謎などはなく、本当にただの文学的レスなのです。
その内容は、
太宰治の「富嶽百景」の一節を冒頭に借用し(富士には月見草がよく似合う)
それに続けてあるものとそれによく似合うものとを次々に挙げていくというものになっています。
富士→月見草
春→蝶
武士→刀
ピザ→コーラ
羊さん→笑顔
1〜2行目で風景や季節などの素朴な叙景詩かと思わせておいて、
3行目に武士という変化球を投げ、読者の意識を少し揺さぶり、
4行目でピザとコーラという極めて卑近なものを挙げることで
ネットらしくユーモアを含んだ作品だということを印象づけたうえで、
最後は羊さんを登場させることで、このスレの文脈に合う形で、
しかも羊さんに笑顔という穏やかな内容にまとめることで、
誰もが最後は幸せな気分で読み終えることができるという作品になっています。
なお1〜2行目、3〜4行でそれぞれ対句法を用いており、
さらに3〜4行目では省略法を用いることで冗長性を排除しており、
テンポの良い仕上がりになっていると思います。
以上のことを踏まえて、円羊さんには評価のほどをお願いしたいと思います。