経験人数延べ9,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人さんが、性にまつわるあれこれについて語ります。

 セックスレスを“問題”とするか否かは個々人の価値観次第ですが、問題とする場合は解決したいものです。

 過去、僕はセックスレスの解決方法は3つだと言ってきました。自分が変わるか、相手が変わるか、相手そのものを交換してしまうか。一般的に考えられている充実した性生活にたどり着くには、この3つのやり方で間違いはないのですが、別の着地点に辿り着く方法を新たに提案したいと思います。

 その方法は、セックスそのものを変える、です。

 具体的には、勃起・挿入・射精をセックスの定義とする男根主義のセックスではなく、“触れ合い”を重視する挿れないセックスをすることです。

 女性は男性よりも、肉体的快感を男根主義セックスで得るのが難しいです。それは、男性が主導権を握るからだけでなく、性器の構造が女性の方が複雑だからです。性器による快感を得にくいから、そっちに意識を持っていかれないので、セックスによって感じられる別の感覚に気づけます。“温もり”です。

 赤ちゃんが抱きしめられて感じる心地良さ。子どもがお母さんの手で痛みが和らぐ手当てのパワー。動物とのじゃれ合いなんかもそうですが、触れることや抱きしめられることで感じる気分の良さは、性器の快感に比べると弱いかもしれませんが、長く深く心に残り、十分満たされます。

 挿入にこだわると、挿入で得られる快感に意識がいってしまいます。これは、実は女性だけでなく男性にとってもあまり望ましくないのです。なぜかというと、男根に対する責任を生んでプレッシャーになるからです。男性が勃起薬やサプリに依存したり振り回されるのは、プレッシャーを感じているのです。

 それから、挿入にこだわると、男女ともに女性器でイクことにも執着してしまいます。もちろん、挿入の喜びがあることは否定しません。でも、それと同じか、それ以上の喜びがあることにも気づいておいて欲しいです。そうすれば、セックスレスから解放される可能性が高まります。

 僕からの提案は、挿れナイ、イカない、“ナイないセックス”です。

 下着姿でまどろんだり足を絡めたりしつつ、押したり揉みほぐすのではなく、撫でるようなマッサージを全身にゆったりとしてみてください。血流が良くなり、気分が高まります。その時に、目を見ながら、相手を愛おしいと思う気持ちと、相手を心から受け入れている気持ちを伝え合えるといいです。

 性器の接触は出来ても、相手に心が向き合っていないと見つめ合うことができません。会話もあるしスキンシップもあるけど見つめ合う時間が短くなっているカップルは、心が拒否し始めている前兆ですから、気をつけてください。

 そしてナイないセックスに欠かせないのが、キスです。

 体を触れ合い、じっと見つめ合い、愛の言葉を交わし、優しく長いキスをしてみてください。マッサージにキスという粘膜接触が付け加えられれば、それはもうセックスなんです。2人の気持ちが一緒ならこれだけで十分幸せです。そこにはどちらに主導権があるとかはなく、ひたすら一体感だけがあります。

 ナイないセックスは、このように精神面を重視しますが、あくまでも肉体ありきというところがポイントです。スピリチュアルに魂のみで繋がるようなものではなく、物理的、肉体的な接触が大切です。

続く

以下ソース
https://joshi-spa.jp/880955

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