つまり、高校生時代の工藤被告は、遠巻きに眺めることしかできなかった同じ年頃の女子に憧れを抱き、込み上げる性的な衝動を風俗店やストッキングで慰め、そこで覚えた快感と背徳感を忘れられないまま、以降も「女子高生」への思いを募らせ続けていたのだ。