記者のやらかしなのか。6月の大阪府北部地震の際にTwitterにアップされた写真を無断で使用したフジテレビの態度に非難が集中した。

問題となったのは、フジテレビ報道局の公式アカウントであるFNNビデオPost(@videopost_jp)。このアカウントは同社が運営する動画・静止画投稿サービスに送られた動画の紹介と共に「Twitterでの取材」も行っているアカウントである。
つまり、昨今増えている事件や事故の際に、一般市民がTwitterに投稿した写真や動画を「使わせて下さい」と連絡するアカウントでもある。

そんなアカウントがやらかしたのは、6月の大阪府北部地震直後のこと。被害の状況を写真付きでツイートしていた複数のアカウントに対して「放送に使用させていただきます。許諾が前後し大変申し訳ございません」という連絡を繰り返したのである。
これまでも、事件や事故の写真をアップロードしたTwitterアカウントに複数のメディアが「写真を使わせて」と群がることは批判の対象になっていた。しかし、サラっと事後報告するケースは前代未聞。Twitterでは「報道機関としては、ちょっとひどすぎませんか」「垢乗っ取られてるんじゃないかって勢いで暴走してる」という批判が殺到する事態となった。

他人がアップロードした写真を勝手に使っておいて、事後承諾を求めるとは、いったいどういうことなのか。著作権はどうなるのか。
ところが、これを著作権を侵害されたとして使用料を要求しようとすると、かなりハードルの高いことになりそうなのだ。

「一般の方の<Twitterの画像>ですが、その画像を見ていないのでわかりませんが、単に震災の様子を撮影したものであれば、それは、その撮影者の思想などを表した創作物、すなわち<著作物>ではないとされる場合もあるので、著作権(複製権)の侵害にはならないのではないでしょうか。カメラマンの場合には、ある<画像>を撮影する際、被写体の選択、光の量、構図など、その人の思想などが表れた作品として<著作物>となりますが、単に<今、目の前で起きていること>を撮影したものであれば<今日、世田谷で雨が降りました>旨の文章を使用するのと同じで、無断使用も問題にはならないと考えられます」(弁護士法人ALG&Associatesの山岸純弁護士の見解)

でも、当のFNNビデオPostの担当者が、そこまで考えて事後に連絡をしたとは考え難い。
そもそも、カジュアルにTwitterで「写真使わせて」と連絡をしてしまう取材者のメンタリティはどうなってるのか。

「取材というのは、現場に足を運ぶのが大前提。たとえ写真一枚であってもSNSでのやりとりで済ませるのは、明らかな手抜きだと思います。けれども、スマホなどで、その場にいなければ捉えられない場面を誰でも撮影できるようになってしまい、しかもそれをTwitterなどに簡単にアップできるようになりました。そうした『衝撃写真』を、ほかの媒体は使ってるのに自社だけが使ってないとなることを恐れている人が多いんです。もう、横並びで報じる時代ではないと思うんですが……」(新聞記者)

取材のとっかかりにTwitterを用いることがあっても、それだけで済ませてしまえば、やはり手抜き。「写真を使わせて」はあっても、「今から、そっちにいきますからお話を」といったツイートを見ないのは、明らかな劣化だと思う。

以下ソース
http://www.cyzo.com/2018/07/post_168636_entry.html

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