前の声が好きなの、知ってんだろ?」
「誰、が、」
「お前ね。全国のファンの皆さんが、とかって今ここでオレが言うと思ってん
のか?」
 思ってない、と言ったらアベ君がまたおれの髪を撫でた。
 ごしごしとアベ君の胸に顔をこすりつけて、こすりつけて、まだこすりつけ
て、頬が摩擦でぼんやりとするまでそうして、おれはやっと顔を上げた。
 青い大きな月が光をたっぷりとこぼしている、夜は群青色をしている。
0140実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/20(水) 09:26:22.670
「赤くなってんぞ、顔」
 頬を撫でてもらって。
 ゆっくりとまばたきをしてから、おれは視線を追って目を合わせる。
「……お前、可愛がってもらってんな」
「……うん、」
「オレもお前が可愛いよ」
「じゃ、じゃあ、」
 ずっとそばにいて。
 喉の奥で詰まる言葉を、どうにかして表に出したいともがくけれどそれは声
にならない。
「会いにくるから」
「……本当、に?」
「その場しのぎの嘘なんか言ったって、お前どうせ見破って泣くだろ」
「な、泣かな、」
 もういい年して、泣かない。言い切れなかったのは、アベ君が言った通りき
っと泣くからだ。鼻がつままれて、お前の鼻ってつまみやすいよな、と感心し
たように言われる。
「持つ、とこじゃ、ねえよっ」
「ははははは、よしよし、さ、そこまで手、つないでやるから」
 寒いんだから本当に風邪引くなよ。
 言われて額にキスされて、見上げるとやさしい光の目がおれを見ていた。今
夜の月と同じ輝き。静かで。やわらかくて。そして、青い。
 そっと目を細めて、アベ君が顔を近付ける。
 おれは黙って、でもほんの少しだけ背伸びをして、それを待つ。待つ、つも
りだったけど、我慢なんてできなくて、結局腕を伸ばした。抱きついて、滅茶
苦茶に力を入れて、抱きしめて、歯がぶつかる勢いでぐちゃぐちゃにキスをし
た、嵐みたいなくちづけを。魂を交換するような、キスを。
 今ここで混ざり合えないなら世界はなんて淋しい塊なんだろうと思った、好
きだと途切れる声で、息で、何度も繰り返した、アベ君はおれを抱く腕に力を
込めて、知ってる、分かってる、オレも好きだ、とそのたびに返してくれた。
 自分が泣いているのかそうでないのか分からないまま、おれはアベ君と唇を
離して手を引かれて、屋上から階下へ繋がる階段のところまで連れて行かれた。
 やだ、って最後にもう一度言ったら、つないだ手を強く強く握られた。
0141実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/20(水) 14:48:59.950
 アベ君の言葉はなかったけど、おれはそれで、また会えるんだと強く強く思
った。それは強がりではなく、本当の気持ちで。
「――わっ、チバ! なに、さすがに寒くなった?」
 すりガラスの小さな窓の向こうに人影が、と思ったら、重たい鉄の扉が開か
れて、ハンチング帽をかぶったキュウがひょこりと顔を出した。おれは驚いて
アベ君とつないでいた手を離そうとして、その感触がなくなっているのに気付
く。
「冷えたんでしょ、まだあっち盛り上がってるから、寒いとこいて酔い覚めた
んじゃん?」
 うん、と返事をしながら、おれは振り返る。錆びた鉄柵の向こうの、ネオン
の星を従えた青く大きな月。確かに握り締めていたはずの大きな手。いつ。い
つ、指先はほどけたのか。
 頭を抱えたくなる、泣きそうになる、でもその前にキュウが口を開いた。
「あれチバ、マフラーなんかしてた?」
「えっ、」
 首元に触れてみれば、そこにやわらかな感触。
 慌てて引き上げて、鼻を覆えば。そこに残る、よく知った愛しい匂い。赤い
パッケージのタバコと、アルコールと、そして懐かしい肌の。
 もらった、と小さな小さな声で返すと、聞きそびれたらしいキュウが聞き直
してくる。
「……なんでも、ない」
「なんだよ、もう。……そんなん持ってたっけ、でもなんかどっかで見た気も、」
「よく、あ、あるやつ、なんだろ、」
 ジーンズのポケットに手を突っ込んで、戻る、とだけ言うとキュウがほっと
したような顔を見せた。心配かけんな、と笑ったようなアベ君の声が耳奥で響
く。
0142実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/11/20(水) 15:26:22.810
 もう一度だけ振り返って見た月は、なんだかさっきまでよりずっと近くにあ
る気がした。
 ふと思って、ポケットから右手だけ出して自分の鼻先に触れてみる。冷たく
冷え切っていると思っていたそこは、さっきまでアベ君がつまんでいたせいか
思っていたよりも体温が残っていた。それでおれは少しだけ笑って、またね、
と唇だけでなぞって、キュウの小さな背中をそのまま追って行った。
 またね。
 またね。
 きっと、会いにきて、またね。世界で今でも一番、愛してる人。
 また、ね。
―――――――――――――――――――――――――――――――
長々とすみませんでした、お粗末さまでした。
0156実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/04(水) 23:53:23.580
ツアー中でもおかまいなしにストコの夢の中でお菓子まくるアベ

寝ながら喘いじゃうストコ



チバさん…まさか1人で…∬;´ー`∬←隣室
0159実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/07(土) 10:42:31.820
>>157さらにそんなハルチバを隣室で聞いてフジケンが悶々する流れなのか参戦するのかどっちなんですか

ストコはフジフジにすごく懐いてそうだなぁ可愛い
ハルキはストコからちょっかい出してアハハウフフだろうなぁ和む
0161実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/07(土) 22:10:41.090
そこは見せつけるためにあえてドアを少し開けたままコトにおよぶハルキ&#10145;&#65038;目撃しちゃうフジフジ&#10145;&#65038;翌日平然としてるフジフジに悶々とするストコ・・・だと禿げ萌え
0163実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/08(日) 02:20:37.180
新曲の中ジャケって日食のデザインなんだね…
真っ黒な満月てそういうことなのかな
ますますアベくんのこと思わずにはいられない曲になっちゃったんですけどスットコさん
0170実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/08(日) 17:05:19.820
アベの淫夢見てたら突然ハルキが壁破ってきてストコ大混乱
「ひとりでなにしてたんですか」
「な、なにもしてねえよ」
で襲われるストコ

だめだ、壁を破ってきたらどうにもギャグにしかならんw
0177実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/09(月) 19:20:24.330
∬`ー´∬ちばさん!! ドゴォッ  ミ`<_´;彡 うおおっ!?!?!?!?

\川´_J`川ノ ちばくーん! ドカァンッ ミ`<_´彡 何?

(#・ω・`)
0178実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/09(月) 21:24:31.35i
ミセル時代にホテルのバスタブで味噌汁作ったり、ベット立て掛けたり、お店破壊したりしてるから、意外と壁の一枚や二枚なんてことなかったりしてねw
0179実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/10(火) 09:47:00.370
だって、ミッシェル時代は悪いこと教えてくれる
広島ツインタワーの鬼い様達がいましたもの。
・・・鬼い様・・・? 限定されてしまったw
0183実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/11(水) 12:55:03.34O
ハルキにめちゃくちゃにされて泣く(鳴く?)ストコさんを、また夢の中で鬼い様が慰める(鳴かす?)んですね、分かります
0184実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/11(水) 15:33:27.80i
183とはいい酒が飲めそうだ

夢でも現でも鳴かされて色気ムンムンなストコがあのエロエロなレッドアイパフォーマンスでフジケンを誘惑するとなお良い
0185実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/11(水) 20:31:57.850
184様とは涙目で悶えるストコさんをつまみに酒を飲みたいものです

ああもう、エロすぎなレッドアイパフォ! しらっとした顔のフジケンも
思わず挑発されて誘惑されて、「そ、そんなつもりじゃ、つか、身体、
持たねえ・・・」ってヤられちゃうストコさん、萌え
あ、するとその声を聞きつけてまたハルキが・・・
0187実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/12(木) 00:48:46.220
>>185
それたまらん

イヤイヤしながらもフジケンの広島弁にアベを重ねて乱れちゃったり。
フジケンも実は分かっててわざと・・・

ハルキ嫉妬の嵐
無限ループですなw
0189実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/12(木) 11:54:50.970
すごくイイ。すごくイイんだが、やっぱり壁を突き破ってくるとギャグにしかならん…


……い、いや…それでもイイ……ハァハァ
0197実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/12(木) 17:43:43.46i
アベくんに開発されまくってもはや一人じゃ満足できない・・・でも心はアベくんだけのモノ、な一途ビッチストコもやぶさかではない。むしろ大好物。
0202実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/12(木) 20:24:42.730
 違う。
 あの上機嫌な猫の目を持つ長身のあの人は、もっと、違う触れ方をした。
 指の腹で、焦らすように。
 気持ちいいところをわざと、外すように。
 そして焦れて焦れて喘ぎの形に口を開くおれに、唇を落とした。
 触れて。
 離れて。
 また触れて、そして舌を深く、差し込んで。
 明け方近くに黒いシルエットの、長い指を持つ男の夢を見た。
 思わず喘いだおれの、あまりにもの声を心配して駆けつけてくれた
ギタリストとベーシストが、なぜか今、おれの身体を撫で回している。
 でも。
 違う。
 触れ方が。
(アベ、君……)
 違う。
 もどかしさだけが、背中を這い上がっていく。

