どうして自分にはこう、人を見る目がないのか……そんな後悔や自己嫌悪に陥ったことはないだろうか。
人を見る目がないにも関わらず、もし採用担当にでも任命されたら……。

「教えて!goo」にも、「人を見る目を養うには」と、ユーザーが質問していた。
そこで企業研修・人材育成サポートなど様々なキャリアコンサルタント業務を行っているPresence (プレゼンス)代表の松下 純子(まつしたじゅんこ)さんに、採用の現場に関わらず、人を見る目は養うことが可能か伺ってみた。

人を見る目がないと自覚している人、自覚していない人、どちらであれ、どうしてそのような事態が発生してしまうのか。

「人を見る目がない=失敗している、と考えた場合、1)自分の思い込みで見ている 2)実は見ていない(関心が薄い)という二つのことが考えられます。
1)の例としてハロー効果というものがあります(ハロー=後光)。その人の特徴的な一部分、例えばイケメンである、立派な学歴などから、仕事ができる人、というような事実に基づかない評価をしたり、逆に、以前嫌な思いをした人に似ている=きっと同じような性格だろう、という誤った前提で判断してしまうことです」

面接に関わらず、外見がタイプの人に好印象を持ってしまうのは自然のことかもしれない。
だが、実際にハロー効果で人が採用されてしまうと、現場は混乱してしまうだろう。

では、失敗しないようにするにはどうすればよいのか。

「人は思い込みで見る傾向がある、と自覚することが第一歩です。 “見る”というより“観る”という意識です。
まず相手の全体を観るようにしてから、瞳の動き、声の変化や身体の動き(落ち着きがない、急に早口になる、汗ばむ等)にも注意します。
じっくり見ていると、相手によって態度を変える人や、外に出た瞬間に態度が変わる人など、案外分かり易い人もいます。
そして、妙に調子が良い人、安請け合いをする人などもいるので、最初の数分で自分が受けた印象を、その後の行動で検証するクセを付けるとよいですね」

普段から人と接する際に、コツコツと経験値を積むつもりで、観察眼を磨くとよいだろう。

新卒採用など現場はノータッチで採用が進んでしまうこともある。採用担当者に人を見る目がない場合、円滑に人を見る目を養ってもらうよう導く方法はあるのだろうか?

「最初の印象と、その後の変化などを他の方の印象とすり合わせしてもらうようにしましょう。
人は異性を見る時に甘く見る傾向があります。特に男性の場合、この傾向が顕著にありますので、採用面接等の場合は、男性女性両方の面接官で観るとよいでしょう。
採用した場合は一定期間を経てから、印象変化の検証をしてみることをお勧めします」

面接官を男女2名体制にすることを提案したり、現場からのフィードバックを採用担当者にすることは確かに現場からも提案しやすいだろう。
さらに、松下さんはこう教えてくれた。

「人の顔には30種類以上の筋肉があり、相互に作用して表情を作っているそうです。
内面の感情と表現が(表情や所作)が一致しない場合(嘘、繕う)、この筋肉の動きに不自然さが出るとも言われます。
人は見た目が9割と言われますが、この見た目(顔の表情や所作)には遺伝的要素以上に性格や感情が出ています。
声にしても同じく、声質以外の大きさやスピード、抑揚などは内面の反映です」

繰り返しにはなるがということで、松下さんは以下のように締めくくってくれた。

「まずは、相手に関心を持ち、なるべく先入観のスイッチをオフにして“その人の全体をふんわりと観る”“人物そのものを観る”という気持ちが大切です。
この積み重ねが人を見る目を育てることに繋がると思います」

相手に関心を持ち、先入観をオフにするのは、円滑な人間関係を築くためにも有効な習慣。
自分が採用担当者であるなしに関係なく今日から実践したいものである。

以下ソース
https://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry/ca08f17267d3996b9081557502ff7d23/

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