夢のかけらさえ投げ出し 惰性で時を過ごしてる
抜け殻のように虚ろで 話題は過去に流れてく
君は伏せ目がちになって 他人の人生をうらやむ
何が君に起こったんだ 何かが君を蹴飛ばした
君がとても透けて見える 消えてしまいそうなほどだ
ワナにはめられたみたいだ 生活にクビをしめられ
やり場所のないいらだちが 毎晩オレを責めたてる
今度子供が生まれるよ それでもうオレも終わりさ
力なく笑う君には 反逆者のカゲすらない
授業を抜け出して2人 バスに飛び乗った
有刺鉄線を乗りこえ 夜と手を組んだ
ギターで世界にはむかい 痛い目もみたよ
くだらない事でいつでも 僕を笑わせた
誰も見ていやしないのに 孤独なビリー・ザ・キッドを
まじめな顔で演じてた 君をおぼえている
国立の6月の雨 バス停のわきの木の下
君はぼんやりと立ってた 僕らはそこで別れたよ
君はサヨナラと言った 僕は君の背中を見た
僕は君の背中を見た その上に降る雨を見た