2017年02月06日 18時18分
(写真)
沼波弄山の肖像画(「ばんこの里会館」提供)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170205-OYT1T50127.html

 萬古焼の陶祖・沼波弄山(ぬなみろうざん)(1718〜77年)の生誕300年にあたる来年、萬古陶磁器振興協同組合連合会が中心となって記念事業を開催する。

 三重県、四日市市などの関係者も含めて「BANKO300th実行委員会」を昨夏に設置。現在、事業をPRするロゴマークを募集している。

 萬古焼は、桑名の豪商・沼波弄山によって小向(おぶけ)村(現朝日町)で創窯された。末永く栄えることを願って押した印章「萬古不易(ふえき)」が名の由来とされ、弄山が制作した萬古焼は「古萬古」と呼ばれる。

 実行委員会では、先人たちの偉業に感謝するとともに、萬古焼を未来へ継承していくことを目指し、〈1〉記念誌発刊〈2〉萬古焼の知られざる魅力を発信する展示
〈3〉萬古焼でつながる地域(桑名市、朝日町、菰野町、四日市市)との交流――を3本柱に事業計画を練っている。

 募集するロゴマークは、シンボルマーク(図)と「BANKO300th」の文字の組み合わせで、記念事業の広報活動に使用する。

 応募方法は、所定の応募用紙に記入して郵送(〒510・0035四日市市陶栄町4の8、ばんこの里会館・BANKO300th実行委員会)、
またはメール(bankonosato@m2.cty-net.ne.jp)で送る。応募用紙や応募規定はBANKO300thのウェブサイト(http://banko300.jpn.org/)に掲載している。

 締め切りは3月31日午後5時。選考委員会で審査し、最優秀作品1点を選ぶ。最優秀賞には賞金10万円と萬古焼製品を贈呈する。問い合わせは実行委(059・330・XXXX)。

2017年02月06日 18時18分 Copyright © The Yomiuri Shimbun