売れないアイドルによる過激なサービスが問題となっている。いまや「握手会」や「ハグ会」は当たり前で、性接待に近い行為までしてファン獲得に躍起になっている地下アイドルの存在さえ知られている。

昨年5月には、東京・秋葉原を中心に活動する地下アイドルグループが、コンドームをくわえてファンと添い寝するというイベントを開催し、大きな話題になった。そのニュースはインターネットを中心に瞬く間に拡散され、各方面から批判を浴びることとなった。このアイドルグループは現在解散したとされているが、なぜ現代のアイドルたちはこのような過剰サービスに走るようになってしまったのだろうか。

“伝説のアイドル”と評される山口百恵が突然の引退を発表した1980年以降、日本は空前のアイドルブームへと突入した。小泉今日子、松田聖子、南野陽子、中山美穂といった今も歌手や女優として活躍する女性タレントはアイドル出身だ。その後、メンバー総勢50人を超える大所帯グループ「おニャン子クラブ」がテレビ番組から誕生。アイドルでありながらバラエティ番組などにも積極的に進出したことから「バラドル」とも称された。当時はアイドル全盛期といえた。

90年代に入ると一転してアイドル氷河期の時代を迎えたが、2000年代に入りモーニング娘。が脚光を浴び、再びアイドルにスポットが当たり始める。10年代には国民的人気となった秋元康がプロデュースするAKB48をはじめとして、事務所の大小を問わずアイドルグループが乱立する状態となった。

昔と今のアイドルの決定的な違いは、ファンとの距離にある。たとえば、AKB48の最大の魅力のひとつに、アイドルと直に握手できることが挙げられる。握手会に足しげく通う熱心なファンは、顔を覚えられることもあり、“推しメン”(自分が応援しているメンバー)との話も弾む。すると、アイドルとの距離がグッと近くなったように感じるわけだ。

こういったファン心理を利用して、固定客ファンをつかもうとアイドル事務所はさまざまな過激サービスを展開するようになった。抱き合いながらのツーショット撮影、“手ブラ”写真撮影、CD100枚購入で1時間のデート券など、お金を落としてもらうためには必死だ。

もちろん、アイドルたちがこのようなサービスに走るのには理由がある。単純に、普通の活動では食べていけないのだ。テレビの音楽番組に出演したり、CDが何十万枚も売れるような人気アイドルと違い、地下アイドルたちはチェキ(インスタントカメラでアイドルとツーショットを撮るサービス)やグッズなどの物販が大きな収入源となっている。そのため、ほかの地下アイドルと差別化するためにも過激に走らざるを得ないのだ。

しかし、行きすぎたサービスに法的な問題はないのだろうか。芸能関係の法律問題に詳しいレイ法律事務所の河西邦剛弁護士は言う。

「法的に何か問題が発生するかというと、例えばチェキを撮る際にアイドルを抱きしめたからといっても、本人の同意がある場合には強制わいせつ罪などの刑事上の責任は発生しにくいです。しかし、手ブラチェキは不特定多数の前で行えば公然わいせつや軽犯罪法違反となる可能性が高いでしょう。事務所が指示していたとなれば、同様に処罰の対象となります」

また、アイドルが18歳未満の場合については、「CD100枚購入で1時間のデート券はタレントが18歳未満の未成年の場合で、かつ事務所がタレントの意思に反して強要していたときには、事務所が児童福祉法違反に該当する可能性があります」とのことだ。

このように、所属事務所がこういった行為を強要したとなれば、パワハラ、・セクハラに該当する可能性があり、全般的にタレントに対して安全配慮義務違反として民事上の損害賠償責任を負う可能性があるという。

売れたい一心で近くなりすぎてしまった昨今のアイドルとファンとの関係。アイドルが刃物で切りつけられるという事件も起きているだけに、両者には健全な関係を保ってほしい。

以下ソース
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22598.html

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