中国のコンドームというと、かつては厚くて破れやすい粗悪品という悪いイメージしかなく、日本に来る中国人観光客が、日本製の極薄コンドームを“爆買い”していく姿も多く目にした。だが、最近では品質も向上し、中国の国家衛生・計画生育委員会の統計によると、中国には約300ものコンドーム生産会社があり、毎年約30億個ものコンドームを生産しているという。

中国産コンドームは、国内で消費されるだけではなく、海外にも数多く輸出されているようだが、意外なところからクレームがついた。アフリカ南部の国・ジンバブエの保健省大臣が「中国製コンドームは、我が国の男性のペニスには小さすぎる!」という声明を出したのだ。

これを伝えた現地紙「ニュー・ジンバブエ」Web版の記事によると、同国のデビッド・パリレンヤトワ保健相は、商業界の会合の席上で、自国の業者にコンドームを生産するよう呼びかけた際、「ジンバブエで手に入るコンドームのほとんどが中国製だが、そのサイズが小さすぎて合わない男性がいる」と発言したのだという。

世界のさまざまなデータを集めたサイト「World Info.com」にある国別ペニスサイズのランキングによると、ジンバブエ男性の勃起時の平均サイズは15.68センチで第19位(第1位はコンゴ民主共和国の17.93センチ)、一方の中国は10.89センチで第80位と、ジンバブエとはかなり大きな差がある。

ちなみに日本はというと、10.92センチで中国のひとつ上の第79位であり、ジンバブエ保健相の発言には、「東洋人は短小だ」と言われたかのような気分にさえなってしまう。

香港の英字紙によると、中国のとあるコンドーム製造会社のCEOは同発言に対し、「我が社では、さまざまな大きさのコンドームを作るよう計画しており、ジンバブエでも市場調査を始めたところだ」と答えたという。

そもそも、これまで輸出用にさまざまな大きさのコンドームを作ってこなかったことのほうが不思議だ。中華思想のもと、自らの平均サイズをワールドスタンダードだとでも思っていたのだろうか……。

以下ソース
http://www.cyzo.com/2018/03/post_154460_entry.html

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