 みたいな感じですか?
0205202続き2013/12/13(金) 09:29:09.860
ハルキもケンジ君も書いたことないんで、変だったらごめんなさい。
ただのアベ好きで本当に申し訳ない…ですが、続き書かせていただきます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 明け方の夢は生々しくて、触れられた指の痕、その感触がまだ残っているよ
うだった。何度もイかされて達した、長い指で、薄い唇で、熱い口内で。放っ
ても放っても足りなかった、もっと混ざり合うために空っぽになりたかったか
ら。注ぎ込まれて満たされたかった、抱きしめられて腕の中で形を変えたかっ
た、どうしようもなく溶けてひとつになりたかった。
 多分おれは、夢の中で泣いていたんだと思う。
 噛み付くようなくちづけを交わして、痛いくらいに舌を絡めて。
 痛みだけが真実だと知っていた、だから噛んで欲しいと懇願した。
 肌の、どこでも。
 身体の、どこでも。
 余すとこなく痛みを残して欲しいと、それしか信じられるものはないのだと。
 消えない傷が欲しかった。
 視界に入るたび、抱かれたのだと確信できる傷を。
 愛されたのだと、錯覚できる痕を。
 夢だと知っていた、分かっていた、だってあの男は、おれの胸に今でも住み
着いて離れることのけしてないあの男は、夢の中にしか出てきてくれない。
 何度も、叫んだ。
 喉が千切れるくらいに。
 叫んで、叫んで、夢の殻が割れてしまうくらいに叫んだ、もっと、と。
 溶けて混ざり合いたい、深く沈むように、もっと、もっと、と。
0206202続き2013/12/13(金) 14:59:54.220
 その声は、まだ群青色の明け方に思ったより響いてしまっていたらしい。ホ
テルのドアを乱暴に叩かれて、チバさん、チバ君、と呼びかけられる声で不意
に覚醒した。
 背中に熱い汗をびっしょりとかいていて、なのにそれは空気に触れてすぐに
冷えた。身震いするくらいに。
 びしょ濡れのまま、まだ半分夢の中にいる足取りでドアを開けると、左右の
部屋にいるはずのケンジ君とハルキがいて。なに、と聞けば、こっちのセリフ
です、とハルキにまず怖い顔をされた。
「なに叫んでんですか、なにがあったんですか!」
「な、なにっ、て……」
 アベ君が。
 夢の、中で。
 口ごもるおれの目の前に、腕が伸びる。思わずびくついて目を閉じかけると、
ケンジ君が指先で濡れて額に張り付いていたらしい前髪をそっと払った。
 あ、と。
 驚くほど甘やかな声が出てしまって、自分が一番動揺したと思う、でもびっ
くりしたように目を丸くしたのはケンジ君もハルキも同じだった。ただ、ハル
キの方が細い目をますます細くして、唇の端で笑って。
「いやらしい夢でも、見たんですか」
「なっ……、」
「なんだ」
 よく見れば、とケンジ君の指が離れた代わりに、ハルキの白い手が伸びた。
 頬に触れてくる。
 おれは少し逃げるように顔を逸らそうとしたのに。
「顔、赤いですよ」
「あか、く、なんて、」
0207202続き2013/12/13(金) 21:53:38.020
「チバさん」
 低い声でやわらかに呼ばれる。びくんと身体が跳ねてしまったのは、夢の中
で似たような呼び方をされていたからかもしれない。
 ゆっくりとまばたきをして、恐る恐る上目使いになりながら相手を見て。
「シャツ、汗で濡れてんでしょう?」
 着替えないと。
 ハルキが当たり前のようにおれの肩を押して、部屋の中へと入る。ケンジ君
が戸惑ったような顔をしながらも、チバ君、と小さな声でおれの名前を口にし
た。
 あの細く静かな男には足りない身長の、けれど時折どこか同じ言葉が混じる
彼に、あんな夢を見た後のおれが影を重ねないままでいられるわけがなくて。

 脱がされたシャツはどこに放られたのか分からない。
 ベッドサイドの、淡いオレンジ色をしたライトだけが点けられていた。厚い
灰色のカーテンは昨夜しっかりと閉めなかったらしい、隙間からまだ群青色の、
けれど少しずつ白っぽく変化しつつある朝が空気を染めているのが見える。
 ハルキのやわらかな髪がおれの顔をくすぐる。
 若い肌の匂いがする。
 二の腕を掴まれて、引き寄せられるようにして唇は重ねられてた。ケンジ君
はまだ戸惑った色のオーラを全身から発しながらも、ベッドのふちに腰掛けて
いる。
0209202続き2013/12/13(金) 22:09:46.860
 呼吸のためにわずかな隙間をあけた唇の、隙を狙ってハルキの舌はもぐり込
んできた。静かに探られて、頬の内側を舐められる。舌を絡められて、甘い声
を引き出される。
「ん、う……、」
「いやらしくて淋しい夢だったんですか」
「な、に……、」
「だってチバさん、淋しいときのが色っぽい顔するんですもん」
 罪な顔ですよ。ハルキが一度目を伏せて、次のまばたきで視線を合わせてく
る。前髪で隠されている細い目が、強い光を宿しておれを射抜く。静かに自分
のシャツを脱ぎ捨てて、胸を合わせるようにして抱きしめられた。汗で冷えて
いたおれの身体に、体温はじんわりと移る。
 でも。
 違う。
 おれの肌が馴染んでいる体温とは違う温度。
 拒否するわけではない、でも。でも、覚える違和感。それは頭の片隅に引っ
掛かって、ここにいない人物の存在をむしろ濃く感じてしまう。
 首に回された腕。
 肩口に落とされた唇。
「淋しい顔、してんですもん……」
 くぐもった声を皮膚で聞く。
 うん、とおれは声に出さないまま頷く代わりに目を閉じる。
 不意に後ろから違う手が伸びて、おれの頭をくしゃりと撫でた。ケンジ君だ
と分かっていたのに、違う名前を呼びそうになった。一瞬。だから、慌ててハ
ルキの首元に唇を押し当てた。声が漏れてしまわないように。
0210202続き2013/12/13(金) 22:23:06.580
「……ハルキ、もうやめとけ」
 ケンジ君の声がする。髪をかき混ぜる手は伸びたまま。触れられたまま。
 ハルキは答えもせず、おれの背中に腕を回してそっとてのひらで撫でた。
 アベ君なら。
 呼吸が止まるくらいに強く抱きしめるだろう。ぎゅうぎゅうと、おれが息も
絶え絶えに離して欲しいと懇願してもまだ力を込めて。そしてある瞬間ふと力
を抜く。くつくつと喉の奥で笑いながら。あの細い身体のどこに、こんなにも
の力があるんだろうと思わせられるような強さで抱いておいて、本当に不意に、
突き放すみたいに手を離すから。
 おれはいきなり不安になって、あんなに離して欲しいと苦しがっていた腕の
中へ自分の身体を押し込んで、首にかじりつくようにして抱きついてしまう。
 そんな、やり方で。
 アベ君は、いつだっておれを簡単に手に入れた。
 ハルキとはまったく違う体温で。
 肌の匂いで。
 手の、感触で。
 ハルキの手はやさしい。強引な顔をして部屋に押し入ってきたって、そんな
のは少しも強引なうちに入らない。ケンジ君はもっとやさしい。耳馴染みのあ
るイントネーションが時折混じる。ケンジ君の言葉に、おれは時折違う人を見
る。
 本当は。
 いけないことなのだと、分かっていても。
0214202続き2013/12/14(土) 17:59:28.460
「ふたり、まとめて、くれば?」
 おれは喉の奥で笑ってみる。どうせどんな手がおれを抱こうと、触れようと、
撫でようと、アベ君の感触は消えない。むしろ生々しく思い出されて肌に残る
だけで。違う、違うと首を横に振りながら、猫みたいに腰を振る。あの男じゃ
ないと、そう思いながらも他の男の熱い塊だって結局飲み込む。
「ハルキ、」
 おれを滅茶苦茶に、して?
 疑問形の跳ね上がる語尾、でもそれは挑発。
 跳ねるようにして一度離れたハルキが、おれの唇を奪いに顔を寄せる。髪を
撫でている手に、自分の手を重ねて、おれはケンジ君の手首を探って掴む。引
いて。きてよ、とハルキの唇を受け止める一瞬の隙間でささやく。
「チバ君……、」
 ケンジ君の声が、耳元に落ちる。ぎしり、とベッドが軋む音が。シーツの上
に手をついて、こちらに近付いたのだと分からせる。空気が揺れる。
「なにを、」
 忘れたいことがあるの、と小さく聞かれて、おれはハルキから下唇を吸われ
てうっとりと閉じていたまぶたを押し上げる。後ろから伸びた手が、おれの目
を覆う。耳の裏にくちづけられて。そのまま、舐められる、ぱくりと齧られる。
「あっ……、」
 ハルキの指が首筋を撫でおろして、鎖骨を撫でる。てのひらで輪郭を確かめ
るように触れられて。
「忘れたいことが、あるんですか」
 ハルキにまで聞かれた。ねえよ、とおれは深く考えることもなく即答する。
 ない。
 忘れたいことなんて、なにも。
0215202続き2013/12/14(土) 21:00:28.260
 視界は覆われて暗い。手の大きさは、でも、少し。違う。
 ああ、違うことだらけだ。
 違うものを並べて違う違うと比べて、そしてますますあの男を自分に刻みつ
けて。
 きっと死ぬまでおれはあいつのものなんだろう。
 あいつの、もの、なんだろう。

