一度は掲載を断られていました。
[ねとらぼ]

主婦ブロガー・こだま先生による衝撃の自伝「夫のちんぽが入らない」の新聞広告がこれまた衝撃を呼んでいます。なんと、広告のどこを見てもタイトルが載っていない……!

 話題となっているのは、2月12日発行の朝日新聞に掲載された広告。なぜタイトルや書影がない斬新な広告デザインとなったのか? 
ねとらぼの取材に対し出版元の扶桑社は「直接的な性的表現は掲載できない審査規定があったため」と説明してくれました。やはりそうでしたか……。

 「夫のちんぽが入らない」はこだま先生の自伝作品。学生時代から交際していた夫との半生を「私」の視点で赤裸々に振り返っています。
もともとは2014年に同人誌として発表されましたが、同人誌は発売されるなり即完売。重くつらい経験を独特のユーモアを交えてつづり、大きな支持を得ました。
そんな伝説的な作品を大幅に加筆修正したものが、扶桑社から出版された新バージョン。

 同書が発売されたのは1月18日。担当者によると、扶桑社は今年(2017年)のはじめごろから発売日に合わせた広告の打診をしていましたが、
なかなか掲載には至っていませんでした。当初朝日側からは「広告の掲載自体不可」とも言われていましたが、それならばと現在のデザインをダメ元で提案。
社内からは「タイトルと書影が無いのに本当に広告になるのか?」「やはり却下されるのでは?」と不安視する声も出たそうですが、
意外にも審査が「通ってしまった」とのこと。結果的にタイトルをぼかした斬新な手法は話題を呼び、宣伝としては大成功と言えそうです。

 なお扶桑社は他の全国紙にも広告依頼を出しており、近日中に毎日新聞での掲載も控えているとのこと。毎日新聞では小さくタイトルも掲載されるそうですよ!

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1702/10/news127.html