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画像は「Daily Mail」より引用

ロンドンから西に約200kmに位置する、英・ソールズベリーの「ストーンヘンジ」は、1986年に世界遺産に認定されたストーンサークルであり、世界で最も知られた古代遺跡のひとつであるが、一体誰が何のために作ったのか長い間謎のベールに包まれてきた。だが、この度、ストーンヘンジにまつわる謎に一石を投じる研究の存在が明らかになった。なんと、ストーンヘンジに使用された巨石は、“人類以前”から同地に存在していたというのだ!

これまでストーンヘンジに使われた巨石は、30〜50キロメートル離れた石切り場や、250km離れたウェールズから運ばれたと考えられたきたが、英紙「Daily Mail」(9日付)によると、アマチュア考古学者のマイク・ピット氏は、ストーンヘンジを構成する2つのサーセン石(砂岩)であるヒールストーンとストーン16は、ストーンヘンジが建造された紀元前2500年から紀元前2000年よりもさらに前から同地に存在していたと、考古学ジャーナル「British Archaeology」に発表していたという。

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ヒールストーン「Daily Mail」より引用

サークルの中心から75m離れた位置にあるヒールストーン(重さ60トン)は、夏至と冬至にそこから朝日が昇り、太陽光が祭壇石に向かって一直線になることで知られ、ストーン16もヒールストーンと一直線上に並んでいる。そのためストーンヘンジの建造者は高度な天文学的知識を持っていたとも言われている。

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画像は「Daily Mail」より引用

ピット氏は79年と80年に、このヒールストーンやストーン16近辺の発掘調査を行い、知られざる事実を発見するに至ったという。ヒールストーンとストーン16の傍らに、埋められた穴があり、その穴の大きさが両巨石のサイズと一致したというのだ。

「ストーンヘンジに使われているサーセン石は全て約32キロメートル離れたマールボロダウンズから運ばれたと考えられてきました。しかし、この発掘調査以来、ストーンヘンジのいくつかの巨石は近くにあったものが使われ、ヒールストーンも発見された穴から来たものだというアイデアが私の中で大きくなっていきました」(ピット氏)

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画像は「IFL Science」より引用

また、ピット氏の仮説を裏付ける証拠は他にもある。使用されたサーセン石のほとんどは人工的な加工がされているにもかかわらず、ヒールストーンにはその形跡がないからだ。ピット氏は、これほど巨大な石ならば、軽量化のために運ぶ前に加工するはずだと語っている。

「Daily Mail」によると、ヒールストーンに使われたサーセン石は、ソールズベリー平原の石灰層の上に数百万年前に形成されたものであり、氷河期の永久凍土層が繰り返し氷結と融解を繰り返したことで、そのほとんどが地面に埋まっていたという。恐らく、その名残がピット氏の発見した埋められた穴なのだろう。とはいえ、どこから石を持ってきたにしろ、夏至と冬至の太陽の軌道上に巨石を設置した古代人の知恵には目を見張るばかりだ。あるいは、宇宙人が建造したのだろうか……?

だが、以前トカナでもお伝えしたようにストーンヘンジは20世紀初頭に行われた復元作業により原型をほとんどとどめていない可能性がある。というのも、ストーンヘンジの巨石群は一度すべて取り除かれて穴が掘り直され、足元をコンクリート基礎で固められた後、クレーン車で吊り上げられ、戻すときに垂直に立てられているためだ。ロンドン大学内の考古学者・地質学者らによる研究では、巨石が最初に置かれたのは現在のストーンヘンジがある場所より225キロ離れた場所であった可能性まで指摘されている。この“復元作業”でヒールストーンも当初の位置とは違う場所に置き直されているかもしれない……。

以下ソース
http://tocana.jp/2018/04/post_16562_entry.html

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