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当局によって拘束されているとみられる、問題の女性

習近平政権発足以降、中国政府は民主活動家や人権派弁護士への圧力をますます強めている。こうした中、先日、突如行方不明となった女性に大きな注目が集まっている。一体、女性の身に何があったのだろうか?

「自由亜洲電台」(7月4日付)によると今月4日、20代と思われる中国人女性が自撮り動画を中国版Twitter「微博」にアップしたのだが、その内容が当局の逆鱗に触れた可能性があるという。

問題の動画で女性は、「私はいま、上海にいます。そして後ろには習近平の顔写真があります。私は習近平の独裁専制政治や中国政府の横暴に抗議します」と主張している。

さらに女性は、背後にある顔写真に向かって歩きだすと、なんと手に持っていた墨の入ったバケツをぶちまけたのである。女性は、真っ黒になった顔写真を指さし「習近平に反対! 中国共産党に反対!」と叫んだのだった。2分ほどの動画は、ここで終わっている。複数の海外メディアは、彼女のこうした行動が、当局の厳しい取り締まりの対象となってしまうと判断し、女性の「微博」に安否を確認するメッセージを送っていた。女性は当初、メディアからのメッセージに無事である旨を返信していたが、当日午後2時頃、女性は「自宅に私服警官が数名やってきて、ドアをノックしている」と投稿。これを最後に、連絡が途絶えてしまったのだ。

海外メディアが指摘している通り、おそらく彼女の身柄は当局によって拘束され、反政府活動を行った容疑で取り調べを受けているものと考えられる。女性の過去の投稿によると、当局は昨年6月ごろから女性に対する監視活動を行っていたようだが、理由は不明だ。

一方で、女性の行動を支持する動きもみられる。女性が拘束された翌日、今度は広東省の路上に掲げられた習近平の顔写真に、今回と同様、墨がかけられているのが発見されたのだ。こうした活動が広まることのないよう、当局がアクセス制限をかけているため、本件に関する海外メディアの報道は、中国国内では閲覧できない状態だ。

ともかく、女性の無事を祈りたい。

以下ソース
http://www.cyzo.com/2018/07/post_168888_entry.html

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