 胸をすべる指先が使い道のない突起をこすり上げる。
 首をひねるようにして後ろを向かされ、ケンジ君と唇が重ねられる。
 まわされた腕がへその辺りに巻きついて、おれの腰を引き寄せて。そうすれ
ば、ハルキが取り戻すようにおれの首へと歯を立てる。
 もっと。
 振りだけじゃなくて、噛んでいいのに。
 歯形を、残せばいいのに。おれが涙をにじませて、痛いからもう、と懇願す
るくらいに力を込めればいいのに。痛いからもう離せ、と。
「チバ君……?」
 くちづけの途中で笑ったのが気になったらしい、ケンジ君が不思議そうな声
で聞く。なんでもない、と答えて。
 こんなに胸が痛むからもう離せ、と懇願しても、あの黒く細長い男はにやり
と笑うだけで今でもけして離してくれないんだな、と思って。
 きっと今夜も、おれはアベ君の夢を見る。
 まだ夜の明け切らないうちから、それは確信としてある。
 今夜も、アベ君は夢でおれを鳴かすだろう。
 それはもう、間違えようのない確信として。おれは知っている。
0216202続き2013/12/14(土) 21:51:55.630
 誰にも真似できないやり方で、誰にも似てないやり方で、おれの肌に刻まれ
るアベ君の影を。死ぬまでそれを引きずっていくだろう、自分を。
「――早く、滅茶苦茶に、しろよ」
 滅茶苦茶にして、夢の中に沈めて。夢の中で、アベ君が目を細めて笑うよう
に。ほら、オレ以外の男じゃダメなんだろう、と言ってくれるように。
「早、く……、」
 ケンジ君の手が移動しておれの肩から包み込むようにして抱きしめた。ハル
キが唇を奪い返すためにおれの顎に指を沿わせる。そっと、顔を向けさせられ
て。
 おれは再び瞼を閉じる。
 ここにない手を、指を、体温を、肌を、匂いを、そのすべてを強く思いなが
ら。目の前の男ふたりよりも、もっともっとその影を濃く感じながら。唇だけ
で形作る愛しい人の名は、どこにも届かないまま、明けはじめる朝へと、溶け
る。
――――――――――――――――――――――――――――――――
お、お粗末さまでした、エロくもなく壁も突き破らず、本当に
申し訳ないです・・・お目汚し、失礼いたしました・・・
0224実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/25(水) 23:35:58.280
|彡oО(ひ、久々すぎてどうしていいかわかんなくてとりあえず隠れたはいいけど、ク、クリスマス終わっちゃうじゃん)


|彡oО(…アベくん)


|ア、アベくん!≡ミ;*ノ`_ゝ´彡ノ);゚皿゚)ノうおっ!?
0225実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/26(木) 00:54:12.210
サンタクロースが死んだとか言ってるわりに、クリスマス好きだよねスットコ
イベント好きの彼女持つと大変だねアベくん
0226実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2013/12/26(木) 03:11:29.17O
イベント好きでお揃い好きでプレゼント好きなミ`_ゝ´彡


性なる夜の妄想が止まらないよ…
さくやはおたのしみでしたね
0227実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/01/01(水) 05:33:05.40I
らすへぶ密着みたら、チバがアベのギター使うしマイク使うしでハゲ萌えた。
0239実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/03/14(金) 01:21:24.520
「ね、ねぇ、ブランドのさぁチョコってどれがうまいの?」

コウジくん甘いの詳しいじゃんか、とチバが聞いてくる。
俺はケーキ屋でバイトしてただけなんだけどねぇ、それならキュウも一緒だし。

「ゴディバじゃん?有名だし」

チョコなんざ貰っても買う事ないし、知らないけど
親切な俺は答えてやる。

「さんきゅー!ゴディバね!…ゴディバ…ゴディバ…」

革ジャンを羽織ると打ち合わせ中だというのに部屋を後にしやがった。
0240実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/03/14(金) 01:24:21.370
「あらま、もうそういう季節?」
「事務所に届いたチョコで気づいたんだろうねぇ」

事務所の隅にはダンボールに積まれた、チョコ、チョコ、チョコ。

まぁ、今遅刻してる黒くて長い人物が喜ぶだろうね、チバ。

「あぁ〜そういう事か、てか打ち合わせにならないべや!」
「まぁまぁアベくんもそろそろ来るし、アイツも帰ってくるっしょ、ハイ」

「コウジくん?」
「ケーキ久し振りに作ったんよ、食べちゃおうぜ」

そんなバレンタインデーがあったのが一ヶ月前。
0241実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/03/14(金) 01:38:22.170
「ブランドもんのチョコってどれがうまいの?」

ウエノ甘いの詳しいじゃん、とアベくんが聞いてくる。
俺はケーキ屋でバイトしてただけなんだけどねぇ、それならキュウも一緒だし。

「ゴディバじゃん?有名だし」

チョコなんざ貰っても買う事ないし、知らないけど
親切な俺は答えてやる。

「さんきゅ、ゴディバね、どっかで見たなぁ」

革ジャンを羽織ると打ち合わせ中だというのに部屋を後にしやがった。
0242実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/03/14(金) 15:37:38.150
「あらま、またそういう季節?」
「事務所に届いた葉書で気づいたんだろうねぇ、アベくん葉書見るんだ」

事務所の机の上には数枚の葉書。

まぁ、今遅刻してる酔っ払い遅刻野郎が喜ぶだろうね、アベくん。

「あぁ〜そういう事か、てか打ち合わせにならないべや!」
「まぁまぁアベくんもそろそろ来るし、アイツも帰ってくるっしょ、ハイ」

デジャブってやつだなぁと、煙草に手をのばす。

「はい」
「キュウ?」
「ケーキ久し振りに作ったの、お返し…」
「ありがと、食べていい?」

そんな、今日はホワイトデーだ。
0244実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/03/15(土) 15:35:58.160
終わりです。
前長いの投稿して後悔したのでリベンジに小ネタを。
誤字ミスだらけですみません…

では名無しに戻ります
0249実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/03/27(木) 14:27:03.90i
メンタル板で人を嵌める事だけに専念する執念深い馬鹿キモい長い顔の安い肉臭い野郎が長い仕事も出来ない挨拶も出来ない発達障害でゴミゴキブリ長屋に住み着く還暦カップル長安は嫌われ者の崩だろうね
0250実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/04/27(日) 17:17:33.37i
1人暮らし板でしつこく絡むネット犯罪者MOが一ヶ月の食費がたった一万の10円の野菜がどうのこうのとうるさいハゲキモい糸しじみ目豚ぶすじじい付きまとうな
1人で一ヶ月の食費が3万以上のuを執拗に嵌めるな
0255実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/06/15(日) 11:15:01.13i
ツアーでレッドアイやってくれた。
襟足掴んだまま左右にぷらぷらしながら歌っててスットコエロ過ぎたまらん
0257実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/07/10(木) 22:11:37.830
ミ*`_ゝ´彡 あ、ありがと…


広島ライブの日のお墓参りはメンバー・スタッフで行ったのかな
皆でアベくんの話とかするんだろうか
0258実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/09/28(日) 22:39:20.660
今日の郡山すごい可愛かった…
ハルキも後半戦吠えまくってるし、きっとエロ可愛なチバさんに煽られてんだな。
0259実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/09/30(火) 01:07:44.890
チバさんエロい
0260実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/09/30(火) 02:04:49.710
赤シャツや柄シャツは色気ダダ漏れでエロすぎるから黒タックなんだな。
でも、黒タックでもエロさは抑えきれてない…
0261実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/09/30(火) 14:45:56.21O
黒タックはフジケンとお揃いにしたいんでしょ
黒シャツだとあからさまだからタックにしてごまかしてるんでしょ
でもフジケン鈍感だから白シャツ着てきたりして、その思い通りにならない感も好きなんでしょ
0262実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/09/30(火) 16:51:15.840
>>261
なるほど!
いじらしくて可愛い
0263実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/09/30(火) 17:03:26.920
ペタんと八の字に座ってるチバさんに咥えさせてご奉仕させたい
んで、全部咥えられなくて涙ぐんでるチバさんをエラさんに虐めて欲しい。

ケンジくんとかハルキとかのも咥えさせたいけど二人はいじめなそう
0264実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/10/10(金) 17:58:58.730
「それでは皆さんお疲れ様でしたー!」

っていうガイチの声で宴もたけなわに解散する。

ハルキはタクシー、ケンジくんは代行でそれぞれ帰ってく。


さて、うちの大将はどうするのかね。



「チバさん、もう一件行きます?」


「あーいいやぁ、また今度な」

あら珍しい。でも、律儀にまた今度っていうあたりが優しいっつーか酒好きっつーか。

「キュウ帰んの? タクシー?」

「明日の夜からリハですからね。 乗ってく?」

「んー、乗ってく。」

久々に2人での帰宅。
ちょっと嬉しい。特に今日みたいなライブの後は。

「疲れたでしょ。起こしてやるから寝ちゃいな」

タクシーに乗り込むなりうつらうつらし始めたチバに声をかける。

「わりい、ちょっと寝る」

肩にかかる心地よい重み。
あー隣にチバがちゃんといるんだって実感する。

昔は俺がこうやって肩借りて寝てたな。
もう片方にコウジくんが寄りかかって重い筈なのに振り払いもしないで…
0266実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/10/20(月) 00:39:58.040
続きです



優しい奴なんだなってその時思った。

優しい奴だから、色々考えてパーティーを終わりにして…
その事に可哀想なくらい責任感じてたんだ。

でも、またパーティーは始まって。一緒に行こうって歌ってる。

COME TOGETHERって歌ってるの聞いて多分俺が一番嬉しかった。
チバが「また一緒にやろうぜ」って言ってくれたときと同じくらい。

まだコイツの後ろで細くても力強い背中見ながらバカスカ叩けるんだって。
やっぱりアンタの後ろで叩くのは特別なんだよ。


だからさ、お互いやれる所まで一緒に行こうな。

そんなことを考えながら、運転手さんに行き先変更を告げる。
チバの家じゃなくて俺の家に。

バンドは二人じゃできないからね。

なんだかんだチバの事が大好きな他のメンバーがリハが始まったら何かと構いたがる。
それまで、つかの間の独り占めだ。

俺の家まで後少し、お持ち帰りなんて久しぶりだな、なんて思いながらそっとチバの手を握る。
0268実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2014/11/02(日) 23:37:30.670
ブリッツ終了〜。
くそったれでハンドマイク来ないかな?って思ってたけどなかった〜。

きっとハンドマイクだとフラフラどっか行っちゃって心配だから彼氏に止められたんだな。
0269実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/04/16(木) 15:18:09.890
ようつべに塩化ビニール地獄がアップされてる!29のチバかわいすぎる(´Д` )
0270実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/05/10(日) 11:08:41.020
新曲のmvのメンバーの衣装は全部チバさんの…
どーしよ、ハルキとか「チバさんの匂いする」とかクンクンしてないかな
0272実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/05/17(日) 23:01:05.640
アイノーの衣装はみんなチバさんのみたいですよー
0275実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/08(月) 06:52:09.540
野音終了!

