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イスラエル紙「ハアレツ」(電子版)より

5月4日、イスラエル最大の都市、テルアビブの目抜き通りを、肌を露出した数千人の女性たちが埋め尽くした。中にはトップレスの女性たちも……。

男性なら思わず鼻の下を伸ばしてしまいそうな光景だが、不純な視線にはご注意。参加者の女性たちが「ノーといえばノー」「ひもパンはレイプへの招待状ではない」などと書かれたプラカードを掲げているように、これは女性を取り巻く性差別に抗議するデモ活動なのである。

2011年、カナダのトロントで、「性犯罪に遭いたくなければ、女性はヤリマン(スラット)のような服装は慎むべきだ」と警察官が発言したことに反発した現地の女性たちによって始められたこの「スラットウォーク(SlutWalk)」だが、その後各国へと伝播。「レイプされる側にも落ち度がある」といった偏見や、女性の服装の自由を訴える目的で、これまでにロンドンやパリ、サンパウロ、シンガポールなどの世界の主要都市で開催されてきた。11年以来、毎年スラットウォークが開催されてきたテルアビブは近年、各開催地の中でも最大級の盛り上がりを見せており、全裸に近い格好で参加する女性も少なくない。

翻って我が国の現状を見ても、元TOKIOの山口達也による強制わいせつ事件、フリージャーナリストの伊藤詩織さんが告白したレイプ被害、さらにTwitter上で広がる#MeTooなどに対し、「被害者にも落ち度がある」という主張は根強く展開されている。

そんな日本においてこそ、早急にテルアビブ級のスラットウォークが開催されるべきだろう(下心はありません)。 

以下ソース
http://www.cyzo.com/2018/05/post_161334_entry.html

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