3月13日、毎日新聞に「デートDV 経験10代女性の44% NPO広域調査」というタイトルの記事が掲載された。
デートDV(ドメスティックバイオレンス)とは、恋人間のDV、つまり暴力のことだ。
ここには恋人からの監視や干渉なども含まれている。

調査は2016年10?12月、NPO法人エンパワメントかながわ、ガールスカウト日本連盟などが、1都10県の中高大学生の男女約2800人を対象に、交際経験の有無やデートDVの経験について実施したものだ。
有効回答は2122人(女性1321人、男性801人)、そのうちデートDVについての設問は「交際経験あり」と答えた者だけになされた。
設問はすべてで30項目。行動の制限、精神的暴力、経済的暴力、身体的暴力、性的暴力と分類されていた。

調査を行なったエンパワメントかながわ・阿部真紀理事長によると、交際経験ありと答えたのは全体の62.6%(女67.7%、男54.3%)。
ここでいう「交際」とは、メールのみのやりとりも含むとのことだ。

デートDVについて「交際経験あり」と回答した女性のうち44%が「経験あり」と回答した。
その中の1割は「裸や性行為の写真を要求する」などという深刻な被害を被ったという。
また「避妊に協力してくれず妊娠した」「殴る蹴る」「裸にされ外に出された」という回答もあった。

上記記事のタイトルや被害例からは、女性のみに被害があるような誤解を抱かせかねない。
しかし、記事中には、26.7%の男性が被害ありと回答していることから、男性の被害報告もまた、少なくないことがわかる。

一方、2016年2月7日の毎日新聞には「デートDV 暴言や暴力…被害者は男子生徒、女子の倍以上」という調査に関する記事も掲載された。
この調査は大阪府の高校生グループが2015年9?11月に実施したもので、約1000人の中高生が対象となっている。
それによると、「暴言や暴力を受けて傷ついた」と回答する男子が3割以上にのぼる。
一方、女子は12%。交際相手に「暴言が嫌と言えない」としたのも男子は30%、女子は22%となっていた。

暴力の被害に性別は関係ない。
デートDVに関してなされた2つの調査結果から、その被害の実情が垣間見える。

一方、ここ10年間での未婚者の非交際率の急増ぶりには目を見張るものがある。
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所による「出生動向基本調査」を見ると、「調査別にみた、未婚者の異性との交際の状況」のうち、「交際している異性はいない」と答えた男性は2005年の調査では52.2%だったのに対し、2015 年には69.8%と急増している。
同様に交際していない女性は2005年が44.7%だったのに対し、2015年は59.1%とこちらも急増している。

恋愛や交際は、大変骨が折れる。相手と接近し、親密な仲となり、それを維持するのには、双方の働きかけが欠かせない。
そうした行為を面倒くさがったり、失敗することを恐れたりして、恋愛や交際から身を遠ざけるネット上のコメントは、日々、散見される。
また、そうしたコメントと関連づけて、若者の「恋愛離れ」「交際離れ」を指摘する専門家も中にはいる。

デートDVをはじめとするDV被害報告と、失敗を嫌がり結婚や交際をあきらめる若者たち――。
その両者に相関関係はあるのだろうか?
「デートDVやDV被害例の周知が、結果的に世の未婚者たちを結婚や交際から遠ざける一因になっている」というのは、うがった考えなのだろうか?

以下ソース
http://healthpress.jp/2017/03/post-2868.html

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