>>358からのつづき

「そう言う事…してるって聞いてはいたけど…」

3年になってから、円堂とは同じクラスになり、時折会話をしたり勉強を教えたり
今日もたまたま貸してた参考書を返してもらおうという簡単な気持ちで来ただけだったのに

「知ってるなら話は早い…だろ?」
「う、うう…」

もう逃げる事も出来ない、このまま円堂にゆっくりと犯されてしまうのだろうか
そんな考えが脳裏をよぎっていた山札だったが…ただ、円堂に犯されるという考えは甘かった
雷門サッカー部のサッカーが超次元であるように、また、性行為も超次元である事を山札は知らなかったのだ

もこっ

「…?」
シャワー室の奥から変な音が聞こえると同時に、そのピンク色のぬめぬめした「何か」がゆっくりと地を這うように
山札の周りへと近寄ってきたのだ
「…な、なな…なぁ!?」
「あ、山札!悪いけど上着は脱いだ方がいいぞ、汚れちゃうからな」
そう言いながら円堂は手慣れた速さで山札の学生服とズボンを脱がそうとしてくる
「いや!なんか!ピンクの変なのが!」
「ああうん、アレさ、未来から…いや、じゃなくて!他校の生徒がくれた秘伝書の必殺技なんだ!」
「必殺技…!?」
あれよあれよと服を脱がされ、パンツとシャツだけにされた山札は困惑しながら這い寄ってくるその「必殺技」に目を向ける
「い、いやこれどう見ても…!」

触手だった

山札は知らないだろうが、円堂は10年後の未来から来た雷門サッカー部により、未来にはこんな必殺技があるんだと
色々な秘伝書をこっそり貰ったりしていたのだが、その中でも特に異質なものがこれである
「宇宙の別の星の人達から貰ったんです!」

そろそろワンダバは未来でお説教されてもおかしくはない