髪の毛切ったちばさん可愛かった!

MCで「さっき飛行機飛んでたよ。それ見てたら間違えちゃった」(Baby you can で盛大に歌詞飛ばし)とか
「空が綺麗だね。 これが続くといいな(最後消え入りそうな声)」とかもう可愛くて綺麗で大変でした
0276実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 02:57:17.560
彼とバンドを始めてから数年、彼が前のバンドを…俺を虜にしたバンドを終わらせてから、随分と時間が経った。
彼はもう、スーツ姿で唄うことはない。
あのヤクザみたいなスーツは、もう着ない。
彼だけじゃない。
あの頃、今俺が立っている位置にいたベーシストも、今も変わらず彼の背中を見ているドラマーも、あの頃のスーツで演奏することはない。
今ではもう実体を持たないギタリストも、晩年はスーツで演奏することはなかったと聞いている。
あのスタイルは、あのバンドのためだけのものだったのだ。

そんなことを考えると、俺は決まって複雑な気持ちになる。
今のこのバンドが、あのバンドの延長にあるものだったとしたら、俺はここでベースを弾いてはいないだろう。
違うからこそ、いいのだ。
それなのに、この気持ちはなんだろう。
このバンドは、どう頑張っても、あのバンドのようには「なれない」という、ある種の劣等感にも似た感情が、俺の頭をじわじわと浸食してくるのだ。
その根源が何なのかということは、実際のところ、わかっていた。

それは、汚い感情。
俺の、彼に対する憧憬と慕情。
そして、彼を愛し、彼に愛された、あのギタリストへの羨望と嫉妬。
それが、いつでも俺を苛んでは壊す。
0277実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 02:59:51.930
「…チバさん」
ベッドの中、身体を起こして声をかけると、彼はいつものように気怠そうに返事をして振り返った。
歳を重ねても輝きを失わない瞳。俺を縛り付ける、その眼差し。
「俺、スーツ似合うと思います?」
試すつもりなどまったくなかった、といえば嘘になる。
ただ、彼の答えが欲しかった。

「ハルキにスーツ、ねぇ……」
彼は煙草を銜えたまま、小さく笑う。
「…似合わねぇよ、多分」
ハルキには似合わない、と自らその言葉を咀嚼するように呟く。
それは、柔らかで、しかし明らかな、拒絶。
彼は、俺の言わんとしていることを知っている。わかっている。
そうでしょう?
だから、そんな顔をしているんだ。
触れさせたくないものに触れられたときのような、不愉快そうな表情、隠しきれてないですよ。

「ハルキはさあ、やっぱり、つなぎがいいと思うね、おれは」
最近着てないけどさ、などという、紫煙とともに吐き出される言葉は、当たり障りのない俺への肯定的なもので、その気遣いともいえないような気遣いは嬉しいが、そんなものは求めていない。

あなたは優しいから、その優しさ故に、酷い人だ。

「じゃあ……」
「ん?」
「チバさんは、またスーツ着てやりたいですか?」
今度は、一瞬だったが、はっきりと顔をゆがめた。
昔のあなたなら、そんな表情を浮かべるが早いか、機嫌を損ねたんでしょうね。
何が言いたいんだ、と掴みかかることもできたかもしれない。
だけど、今のあなたはそんなこともしない。できない。

「なに、ハルキ、スーツでやりたいの」
「そういうわけじゃないですけど」
真顔で返すと、大きく息を吐いて、ソファに深くもたれた。
ぼんやりと天を仰ぐ、その横顔にすら、劣情を煽られる。

「……やりたくねぇな」
ぽつり、とこぼれたその言葉は、沈黙に揺らいで、消えた。
その瞬間に、彼の中の拭い去れない過去の大きさが、実感を伴って俺の胸を突き刺した。
0278実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 03:02:24.190
恐らく、恐らく彼は、自分で墓穴をこしらえて、あのバンドを葬ったのだ。
未練も、後悔も、すべて放り込んで。
悲痛な表情を浮かべながら、土をかける彼の姿が脳裏に描かれる。
そこに立てられた、彼の胸に揺れるネックレスに似た十字架。そこに、かつての仕事着だったスーツがかけられ、揺れる。
その墓場に、俺は踏み込もうとしていた。そして、いつでもそれが許されることはなかった。
きっと、手を合わせることさえも、許されることはないだろう。
果たしてそこに、何があるのか。

俺は知っている。
自分の誕生日さえ忘れるような彼が、あのギタリストの命日を忘れないことを。
似合わない、質素な花束を持って、毎年欠かさずに会いに行っていることを。

彼の心は、今でもあの男のものなのだ。
どれだけ身体を重ねようと、どれだけ愛を囁こうと、決して手に入ることはない。

それに気づいた日から、俺は何度胸の中で呪詛の言葉を吐いただろう。
あなたはいつまでこの人の心を縛るのか。
いつまで、この人の心を独り占めするつもりなのか。
0279実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 03:04:07.210
「…大切、なんですね」
「なにが?」
「あのバンドも、あの人も」
彼のらしくもない冷静さは、そこでようやく尻尾を出した。
露骨に嫌な顔をして、イラついた様子で煙草を灰皿に押し付ける。

「……ハルキ」
「わかってます」

そう、わかっている。
このバンドも、彼にとって間違いなく大切だってこと。
他人に、あのバンドと比べるようなことを言われたくないこと。

でも、事実でしょう?
暗い部屋の中で、俺の中に、彼の姿を重ねようとしていること。
そして、それに失敗し続けていること。
全部、全部。

「別にいいんです、わかってますから」

あなただって、わかっているんでしょう?
あなたはどんなに頑張っても、彼を忘れられない。
俺はどんなに頑張っても、彼のことを忘れさせられない。

でも、だから。
だから、せめて。
言葉だけでも。

「俺にも、言ってください」

愛してる、と言えなんてわがままは言わない。
せめて、好きだ、と。
それだけでいいから。

ざまあみろ、と笑われた気がした。



空気読まずに暗いの上げてごめんなさい、逝ってきます…
0280実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 07:17:43.090
ハルキ…
0281実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 07:21:35.730
硬い指

ライブ終わりとかの移動の時、車で移動する時は大体みんな座る場所は何となく決まってる。

助手席にはキュウ。
これはミッシェルの頃から変わんない。

2列目にはケンジくんとガイチ。


んで、3列目に俺とハルキ。


別に俺は席にこだわりとか無いし、ハルキも多分ないんだと思う。
几帳面な奴だから先に来たら奥から座る。とか考えてんのかもしれない。
時々、前に座ってるし。

でも、どこに座ってても俺が隣になるとハルキは俺の手を握ってくる。

さすがに他の奴と話してる時とかは握ってこないけど、みんなそれぞれなんかやっててこっち見てない時は絶対、シートの上で俺の手を握ってる。

「握っていいっすか?」とか確認もないし、ケータイ弄ったり本読んだりしながらこっちも見ずに、両手使う時はもちろん手を離すけど、終わるとまた普通ににぎってくる。
まるで、そこが定位置みたいに。


別に握られる事が嫌とか気持ち悪いとかはない…
俺の手よりデカいなーとか、やっぱベース弾くから指先硬いなーとかは思うけど。
ただなんでそんな男らしい手の男が40過ぎた綺麗でも何でもないオッサンの手なんか握ってんのかなってのは気になる…
0282実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 07:32:20.150
スタジオでビールを飲みながら今日作った曲を聴く。別に真剣にチェックとかしてる訳じゃない。
キュウもケンジくんも帰ったし、何となく飲みながら聴いてたら帰るタイミングを失ったって感じだ。

んで、多分俺の隣でコーヒー飲みながらパン食ってるハルキもそんな感じだろーな。
俺が帰らないから帰りにくいのかなー。
電車で帰るのめんどくせーな。ハルキに送ってもらおっかな。
つーか、コイツこんなところでも手握るんだな…
まぁ、いつものことだしなぁ。

そんなことを酔の回った頭で考えながらハルキに送って貰おうと口を開いたら全然別の事が口から出た。


「なーなーなんでそーやって俺の手握ってんの?」
言った瞬間自分でも驚いた。
言うつもりのない事を喋ってしまう程酔ってたのか、それとも無意識に聞くほど気になってたのか…
でも、ハルキの驚きようは俺のそれ以上だった。
0283実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 13:09:01.460
「ゴホッ ゲホッゲホッ」
食ってたパン盛大にむせながら、何でって顔でこっちを見てくる。
なんだよその顔。気にしてないとでも思ったか、男が男の手日常的に握ってんだぞ気になるに決まってんじゃんか。

