恒例の漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2017』の決勝が3日に放送され、出場資格ギリギリとなる結成15年のとろサーモンが悲願の優勝を飾った。

だが、ネット上で「真のM-1王者」と呼ばれているのは、審査員の上沼恵美子だ。
冒頭でさっそく「去年もやらしていただいて、ネットの書き込みで、顔が白いって……。だから今日は素顔で来ました」と、自らタブーネタに触れ、会場を盛り上げた。

昨年、低評価だったカミナリには、今年「90点」を付けた。
上沼は「今日のネタはとっても好き!」と評価しつつ

「ただ、叩いて笑いがこない。あのドツキはいるんやろか。叩いてから突っ込むというのはいらないと思う、くせになってる。これ(ドツキ)なしで突っ込んでも笑いは来ます」

と公開説教。

最下位に終わったお笑いコンビ・マヂカルラブリーには、さらに痛烈だった。
感想を求められ、はっきりと「好みじゃない」「なんで決勝に上がれたの?」とダメ出しを連発。
ネット上は「上沼恵美子、怖すぎる……」「マヂラブかわいそう」という声であふれ返った。

「出場芸人を食う存在感を見せつけましたね。
関西ではアレが普通。M-1の視聴率は関東地区が15.4%(ビデオリサーチ調べ、以下同)なのに対し、関西地区は24.0%を記録。関西の視聴率が例年以上に伸びたのは、上沼さんパワーもあったと思いますよ。
マンネリ化している東京の番組には、上沼さんのような“劇薬”が必要なのかもしれません」

とはテレビ関係者。

『M-1』終了後、上沼は酷評したマヂラブに話し掛け、アドバイスを送っていたという。
番組関係者の話。

「他の芸人からは、マヂラブに対し『おいしすぎるやろ!』という声がほとんどでしたね。『あの上沼恵美子に公開処刑されたコンビ』で売り出すことができるわけですから。
一夜にして、おいしい営業ネタを手にすることになりました」

マヂラブの2人は、翌4日に行われたPRイベントで前夜を振り返り「なんであんなことになってしまったんだろう」「とんでもない1日でした。なんかもう、激変」と、さっそくネタにしまくっていた。

優勝者以外にもさまざまなドラマが生まれる『M-1』。来年は、誰が“おいしい”目にありつけるだろうか?

以下ソース
http://www.cyzo.com/2017/12/post_144823_entry.html

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