小池百合子・東京都知事、稲田朋美・元防衛大臣など女性政治家29人を論評した『女政治家の通信簿』著者の古谷経衡氏と、同書に登場する女性政治家とは大体面識があるという舛添要一氏。同書の中で最も高い評価を与えられたのが総務大臣・野田聖子氏だった。古谷氏は、初の女性総理誕生を期待するが、舛添氏は「可能性は非常に低い」と述べる。その理由とは──。

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古谷:舛添さんは、女性総理が誕生する日はいつ訪れると思いますか。私は野田聖子さんに期待しているのですが。

舛添:彼女が有能であることは知っています。お酒も飲めるし、気っ風もいい。古谷さんは、どうして彼女にそこまで期待するんですか?

古谷:僕は野田さんの本を読み、そして直接お会いして魅力的だと思ったのが、彼女が男性に対して媚びないことです。

私生活は知りませんが、政治に関しては、党の要職につく男性議員たち、つまり“おっさんたち”におもねらない。そればかりか、反対の行動をとる。それでも潰されない。郵政選挙の時は、党を事実上追い出されても返り咲いた。入閣して大臣になっても、安倍さんと全然意見が違うことを言う。

舛添:「#MeToo」問題で早くから声を上げたのも野田さんでしたね。

古谷:はい、彼女は自立しているのです。政治家として自立しているなんて当たり前の話だと思うけれども、他の人は、上の人間が喜ぶことばかり言っています。例えば稲田朋美さんは安倍さんが喜ぶことばかり言う。もちろん女性に限らず、多くの男性議員だってそう。でも、野田さんは違う。彼女自身が強い政治的な地盤を持っているからできることかもしれません。

舛添:ただし、女性総理への道は極めて厳しいでしょうね。仮に自民党政権が続くとすれば、総裁選で首相が決まります。総裁選の制度は次回から少し変わりますが、まず20人の国会議員の推薦人を集めないと総裁選出馬の資格を得られない。さらにその後、決選投票になるとすれば、国会議員の多くを抱き込まなければならない。ものすごい努力が必要でしょうね。

それこそ自分で派閥をつくって、所属議員の面倒をみて、派閥を維持する。そんな“大将”でなければだめなんです。

古谷:野田さんについていく人もいると思いますが、厳しいですか?

舛添:その厳しさは私自身、経験したことがあります。20人集まったと思ったら、いろんな切り崩しがあって、フタを開けてみたら1人抜けていた、2人抜けていた、となっているんです。

古谷:なるほど。外国を見渡せば、韓国でも台湾でも女性指導者が出ているのに……どうすれば、日本では女性指導者が誕生しますか。

舛添:もっと裾野が広くないといけないと思います。日本のプロ野球が強いのは、甲子園に行ける高校、そこに選手を送り込む中学、野球に親しむきっかけを作る小学校があるからでしょう。政治の世界でいえば、女性の地方議員、市会議員を増やすことに他なりません。

地方議会なら、仕事をしながらでも、家族の理解があれば参加できる場合がある。また、年中あるわけではない町議会、村議会、市議会レベルの議会は、夜間に開催できるようにすればいい。そうすれば、子育てや仕事があっても参加できます。いきなりメジャーリーガーが出てくるわけではない。まずはべースを作るべきなのです。

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20180711_715198.html

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