そんなことを思いながらもむせてるハルキにビール…じゃなくて水を渡してやる。
「すいません…」
ようやく喋れる様になったハルキが小さく呟く…。

「大丈夫かよ」

「大丈夫ッス。でもなんで?」

「何でってなんだよ」

「なんで今さらそんな事聞くんすか?」

「いや、なんか聞きたくなって」

聞くつもりじゃなかった事は言わないでおく。そんな事を言ったら何にも言わなそーだし。

「覚えてんのかと思ってた…」

「はぁ?何をだよ」

「初めてアンタの手握った時の事ですよ」

あ?いつだ?
いつの間にか習慣的に握られてたから初めてなんて…

「アベさんの葬式の時っすよ」


「アベくんの?」

俺が覚えてない様子なのを悟ったのかハルキがポツポツと喋り始めた。
0284実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 13:16:39.280
「アベさんの葬式の時つーか、葬式が終った
後ですよ」
「あんたの背中すっごく心細そうで薄っぺらく見えて、手でも握ってなきゃ糸の切れたタコみたいにどっか行っちゃうんじゃないかって。だから、聞いたんすよ。帰りに『手引いてきますけどいいですか?』って、あんたなんも言わなかったけど頷いたんすよ」

「全然覚えてねぇや」

「でしょうね、あんただけじゃなくってみんな放心状態って感じだったし俺だってあんたの事気にして手ひいてなきゃ同じだったと思うんで」

「じゃあなんで今も握ってんの?
まだ俺どっか飛んでいっちまいそう?」

「いや…今のチバさんは俺が手なんか握ってなくても飛んでいかないと思います…今はただ俺が握ってたいんす」

「なんでだよ?まさか俺の手掴んでないとお前が飛んでくの?」


「違いますよ!俺が手を握ってんのは…あんたのことが好きだからですよ…憧れでも勘違いでも何でもない、一人の男としてあんたのことが好きなんです」

「嘘だろ…そんな…俺男だぞ」

「男でもなんでもあんただから好きなんすよ。そもそも好きでもなかったら男の手なんかずっと握らないですよ」
0285実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 13:20:11.320
なんだこいつ。
こんな恥ずかしい事ベラベラ喋るやつだったか?


「チバさん顔赤いっすよ」

「うるせー。酒飲んでるからだよ!」

「じゃあ、少しは俺の事好きっすか?」

「はぁ?」

「はぐらかさないでちゃんと答えてください。」

なんだよコイツ。もともと負けん気の強い奴だけど、なんで今日に限ってこんなに強気なんだよ。
てか、また手握ってるし

「…嫌いじゃねーよ。つーか、手握られてんのも嫌じゃない位にはお前の事好きだよ。でも、それが男としてなのかなんてわかんねー」


「そうすか。良かった。チバさんが俺の事嫌いじゃなくて」

俺の訳わかんない答えにハルキは怒らないで、むしろ嬉しそうで…。
なんだこいつ訳わかんねーな。


「じゃあ、帰りましょうか。送りますよ」

「いーの?」

「いいっすよ。てか、そんな顔赤くしてる人電車に乗せらんないでしょ。可愛すぎて」

「何言ってんだよ。バーカ」


「バカでいいです。だから一緒に帰りましょ」
0286実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 21:37:01.610
そーゆうとハルキは駐車場に歩き出した。
途中、ほかの部屋にいたスタッフに挨拶するときは離したけど俺を助手席に乗せる時までずっと手を握ってた。

「なに?歩く時も握んの?」

「だって流石に運転してる時に手は握れないでしょ。その分握っとかないと」

「なんだそれ」

「まぁ、いいじゃないっすか。行きますよ」

運転してる時は手握れないって言ってるわりに信号待ちになると手握ってくるじゃねーかよ。こんなにベタベタする奴だったか?
んな事思いつつ運転席に近いところに手置いてる俺もなんなんだって感じだけどな。
でも、ホントに男に手握られてもやじゃないとかもしかしたらホントにコイツの事好きなのかもな…。

「つきましたよ」
色々、ぐちゃぐちゃ考えてたら俺んちに着いてたらしくて、ハルキは運転席から出て助手席のドア開けて当然みたいな感じで手を差し出してた。…んだよ、俺は女じゃねーぞ。

手つないで俺の家の前まで歩く。
マジで誰も通らなくてラッキー。


「じゃあまた明日。飲みすぎないで早く寝てくださいね。」

「えっ寄ってかねーの?」

「いや、今日はやめときます。なんかこれ以上一緒に居たら色々しちゃいそうなんで。」

「色々ってなんだよ」

「色々っすよ。じゃあまた」

ハルキはニヤッと笑いながらそう言って帰っていった。

「アイツ、絶対に今日で頭おかしくなったな」
ブツブツ言いながらもハルキに握られてた手が熱くて仕方なかった。
0287実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/06/15(月) 22:29:32.580
ハルキにグイグイ押して欲しかったんです。
0289実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/07/14(火) 04:23:19.080
「うおっチバじゃん」

行きつけの居酒屋の扉を開けると奥の座敷に後の祭り状態の散らかった広いテーブル
そこには突っ伏し、友達にほっぽってかれたのであろうチバが置かれていた。

触らぬ神に祟りなし、今日は違う店で飲むか。

「…こーじくん、みんなはぁ?」

「いや、俺に聞かれてもねぇ、帰ったんじゃないの?」

タイミング悪くむくりと起き上がるチバ、ピンポイントで話しかけて来たチバ
こりゃ面倒くさい事になるぞと、経験で分かる俺は右手をヒラヒラ降って「帰りますよー」ジェスチャーを取る。

「コウジくん、飲もうよ、そんな気分なんだわ」
「いやー俺もう飲んだから帰るんよ」
「嘘つき、さっき来たの知ってる、俺見てうおーて言ってたじゃんか」

派手に散らかしてる割には普段通り喋るチバに少し吃驚した。
珍しいモン見たな、という感じと少しくらいならいいかなという軽い気持ちで奥の座敷に上がった。
0290実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/07/14(火) 04:43:56.930
ゆっくりとグラスを鳴らして小一時間

昔みたいに裸で馬鹿騒ぎしたり、テーブルの端から端までスライディング、店を破壊
等はしなく、大人な雰囲気が流れる。

いや、あの時もいい大人だったんだけどね。

チバは横で最近見つけたレコードの話とか、スタジオの近くの猫は俺が育ててんだとか、骨折したとかしないとか、サッカーとかの話をしている
俺も普通に返事をして、グレープフルーツサワーをお代わりした。
チバはレッドアイも、と短く言うと急に俺の肩に頭をポンと置いてきた。

「これで最後にしときな、チバ明日は?スタジオ?仕事あんの?」
「なあんもない、飲む」
「俺が来る前に結構派手にやってたんだろ?俺帰るからな」

「コウジくん」

目の前に置かれる二人分のアルコール、肩から胸元に額をくっ付けられて身動きの出来ない俺に刺さる言葉。

「俺はさ、コウジくんがさ今でも好きだから…だから置いてかないでくれよ」
0291実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/07/14(火) 05:12:20.880
から聞けばヤベェ奴だけど、勝手知っての居酒屋に長い付き合いの俺、他の客はまぁ見えるがこっちを気にしてる様子はない

10年?15年?もう少し前に聞いた、その言葉。

俺はあの時、何て言った?
覚えてる、覚えてるけど思い出したくない、胸元で鼻をすする音、もう聞きたくない

黒くてノッポのアイツに押し付けちまった感情てやつを、アイツは受け入れた感情を、もう排水溝をぐるぐる回してるだけの感情を俺は、

「…もう置いてかねぇよ」
「顔上げろ、俺の高い革ジャンでいいなら鼻拭え、もう本当にほっとけない奴だよチバは、あー学生からそうだよお前は」

胸元から引き離し、革ジャンの袖を眼前に出すと本当に鼻を付けやがった
指で目尻を拭って、頭をぐわんぐわん回してやる
チバはいたいいたいいいながら、少し笑った。

「俺はもう置いてかねぇよ、チバが向いた方向に向いてやる…要領いい俺でもやっぱ…遅れちゃうんだなぁ」

「コウジくんて、しっぱいしたパーマかけてたよね、いんもーみたいの」
「うっさいわ!」

ゲラゲラ笑って
お前も俺もこうしてマジマジ見ると歳を取ったよ
0292実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/07/14(火) 05:27:09.680
その後は特に喋らずで、同じペースでさっき頼んだ酒を時間をかけて飲んで
チバは俺が畳に置いた左手に申し訳ないくらいに手を置いて、ご機嫌そうに鼻歌なんか歌って、バラードの優しい鼻歌

俺帰るわって席を立ったから、俺も立って、勘定して、店の扉を開ける

朝日が眩しくて危なっかしい細い腕を細い腕で取って肩を並べて帰路へ

「…コウジくん、今日仕事ねぇの?」
「なんにもないんだよね、置いてかないで持ち帰っていい?」

バーカ知らねーていいながら地面を蹴るチバの腕を取りながら俺はタクシーを拾った

--------------

真夜中のテンションで書き逃げすみません
0295実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/08/23(日) 23:25:46.020
右スレにあったan×2読んだよー
「大人の男」っていう特集だったのでスットコさんには荷が重いのではと危惧してたけど

スットコさん曰く
(ライブの打ち上げで昔の友人達のケンカが始まって)そこにオレが割って入って
「まぁまぁまぁ」って、止めたからね。なんと大人になったものかと(笑)。

「大人の男」これでいいのか
0297実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/09/08(火) 08:52:26.690
音人で「歌姫には手を出さない」ってフジケンが言ってましたが姫じゃなきゃ手た出していいのかって思いました。
0298実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/10/14(水) 22:44:10.340
名古屋のラジオでハルキは真っ黒の服チバさんは白シャツって姿に悶えました。
ハルキの服の胸元が結構空いてたんですけどそこにチバさんを抱き寄せて欲しい!
0300実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/12/02(水) 18:31:15.180
>>299
吐くほど萌えました。

