発情期に入った雌犬
>尻尾に触れると、反射的に斜めに上げて自分の性器を見せるようになります
犬の交尾(挿入後ペニスの一部が膨らみメスの膣内ロックを行う)
>交尾前のオス犬とメス犬は、まず互いにじゃれつくようなしぐさをみせます。そして互いの臭いを嗅いだり舐めたりする交尾前行動の後、メス犬は立ったまま静止し、尾を左右どちらかにずらして準備が出来た事をオス犬に知らせます。
>メス犬の準備完了を見たオス犬は通常、あごをメス犬の背に乗せ、 前足でメス犬の下半身を抱え込むようにしながらマウンティング(乗駕, じょうが)を行います。
>その後オス犬は、腰を突き出すようにして膣内(ちつない)にペニスを挿入し、腰の前後運動と後ろ足での足踏み運動を行います。 尿道球腺が膨らんで通称「亀頭球」を形成し、膣内でペニスをロックします。
> この一連の動きによってオスは亀頭球(きとうきゅう=尿道球腺が膨らんだもので、膣内でペニスをロックする働きがある)をメス犬の子宮付近に固定すると同時に大部分の精子を放出します。
放置しておくと連続の交尾も
>交尾後のオス犬とメス犬は、自分の体を舐めて綺麗にし、通常は互いに性的な関心を失いますが、そのまま犬を一緒に置いて放置した場合1日に5回程度の交尾が繰り返される事もあります。
犬は狼同様に決まった伴侶を求める傾向が
>オス犬もメス犬も特定の相手を好む傾向があり、共に暮らしている犬や小さな頃からなじみのあるいわゆる”おさななじみ”の犬しか受け付けぬメスもいるようです。
>哺乳類の中で一夫一婦制、すなわち1頭のオスが1頭のメスとしか交尾しないというシステムを有しているのは、わずか3%程度と言われています。
>犬の祖先種も一夫一婦制でしたが、長い年月を掛けてこの習性は薄らいでいきました。