「未成年の女の子たちの援助交際が最も盛んになるのは、夏休み期間中。自宅にいたくないといった理由で家出をする少女が多く、暗に“家賃はセックスで払うので泊めて欲しい”といった内容の書き込みがツイッターなどのSNSに急増する。しかし、本当に深刻なのは、その夏休みが終わった9月に増える家出少女なんです」(風俗ライター)

寝る場所や食事を提供してくれる男を“神”と呼び、援助交際に走る女子高生や女子中学生、いわゆる“神待ち少女”に絡む事件は、この夏も後を絶たなかった。
8月29日には福岡市に住む警備員の男(30)が、未成年誘拐容疑で逮捕されている。男は宮崎県に住む家出願望のある10代少女を福岡県まで誘い出し、1週間以上にわたり自宅に連れ込んでいた疑いが持たれている。

「同日には、埼玉県教育委員会が、同県の公立小学校に勤務する臨時教諭(22)を懲戒免職処分にしている。この男も7月4日から6日、家出を望んでいたと思われる少女と川越市内のホテルに泊まり、キスをしたり胸を触るなどわいせつな行為をしていました。その揚げ句、少女を車に乗せ、運転中に交通違反を起こして川越署で事情を聴かれ関係が発覚。20日に県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕されていたのです」(社会部記者)

警備員もそうだが、この教諭がツイッターで《家出少女》で検索して相手探しをしていたように、少女と知り合うきっかけとなったのが双方SNSだ。

確かに、ツイッター上には夏休みが終わった今も《家出少女》と検索すると、

《JK1 154p Bかっぷ。学校行きたくない。プチ家出中。神ぼしゅ〜》
《JK2 誰か泊めて。もう3日間何も食べていません。ラブホでも大丈夫です》
《クーラーの効いた部屋でお願いします。JKです。生もOK》

といった、JK、つまり女子高生など未成年のものと思われるリアルタイムの書き込みが無数に引っ掛かる。
『少女たちの裏稼業』(彩図社)などの著書がある、ルポライターの石原行雄氏は、こう語る。

「9月1日は1年のうちで“子供の自殺が一番多い日”と言われ、2学期が始まるタイミングで死を選んでしまうことが多いんです。その理由は、大半が“イジメ”。そして、家出少女の中には学校でイジメを受けている子が少なくないんです」

学校へは行きたくない。とはいえ、家にいれば親に叱られる。居場所を失った少女たちが、家出を選択するというのだ。

「9月に入ってから家出する子は、夏休み中の“プチ家出”よりも、深い悩みを抱えている場合が多い。しかも、追い詰められているので、男に寝泊まりさせてもらうかわりに支払う“代償”も過激なものになりがちです。それこそ『生で挿れてもいい』とか、『アナルも頑張ります』などといった、誘い文句をSNSに書き込んでいる子が多くいます」(同)

こうした夏休み後の家出少女に狙いをつけ、弱みにつけ込む男も多い。
冒頭の風俗ライターは言う。

「私が取材した17歳の少女も学校でイジメを受けていて、登校拒否になり、家出を繰り返していました。彼女は家に泊めてくれた40代の独身男性と最初はエッチだけの約束だったのに、次第に要求がエスカレートして体に跡が残るようなハードなSMプレイの相手もさせられたそうです」

そんな目に遭っても、やはり学校へ行くよりマシな上に金銭的にも苦しいことから、男の家に数週間、居続けたという。

「ひと昔前であれば、家出少女はネットカフェなどを利用していたんです。ところが、現在は各都道府県の条例が厳しくなり、18歳未満は22時、もしくは23時から早朝までの立ち入りが禁止になっている。そのため、友人などがいなければ、頼りになるのは寝床を提供してくれる“神”だけになってしまう」(同)

続く

以下ソース
https://wjn.jp/article/detail/2468800/

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