その状態で部屋に押し入られてしまえ!
0301実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2015/12/16(水) 00:24:44.240
HAPPY BIRTHDAYアベさん!
0303実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2016/01/07(木) 19:41:50.170
レディクレ後

「もしもし〜?」

「こうじくん?どーした?」

「いや、今までキースさんたちとチバと飲んでてさぁ、チバ寝ちゃったからホテルの部屋まで送ろうと思うんだけどチバの明日の予定教えて?」

「なんでそんな甲斐甲斐しいんだよ。そのまま部屋で寝かしとけば、朝にはちゃんと起きるべ。案外最近、チバ朝早いよ。」

「いやぁ、そのまま寝かしちゃえないから疲れて明日起きれないかもしれないし、可哀想じゃん?」

「いや、そのまま寝かせろよ」

「それはできねーよ。知ってる?旅先って燃え上がるんだぜ!」

「遊びできてる訳じゃないし、そんな歳じゃないでしょ。しょうがねーなぁ、明日は特に仕事ないけど、確かガイチが午前のキップ渡してたよ」

「サンキュー!じゃあキップの時間替えて一緒に帰るわ!!」

「明日は仕事ないけど、まだ今年ライブあんだから無理させないでよ」

「わかってるって!おたくのボーカルはちゃんとお返ししますよ」

「はいはい、よろしくね。じゃーまた」



「よし、チバー?帰るよホテル」

「んー?もう?」

「キースさんたちも帰ったよ。ほらタクシー来たから」

「んー、こうじくんも一緒?」

「そうだよ、朝まで一緒にいて、一緒に東京帰ろうな」

「んー」
0305実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2016/03/12(土) 20:28:07.760
「…嫌いじゃねーよ。つーか、手握られてんのも嫌じゃない位にはお前の事好きだよ。 でも、それが男としてなのかなんてわかんねー 」
チバさんのその一言を聞いたとき、拒絶されていないことに、正直ホッとしたし嬉しかった。
だから、これからもこの距離でチバさんの隣にいれればいいと思った。

一緒に曲を作って、旅をして隣でベースを弾いて時々手を触れられればいい。そう思ってた筈なのに…。
でも、人の欲望は底がないらしい。
もっと、好きって言って貰いたいし手だけじゃない色んな所に触れて愛したい。

だから、もういっそ受け入れてくれないなら拒絶して欲しい。
今のままじゃ辛いんだよ…チバさん。

ツアーが終わり、まとまった休みを久しぶりに貰ってトンカツと遊んだり映画観たりしながらゆっくり過ごそうと思って、部屋着のまま髭も剃らずにいたら電話がなった。

画面には[公衆電話]の文字

まさか!と思い急いで電話をとるとやっぱりチバさんだった。

「ハルキ〜?」

「はい、どうしたんすか?」

「あんなあ、今ハルキんちの近くにいんだわ。行っていい?」

「今からっすか?」

「だめ?」

「いや、いいっすよ。暇だったし。迎えにいきますか?」

「近いからいいや」

「わかりました。待ってます」

「んー」

迎えに行くか?なんて聞いたものの、そんな事が出来る格好ではない。
とりあえず、服を替えて髭を剃る時間はないなとバタバタしてる間にチバさんがやって来た。
0307実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2016/03/28(月) 18:38:00.620
「急にごめんなぁ」

「いいっすよ、とりあえず入って下さい。」

「んーサンキュー。あっこれ土産な。トンカツとハルキに」

渡された袋を見てみるとトンカツさん用と思われるオモチャが数点とビールとパン。

「何飲みます?」

「んー、あったかい紅茶」

ビール買ってきたのに飲まないのか…。
ビール飲むような時間まで一緒にいてくれんのかな?


「どーしたんすか?今日」

紅茶を飲みながらトンカツさんと遊ぶチバさんに問いかける。

てゆーか、トンカツさんチバさんにメロメロだな。
あんまり会った事ないのに。
やっぱり飼い主に似るって言うのかな?


「んー?やっぱりなんか予定あったかぁ?」

「いや、ないっすよ。あるように見えます?」

「確かになさそうだなぁ。髭生えてるし」

楽しそうにクツクツ笑うチバさん。
ほんと、こーゆうとき猫っぽくてかわいいな。
惚れた弱みってやつかな。
0308実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2016/03/28(月) 18:40:22.580
「それはいいでしょ!でも、チバさんが俺んち来るなんて珍しいから気になったんすよ。」

「んー、散歩しててさあ。公園に猫いて、そいつら見てたらなんかトンカツに会いたくなって」

トンカツさんに負けた…。
トンカツさんは可愛いから仕方ないけど、やっぱりちょっとショックだ…。


「ふーん、」
心なしか、ちょっと不機嫌に相槌をうってしまう。

「ハルキからトンカツ盗ろうとなんかしてねーから安心しろよ。トンカツだってハルキの事が一番好きだよなー?」

いや、そーじゃなくて。どっちかって言うとチバさんじゃなくてトンカツさんに嫉妬したんだけど…。

「いや、そんな事気にしてないっすよ。」

「ほんとかー?まぁ、ハルキの顔もちょっと見たくなったってのもあるけどな」

「ホント?」

「なんだよ、嘘だと思ってんの?」

「いや、だって休み終わったら会えるじゃないっすか」
俺は毎日でも会いたいけど…。

「まあ、そーなんだけどさあ。昨日、ちょっと知り合いと会って飲んでたらソイツが後輩つれてきて。」

ん?なんの話だ?
俺のちょっとした混乱をよそに昨日の飲み会の話をし始める。
0309実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2016/03/28(月) 18:46:26.420
「その後輩がななんか、昔から好きなんですーとか言って飲んでる時ずっと手握っててな」

は?なんだそれ
「なんで、やめなかったンすか」

「いや、なんかそんな雰囲気じゃなかったんだよ」

「ちなみに、ソイツ女っすか?」

「いや、男」

いくら憧れてるからって男が男の手ずっと握らねーだろ。絶対下心あるだろ。
てゆーか、そんな雰囲気じゃなかったから振り払わなかったって…。
じゃあ、やっぱり俺にたいしてもそんな特別好きって訳じゃないのか…


「でな、ハルキいつも俺の手握ってんじゃんか、なんかそれとは違うなって思った」


「なんか、ソイツに握られてる時はなんか嫌だなーってちょっと思ったんだよ」

「あんま知らない奴だったからじゃないっすか?」

「かと思ってもしこの手がキュウとかケンジくんだったらって考えたんだけどさぁやっぱりなんか違うなって思った。
いつもハルキが握ってる位長く握られてたらちょっとやだなって思った」
0310実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2016/03/28(月) 18:50:08.570
「俺、ハルキだから手握られててもいいんだなーって思った」

「それにさっきも電話で待ってるって言われてなんか嬉しかった」

その言葉は俺の感情を浮上させる言葉だった。

「それって俺がチバさんにとって特別って思ってもいいっすか?」


「いーよ。」

「俺のこと男として好きっすか?」

「たぶんそうだと思う」

「俺もチバさんのこと好きです。愛してます」
俺の言葉は震えてたと思う。
0311実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2016/03/28(月) 18:52:30.040
「なんだよ。この前の強気はどこ行ったよ」

「じゃあ、抱きしめさせて下さい」

「んっ、いいっていう前にしてんじゃん」

「キスもさせて…」

「んっ、だから…」

「すいません、でももう我慢できない。好きな相手にこんなこと言われてるんだから」

「だからっていきなり…」

「いいでしょ。俺のこと好きなんでしょ?」

「好きだよ。愛してる…でも…」

バカだな。自分の事好き過ぎて襲ってる男にそんな色っぽい顔でそんな事言ったら止まるわけないじゃん。

「すみません、やっぱりやめらんない。いっぱいキスしたいし、いろんなところ触りたい。」

「ん、どこさわってんだよ。トンカツ助けて!」

猫に助け求めるとか可愛すぎだろこの人。

「トンカツさんに助け求めてもむだっすよ。いつもこの時間お昼寝タイムで廊下で寝ちゃってますから。」

「くそっなんだよ。おまえいきなり過ぎんだよ。順序ってもんがあんだろ」

「解りました。最後まではしませんから。だから拒否んないで」

「もーなんだよ最後までって」

文句をいいながらも抵抗を辞めて俺のことを許してくれるあんたが大好きです。
大事にするから今は俺の好きにさせて。
0313実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2016/07/11(月) 18:37:57.860
あらゆるポケットを探ったが、ライターは見つからなかった。
咥えた煙草のフィルターが唾液で湿気ていく。スタジオに置いてきたに違いない。
ち、と舌打ちひとつ。諦めて取りに戻ろうと踵を返したとき、すぐ横で、しゅぼっ、という音と、同時にジッポのオイルの匂いがした。
チバは反射的にそちらに身をよじって振り返る。でもそこには誰もいなかった。はじめからひとりだった。
けど、とチバは思う。
けど、だったらなんで、いま、俺の煙草に火がついてるんだ?
0315実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/01/05(木) 13:31:25.810
まだ人いますか?
アベチバに飢えてます
0317実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/01/05(木) 17:21:14.120
もうこのスレ死んだのかと思ってたんで感動しました
いまだ現役でエロいスットコさんを
ドロドロに愛でるアベ想像して毎日泣いてます
0322実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/01/10(火) 08:16:37.590
>>321
マイピク限定はマイピクに登録されたユーザーにしか見えないようにする機能だよ
あんまりpixivみたいな人目に付きやすいところに普通に投稿するのはいろいろと荒れる元だからやめたほうがいいと思う
ジャンルとか関係なく自治厨みたいな人たちが出てくるから…
0323実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/01/10(火) 10:50:40.710
>>322
そうなんだね、色々ありがとう
アベチバはマイピクで読るかもしれないし無い可能性微レ存なのね
細々お菓子スレ読み返して、拙いがアベチバ落としてった方がいい感じみたいだ
0325実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/01/13(金) 12:19:42.230
>>323

アベチバ投下楽しみにしてます!!


