ヒガシウィルウィン（手前）はジャパンダートダービーで中央馬を撃破。地方競馬の年度代表馬に輝いた
地方競馬全国協会（ＮＡＲ）は１５日、昨年の地方競馬で活躍した人馬を表彰する『ＮＡＲグランプリ２０１７』を発表した。交流重賞で地方馬の活躍も目立った昨年。その年度代表馬は、交流ＧＩジャパンダートダービーを制したヒガシウィルウィンが受賞した。惜しくも２票差で年度代表馬を逃したララベルは、４歳以上最優秀牝馬のタイトルを獲得。表彰式は２月２７日に都内のホテルで行われる。
ジャパンダートダービー（ＪＤＤ）制覇など重賞４勝を挙げ、初の古馬相手だった浦和記念でも２着に食い込んだヒガシウィルウィンがＮＡＲ年度代表馬、そして３歳最優秀牡馬に輝いた。年間を通じて結果を残した点が高く評価された。
管理する佐藤賢二調教師は、２歳最優秀牡馬（ハセノパイロ）とのダブル受賞。報道陣に囲まれ、いったん笑顔を見せたトレーナーだったが、「本当はもっといい結果を出して、受賞したかったね」と、ため息をついた。２００１年にＪＤＤを制したトーシンブリザードでも手にすることができなかった年度代表馬の栄誉だが、東京大賞典で８着に敗れたのが相当ショックだった様子。終始、表情を曇らせていた。
ただ、ＪＤＤでのパフォーマンスに話が及ぶと、「乗り役（本田正重騎手）もうまく乗ってくれたし、馬もよく頑張ってくれた。状態もピークだったと思う」と目を細める。その走りを取り戻すことが、今年の至上命題。「地方のファンのためにも結果を出せるように、立て直したい」と力強く前を向いた。
具体的な次走は未定だが、今後は当然、交流重賞を中心にローテが組まれる。明けて４歳と、さらなる可能性を秘めているヒガシウィルウィン。受賞してなお闘志を燃やす指揮官とともに、１８年を駆け抜ける。
以下ソース
http://race.sanspo.com/nationalracing/news/20180116/nranws18011605030016-n1.html
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