戸叶和男『日本奇習紀行』

とかく、世界各地にはその由来すら定かではないような、真に怪しげな“通過儀礼”が少なからず存在しているが、我々が暮らすこの日本でも、そうした不可思議な儀式は、確実に存在していたようだ。

「あれはね、今思い出しても、それこそ顔から火が出るほど、恥ずかしいものでしてね。もうホント、正直なところ、こんな話、当の私だって、嫁や子どもにもしたことないんですから、勘弁してくださいよ(苦笑)」

自身がかつてその“成長の過程”で経験したという、通過儀礼についてそう語るのは、北関東のとある地域で生まれ育ったという、長沢源次郎さん(仮名・72)。長沢さんの話によると、彼がかつて暮らしていたというその地域においては、第二次性徴を迎えた男児が、“初めてのオナニー”を大人たちの前で披露するという、誠にもって奇妙な習慣が行われていたという。

「これは子どもたちには分からんものなんですがね、大人たちから見て“そろそろかな?”という時期にさしかかりますとね、村の外れにあった八幡様のですね、境内にある、能舞台みたいな場所に連れていかれましてね、いきなり下半身をですね、露出させられるわけです。それで、神主さんみたいな格好をした大人にですね、自分のナニをですね、こするように言われる、と。するとね、種が出ますでしょう? それをですね、村の人間全員が見守りましてね、無事に出たら拍手喝采。晴れて、大人の仲間入りというわけです」

そもそも多くの男性にとって“秘せる行為”とも言うべきオナニーを、しかも、ある意味、記念すべき人生最初のオナニーを、あろうことか村人全員の前で披露するはめになるというこの儀式。当然、彼ら“ギャラリー”の中には、同じような年頃の少女たちも含まれていることから、当事者である少年たちにとっては、「羞恥でしかない行為」(長沢さん)であるのだという。

「そりゃあね、普段学校でね、机を並べてるような子の前でですよ、自分のナニを見せるわけですから、(神社の)舞台に立った瞬間に、頭の中は真っ白ですよ。いや、厳密に言えば、その時点では内心“まだ逃げられるかもしれない”とか思うわけ。だけど、そういう気持ちっていうのは、神主さんがね、自分のズボンを下げた瞬間に消し飛ぶ。もうそりゃあ、ああいうのは経験した人間じゃないとわからない気持ちだと思いますよ。けれどもね、私なんかもそうでしたけれどもね、あのあたりで育った男っていうのは、子どもの頃からそうするのが当たり前だと教え込まれてますから。いやはや、今思い出しても、顔から火が出そうですよ」

そもそも、こうした奇妙奇天烈な行為が、「習慣」ないし「儀式」として定着した背景は当の体験者である長沢さん自身も「わからない」というが、一歩間違えれば、いや、間違えなくとも、その後の性交渉に大きな悪影響を与えかねないものであるだけに、門外漢である我々からしても、なんとも気がかりな話と言えそうだ。

以下ソース
http://tocana.jp/2018/04/post_16444_entry.html

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