西遊記B 第二十七回:「屍魔 三たび唐三蔵を戯うこと」「聖僧 恨んで美猴王を逐ること」/第二十八回:「花果山にて群猴 山洞を再興すること」「黒松林にて三蔵 魔怪に遭遇すること」60/60

三度目は老人に変化して現れた化け物を、悟空は土地神と山神に見張らせて如意棒で葬り去り、後に残った骸骨の山を見て、八戒は「悟空のごまかしだ」と口を挟み、三蔵は緊箍呪を唱え、悟空は「出て行くが、八戒や悟浄では力不足で、いずれ師匠は呪文を唱える」と言う
「そしたら、再びお目にかかる」と続ける悟空に、三蔵は破門状を渡し、悟空は「八戒の嘘八百に気をつけ、妖怪が師匠を捕まえたら俺様の名を出せ」と悟浄に言い含め、筋斗雲で故郷に戻り、二郎神に焼き払われた花果山の、峰厳崩れ、林樹枯れ果つ光景を目にした