寂しくてたまらない夜はかならず夢に出てきてくれるアベとか妄想
0326実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/01/22(日) 00:25:11.060
>>323さんではありませんが短いうえにエロなしアベチバ投下します
はじめてアベチバ書いたんで拙くてごめんなさい


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ライブの打ち上げ後のホテルの一室。
アルコールと煙草のむせ返るような匂いが濃厚に漂う。
チバはベッドに腰掛け、俺はその前に備え付けの椅子を引っ張って座っていた。
打ち上げで散々飲んだのに、まだ飲み足りねぇと、のたまうチバに付き合って、コンビニでしこたま買い込んだ缶ビール達は、ほぼ空っぽだ。
チバは煙草を手に取ると、火をつけ一口吸った。そして、そのまま煙草を意味もなくビシっと俺に向けると、楽しそうに笑い始めた。
だいぶ酔ってんなぁと思う。今のチバは箸が転んでもおかしい完全な酔っぱらいだ。
そりゃ、あんだけ飲めばそうなるか。
機嫌のいいチバを横目に、俺は向けられた煙草を抜き取るとそのまま灰皿へと押し付けた。
「あ、まだ、一口しか吸ってないのに。もったいねぇじゃんか」
そう甘えるように言うと、チバは頭を俺の肩にトンっとのせて、しばらく見上げるように俺の目をジッとみると、
なにか面白いことを思いついたと、悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
0328実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/01/22(日) 00:25:53.120
>>326続き

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「フトシくん」
ニヤニヤと締りのない顔で、チバが口を開いた。
慣れない呼び名に、なんとも言えない違和感とむず痒さを感じて、思わず微妙な顔になる。
それがおかしかったのか、チバは声を上げ笑い出した。
「フトシくん、フトシくん」
笑い声の合間にまた俺の名前を慣れない呼び方で呼ぶ。
かなりツボに入ったのか名前を呼んでは、俺の視界の斜め下でまたケタケタと心底おもしろそうに笑っている。
しかし、そう何度も名前を呼んでは笑われると、俺もちょっと不快に思うわけで意趣返しでもしてやろうかと思う。
チバを後ろのベッドに押し倒すと、耳元に口を寄せ、囁くように「ユウスケ」とよんだ。それもとびっきり甘い声で、だ。
チバは一瞬、虚をつかれたような無防備な顔をしたかと思えば、もう我慢出来ないといった風に吹き出して声をあげまた笑い始めた。
「ぶはっ、変なの!」
俺の下で笑い転げるチバを見下ろしながら、「ユウスケ」と繰り返し名前を呼んでやる。
本格的に笑いのツボに入ったのか涙を流して「脇腹いてぇ!」と言いながらも、まだまだ笑う。そりゃあ、もうまさしく爆笑だ。
いつおさまんのか、これ。と、呆れながらも、どこか面白くなってきている俺がいる。
もう一度、呼んでやろうと口を開いたところで、音を上げたチバが「アベくん……、もうやめて」と息も絶え絶えに言った。
笑い過ぎたせいで、潤んだ目に赤くなった顔で荒く息をする。正直言ってかなりエロい。まるで、ヤッてる最中みてぇだなぁと思った。
もう一度、耳元に口を寄せると、今度は低く「チバ」と呼んだ。
するとチバは先ほどとの笑いとは違う原因で、顔を赤く染め上げ、腕を俺の首に回す。
それを合図に、俺はゆっくりとチバに口付けた。
0329実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/01/23(月) 23:31:46.490
まさかここでアベチバ新作が読める日が来るなんて!!!!
>>326さん本当にありがとうございます!!!!
とびきり甘い声で囁かれるユウスケより
いつものチバ呼びのほうでエロスイッチ入るスットコさんに妄想膨らみました
0330実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/08/18(金) 05:21:03.600
おやすみー
0332実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2017/09/05(火) 02:00:51.160
プラトニックで無自覚なアベチバ
何も致してませんが…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜中にふと目が覚めた。
あれ、なんか…。
長い腕が俺の体に巻きついてる。
背中には体温。

アベくんは時々俺を抱き枕にして眠る。
なんで?って聞いたら、よく眠れるから、だってさ。
変なの。
まぁ別に、嫌とか気持ち悪いとかは思わねぇからいいんだけど。
多少寝づらいけど、不眠症気味のアベくんがよく眠れるって言うなら、
それはそれでいいことだし。

俺はアベくんを起こさないようにそっと体勢を整えて、また目を閉じた。
背中にアベくんの体温を感じながら。
0335実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2018/03/26(月) 02:05:23.090
過疎ってますが、アベチバ前提のハルチバ書いてみたので載せます
長いのでわけます

テーブルにチバさんのノートが置いてある。
「もう出来たんですか?歌詞」
随分はやいなと思ったので、つい聞いてしまった。
「いや、まだ歌詞ってほどのもんじゃないから…」
チバさんは照れ臭そうにコーヒーをすすった。かわいいな、と思う。
「ノート、見てもいいですか?」
俺がチバさんを真っ直ぐみて問うと、チバさんはひどく慌てた様子で恥ずかしいからダメだと言っている。
「チバさんが恥ずかしいなら、尚更見たいです。なんで恥ずかしいんですか?俺の事でも書きました?」
と、冗談めかして聞くとキョトンとした顔で「お前のこと?」と返してきたので、俺はなんとなく腹が立った。
「そうですよ、さんざんヤってんですし、俺もそろそろ歌詞にしてもらわないと。フランチェスカとか、そんな素敵な名前じゃないですけど」
「ははっ、あれは架空だから。空想の話。でも、歌詞にハルキなんて書いたら、みんな笑うだろうなあ」
チバさんは笑いながらコーヒーを飲み干した。俺は真剣なんですけど、という思いをこめてチバさんを睨んだら、チバさんは「変なやつ」と薄く笑いながらベッドに倒れこんでしまった。
「俺、寝るから、好きにすれば?ノート…」と呟いてふとんに潜るチバさん。俺は思わず「いいんですか!?」と跳ねた口調で訪ねてしまった。俺はやっぱり今でもこの人の大ファンなのだ。そんな気も知らないで「いーよ」と一言残してチバさんは眠りに落ちた。
0336実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2018/03/26(月) 02:06:21.250
俺はカップを置いて、ノートに手を伸ばした。
一体どんなことが書いてあるんだろう。
今までもちらちらと見たことはあるが、はっきりと何が書いてあるかはわからないし、走り書きが多そうだったので読めなかった。
1ページずつめくっていくと、チバさんが思った事や、よくわからない文章のようなもの、単語、架空のあの娘の話がたくさん書いてあった。
そして、架空じゃないあの人のこともたくさん書いてあった。いつもチバさんの歌詞にはあの人の事がちらついた。
俺はだんだんイライラしてきた。
さっきチバさんが書いていたページまできた。読んでみると、やはりあの人のことにしか思えない内容だった。
いやいや、なんで?あんた、さっきまで俺に抱かれてたじゃん。どうしてこんなこと書けんの。いつ思い付いたの?なんで俺にノート見ていいって言ったの?俺に好きだって言ったよな。本当はあの人に抱かれてたの?
聞いたってあんたはまた架空の話だというかもしれないし、そんなつもりじゃないと言うだろう。
俺は憧れだったはずのあの人が憎くてしかたない。俺の大切な人をいつまでも縛り付けて離してやらないあの人が憎い。とらわれてることさえわからなくなるほど深く潜り込んでいるあの人が憎い。
イライラが募るばかりなので、ノートを閉じてテーブルに置いた。本当は破り捨ててしまいたいが、あの人の事を書いたと思われる歌は毎回腹が立つほど良いのでそれはやめた。
ベッドを見やると、チバさんは本格的に寝ていた。本当にすぐ寝るね、この人は。
近付いて、薄く開いた唇にキスをしてみたら、なんとなくイライラした気持ちがおさまった。「チバさん…」
呼び掛けても反応しないのなんてわかっているのに、呼び掛けてしまう自分がなんだかとても滑稽に思えてふと笑ってしまった。
ねえ、チバさん、いつかは俺の事も歌ってよ。
みんなに笑われてもいいからさ。
そんなことを思っていたら急に眠くなってきたので俺もベッドに潜り込むことにした。
起きたらノートの感想言った方がいいのかな。また腹立ちそうだな。
俺はあんたのことになると情緒不安定みたい。
まあ、いいや。起きたら考えよう。
おやすみ、チバさん。
0339実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2018/06/02(土) 22:42:28.700
アベチバは永遠…(笑)
もうなにがあってもアベくんからチバは逃れられないんだろうな
誰といてもアベチバ大前提になってしまう
0340実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2018/06/18(月) 05:55:43.490
シャツの匂いか?の詞にアベくんを感じました
アベくんの音もチバさんの歌もずっとお互いに捧げられてるなあとか思いだすとほんとにアベチバはずるい
0341実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2018/06/19(火) 15:47:56.900
アベ追悼本の「アベくんはいい声してる、低い」みたいなこと言ってるけど、アベって客観的にみて低い声ではないよね
そんなアベの低いいい声まで知ってるなんて、なんかあるとしか思えないよね
0347実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2019/08/04(日) 09:39:55.220
アベチバは永遠
0349実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/06/28(日) 23:56:03.680
いる!
何回も読み返してる
0350実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/06/29(月) 18:04:51.610
まだチバ萌えの人がいて嬉しい(つД`)
私も過去スレ含め何度も読み返しては萌えています
また賑わったスレにならないかなぁ
0352実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/07/21(火) 23:29:21.030
明日だね
自分の中でアベチバ以上のカプは居ないよ
0354実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/08/30(日) 00:16:26.190
久しぶりに来たらまだスレ生きてて嬉しい…
ライブMCで「みんな10年前は10歳若かったんだぜ。不思議だよな…まだ生まれてなかった奴もいるし……死んじゃった奴もいるか。人生それぞれだよな」て言ってる動画見て、一人しか顔が浮かばなかった。
0356実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/08/30(日) 00:54:06.290
しかもチラッっとアベが立ってた方見たしね。
泣けるけどちょっと嫉妬する人たちを妄想して萌え
0359実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/12/06(日) 22:27:17.310
音人11月号で死んじゃった友達はずっとあの頃のままだから羨ましいって
気に入らないレコード割っちゃう情緒不安定さもなんか良いなぁ
0361実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/12/10(木) 18:58:39.270
爪跡がアベ想起させるってお菓子以外のとこでも書き込まれててびっくりしたけど
フジケンのブログでもはっきりアベ君を思い出す曲って書いてあるんだね
引っ掻くやらあの時抱きしめてたらで思い出させるって相当
0362漂流2020/12/16(水) 12:32:33.850
ここまだ生きてる人いたんですね……今日は誕生日だから見に来ました。感動しました。
0363実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/12/24(木) 17:48:09.710
 ∩ .∩
 .い_cノ  / ̄>O
.c/・ ・っ (ニニニ)△△
.("●" ) .( `皿´* )[‖]  
O┳Oノ)=[ ̄てノ ̄ ̄]  
◎┻し◎ ◎――◎=3
0364実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/01(金) 03:30:09.520
>>132
読んだら絶対泣くのに定期的に読み返してしまう
ありがとう職人さん
0365実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/09(土) 20:55:52.390
なんとなくこの板のスレ一覧見てたらこのスレが上がってて久しぶりに来たよ
長年腐女子やってるけどどんな二次元カプも三次元のアベチバの現実(キス等本人達の発信情報)には勝てない
0366実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/18(月) 02:11:19.150
昨年ミセルの映画を初めて見た。
私はそこそこ年季の入った腐女子だが、
nmでそういうのは無しの人間だった。
でもあの映画を見て、あの絡みの一切ない映像を見てなお
「これはvoとGで昔何かあったな」とほぼ直感した。
完全にここ掘れワンワン事案だった。
令和にもなって自分は一体何をしているんだろう、とたまに正気に戻ることもあるが、
abcbは最高。最高なのだ。
0368実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/18(月) 21:02:06.830
うわ人がいる…すごい…
この数ヶ月ずっとログ漁って一人胸掻きむしるしかなかったけど、すごい…同じ思いの人がいる
0370実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 01:26:33.540
音&映像のハイドパークでボート漕ぐac
息もぴったりで漕ぐの上手いuq組に比べてダメダメなac組のへたれっぷりがたまらん
特にaのハンディカメラでcを撮りつつ「男らしいわ〜」なんて褒めつつの放置プレイが凄い好き
0371実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 08:28:17.680
>>370
めちゃワカル。あれ最高。
ハマりたてのころ、cのハンディカメラは手ブレで揺れが酷いわ、途中からa以外を映すわなのに、aはきちんとブレずにcだけ撮ってるのに気付いて呻いた。そして泣いた。
0372実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 09:07:45.780
aとcのラジオも可愛くて好きだ。(メンバー全員可愛いが。)
aの実家から送ってもらった牡蠣(1kg?)を、半分冷凍して、
半分はその日のうちにフライにして食べた話をするcに、「アホやろお前(笑)」って珍しく関西弁になるaの破壊力よ……
あとヒゲの話とか、おれを寝かせろのコーナーやら、、、可愛い……

