僕は、今バイトできゅんさんの茂美の手入れをしている。していると言っても今日が初日なので、ちょっと緊張している。

きゅんさんは、女の子の肩紐なしの黒のブラみたいなのを身に着け、ソファに腰掛け、片腕を高く上げて僕を待ち構えている。
黒ブラに抜けるように白い肌が映えて、TVで見るより全然綺麗な人だな、と少し感激しながら、「失礼」と言って肘を掴ませてもらって髭ブラシでそっときゅんさんの脇の下に石鹸を塗り始めた。
き「・・・・・・・く・・・・く・・・・・くっ・・・・くっ・・・・・・・ぐ・・ぐ・・ぐ・・」
笑いを必死でこらえて身体を固くしている様子だったので、石鹸をつけるのを中断して、くすぐったいですか?と訊ねてみる。
き「・・・・そ・・そうね・・・そうねえ・・・うんちょっとね・・」
き「あ、でも僕は超くすぐったがりなんで。僕の反応気にしてるといつまでたっても仕事終わらないから」
僕は、そうですか。ではっ!と言って、そーーっ、そーーーっと続ける。
き「・・・・く・・・く・・・うぅ・・・・うぅぅぅ・・・・・あはぁん」
顔をのけぞらせたし、なんだか鼻にかかった変な声になったので中断する。
賃金はすごく良いけど、時間どおり終わらない拘束時間が長引くことも多い、と聞いていたけれど、こういう事なんだなと納得。
(鳴き声はまだ(謎))