「マイクロプラスチック」、あるいは「マイクロビーズ」という言葉をご存じだろうか。これは、きわめて小さな粒子になったプラスチックのことで、海洋汚染の原因となると言われている問題物質だ。現在、これらの排出を減らそうというのが、世界的な潮流となっている。

日本では、ガストを始めとした外食チェーンを展開するすかいらーくホールディングスが、プラスチック製ストローの使用を基本的に禁止すると発表するなど、こうした流れに追随する動きが見られつつある。そんな中で、このプラスチック汚染が、意外なものからもたらされていることが分かり、注目を集めている。

今月4日、ネット系ニュースサイト「GIGAGINE」が報じたところによれば、アメリカの放送局であるNBCニュースが海洋汚染について、「現在、話題になっているプラスチックのストローよりも、タバコのフィルターが大きな問題となっている」と報じたという。現在、タバコは毎年、全世界で5兆6000億本ほど生産されているが、その3分の2は適切に廃棄されておらず、それらについているフィルターが海洋汚染の原因となっているようだ。

こうしたフィルターは、その多くが「酢酸セルロース」を主原料とした「セルロースアセテート」というプラスチックの一種で作られているという。これは、他にはメガネのフレームなどにも使われる素材だが、現在、このフィルターがタバコの害を抑えることが疑問視されている上、自然界で分解されるのには10年以上の時間が必要なのだという。多くのプラスチック製品よりも、こうしたタバコのフィルターこそが、プラスチックによる海洋汚染の主要なものであり、早急な対策が必要となっているのが現状だというのが記事の概要だ。

この記事に対して、ネット上では「紙巻きタバコの製造販売を廃止禁止しろ」「やはりタバコは毒、害なんだな」「ポイ捨てに対して罰金を取れよ」と、健康だけでなく、環境も汚染する可能性のあるフィルター付きの紙巻きタバコに対して嫌悪感を表す声が多い。他にも、「フィルターなしで吸えよ」「コーヒーのフィルターも紙だし、紙のフィルターにしろ」と、フィルターに何かしらの対策をするべきという声や、「ポイ捨てする奴が悪いだろ」「フィルターで死んだウミガメとか聞いたことない」と、必要以上にタバコに対して圧力がかかることを危惧する声なども見られる。タバコが意外なところで悪影響を及ぼす可能性があるという事実に、多くの人々が衝撃を受けたようだ。

ポイ捨てされるものと言われた時、最初に思いつくのがタバコだという人も多いだろう。そうした無自覚な投棄が、巡り巡って環境汚染を引き起こすというのは、ひと昔前の公害を思い出す話というと言い過ぎか…。

筆者も喫煙者である。タバコをたしなむ人間は、こうした事実を念頭に置き、マナーのある楽しみ方をより自覚するべきだと言えるのかもしれない。

以下ソース
http://rno.jp/archives/6943

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