あとあれだ!!「太陽はまだ」のliveで、目で合図して一緒にジャンプするacは見たかね!!?
0374実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 18:17:59.110
acについてもっと語り合いたい気持ちと、
ジャンルもジャンルなのでオープンな場は憚られる気持ち(何かあってログ消えたら先人たちに申し訳ない)とで板挟みになっています。
みんなどこに住んでんだよぉ!
支部か?ピクブラか?ツイッタか?ヽ(;▽;)ノ
0375実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 18:33:16.290
acについてもっと語り合いたい気持ちと、
ジャンルもジャンルなのでオープンな場は憚られる気持ち(何かあってログ消えたら先人たちに申し訳ない)とで板挟みになっています。
みんなどこに住んでんだよぉ!
支部か?ピクブラか?ツイッタか?ヽ(;▽;)ノ
0376実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 19:33:01.460
ミッセル避難所の部活動スレに書き込みしている文芸部員さん
サイトでミッセル愛を書いてるし同人誌も出されている模様
だがジャンル的に通販サイトには入れてらっしゃらないので
入手するためにはリアル同人誌即売会に行くしかないのだが
このコロナ禍で次回イベントは受かったら5月のコミケらしい
当選されたら是が非でも貰いに行く所存(無料配布本とのこと)

余談だが避難所ネトラジさんも腐なのではと思っている今日この頃
0377実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 20:03:36.400
>>371
わかってくれる人が居て良かった
ろきのんの2万字インタでもcへの一途な愛を語っているaが泣ける

>>372
ラジオや地方の音楽番組もたまらんもの多いよね
個人的には北陸某県の音楽番組にacで出演した時の2週が最高
aのおやすみなさいの時間です、とか最後に二人でビール一気飲みして缶握り潰す
とことかすっごい好き
Live映像はようつべ辺りに上がってるなら是非見たい!
0378実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 21:14:58.900
同人誌とかただただうらやまC〜〜
貴重な情報ありがとうございます。

たまたま字書きで支部に上げてる方に辿り着けたけど、タグすら付いてないから自分で見つけるの至難の技すぎた
0379実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/19(火) 21:39:02.570
>>377
最初読んだ時目ん玉飛び出た。バンドマンはそうなのか、aが素直で純粋なのか……
2002年同誌のa単独インタで、その言葉を蒸し返されるらしいから早く確認したい。

たぶんその回は途中までしか見れなかったorz

ライブ映像はさっき確認したらあった!
バンド名と曲名で辿り着けるはず
0380実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/21(木) 00:20:30.150
>>379
Live映像無事見つかった、ありがとう!
acが可愛くてつい微笑んでしまった

ろきのんの記事がデータベースサイトに載ってないか確かめに行ったけど載ってなくて残念
代わりに珍獣cの生態報告久々に読んでやっぱりこの生物可愛いなぁと再確認した
0381実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/21(木) 20:41:31.620
>>380
良かった。あれはほんとに可愛いよね
あの一瞬だけは2人の世界すぎて眩しい

そのようなサイトがあるのか
雑誌のコーナーだったっけ…
0384実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/23(土) 02:21:34.450
>>381
tmgedb fc2 で検索すると出て来ると思う<データベースサイト
珍獣cの生態報告は邦楽板だった頃のスレの有志による書き込みの纏めだよ
その他カテゴリのネット関係の中にあるから良かったら読んでみて
0385実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/24(日) 00:01:35.800
レモンとツメアトの歌詞は泣けて仕方ない
0387実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/01/30(土) 00:37:55.040
今日こそとらなきゃと意気込んで、固定電話の前に詰め寄ってから、かれこれ12時間たった。
え?アイツ全然かけてこねえじゃん。
もしや日にちを間違えたんじゃないかと思って、もう何度も確認したカレンダーを見やる。
そこには今年のカレンダーを下ろしたと同時に、最後のページまでめくっていって、赤ペンでつけといた丸印があった。
12月16日。
大丈夫。あってる。
あってるんだよ、絶対。
ほっとしたのもつかの間、今度は腹がぐうーと長鳴りした。そうだ。そういえば、今日は朝から大したモン食ってなかったんだ。
テーブルの上には、空になった缶ビールの山。
長電話になるかも。なんて、近くに並べておいたビールは、手持ち無沙汰に飲み出すと早々に無くなった。
なんでこんなひもじい思いをしながら、たかだか電話一本待ってなきゃなんないんだよ!
この日を待ち遠しくしていた自分が、馬鹿馬鹿しく思えてくる。
もう知らん。お前なんか知らん!
ビールの山をガラガラと蹴散らして、テーブルに突っ伏する。また悲しそうに鳴いた腹には無視を決め込んだ。
なんだよ。お前が毎年かけて来るから、今年こそはちゃんと電話をとってやろうって決めてたのに。そのために、今日は丸ごと予定開けといたのに。
……向こうでよろしくやってんのかな。もしかして、俺が毎年毎年気づかなかったから、怒ってるとか。でもさ、いつもタイミングが悪ぃのはそっちじゃんか。
酔いが回って広がっていく思考の裏で、それでも秒針の音を数えるのをやめられない。
一言目になんて言ってやろうかなぁとか、色々考えてたのに。

「ひどいよ、」

END
0389実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/02/11(木) 14:43:30.900
ありがとう!
0390実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/02/25(木) 00:35:03.120
最近ハマった新参です
このスレを見つけることができて嬉しいです
先人たちありがとう
全部さかのぼってss読んできます
0397実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/06/07(月) 14:29:45.040
まだ誰かいますか?
0398実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/06/13(日) 12:37:56.000
いますよ!たまに覗きにきてます笑
0399実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/06/13(日) 12:40:25.830
YouTubeでユーロツアーの動画みてて、ウエノとチバのやり取りに萌えてスクショしたんだけど共有したい。
0402実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2021/07/12(月) 03:05:11.160
チバハピバでした、ケーキかわいいね
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