これまで白鵬の活躍を苦々しい思いで見つめ、あるいはその陰で泣いてきた反白鵬派にとっては、まさに好機到来だ。先場所の白鵬は万全だった。41回目の優勝を歴代最多の13回目の全勝で達成。千秋楽翌日の優勝一夜明け会見では、
「夕べは気持ちよく眠れました。自分に少しご褒美をあげたいと思います」
と上機嫌で語り、午後の便でモンゴルに凱旋帰国している。
そんな白鵬に赤ランプが点滅したのは、秋巡業が始まって1週間あまり経ってから。右ひざの痛みを訴え、10月11日の愛知県春日井市巡業では土俵下に現れたものの、四股すら踏めない始末。引き上げるときは付け人の肩を借り、右足を引きずるような様子まで見せた。
「痛みは7月から続いている。まあ、うまく付き合いながらやっていくしかない」
険しい顔で説明していた白鵬だが、翌12日、ついに我慢し切れずに病院で検査を受けた結果、右ひざを骨折していたことが判明。さらに、その骨片がひざの腱(けん)やじん帯に当たって痛みが生じ、炎症を起こしていることも分かった。
このため、白鵬はただちに巡業を離脱して帰京。18日に都内の病院で骨片を摘出する内視鏡手術を受けた。19日に病院を訪れた師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)が白鵬の様子を明かした。
「思ったよりもスッキリした表情だった。焦らずにやっていくしかない」
気になるのは後遺症だ。術後、約2週間のリハビリが必要で、本格的に体を動かせるようになるのは10月末の福岡入り以降になる。初日を来月11日に控えているため時間はあまりない。
「もともと白鵬はケガに弱いタイプ。2場所前も、初日から3連勝しながら、突然、支度部屋で準備運動中、足元のシートを止めていたビニールテープに足を滑らせ、ひざを痛めたと4日目から休場し、周囲をビックリさせています。年齢も年齢である上、下半身のケガですから、おそらく今回もそんなに無理はしないはず。休場することも十分想定されます」(担当記者)
もし休場となると今年になって4回目。しかし、白鵬は2年後の東京五輪まで現役でいることを目標に掲げている。
「休んでは出る、というのは究極の延命策だ」
このように冷ややかに話す関係者もいるが、問題はその影響だ。
白鵬が休場した初場所は関脇栃ノ心、春場所は横綱鶴竜、名古屋場所は関脇御嶽海が優勝するなど、予想もしなかったヒーローが誕生している。たとえ強硬出場に踏み切っても、万全の状態でないことは明白で、優勝戦線は混沌とし、活気づくのは間違いない。
果たして、このチャンスを生かすのは誰か。完全復活が待たれる稀勢の里も、その有力候補の1人であることは間違いない。先場所、9場所ぶりに土俵に戻ってきた稀勢の里は10勝5敗と2ケタの勝ち星は挙げたものの、モロ手を上げて合格とは言えなかった。
「来場所(九州場所)も前半で負けが込んで休場するようなら、何か考えないといけない」
横綱審議委員会ではそのように話されており、復活を印象づけるには優勝争いに加わり、勝ち抜くことが必要だ。白鵬が絶不調、あるいはいないとなると、その可能性が大きく広がることになる。
因縁のライバルの不幸は蜜の味―。
まるでこの白鵬の巡業離脱に合わせるように、稀勢の里は巡業先で稽古を本格化。白鵬が手術する前日の17日、当日の18日と2日連続で御嶽海と三番稽古(同じ相手と繰り返す稽古)で汗を流し、久しぶりに充実した笑顔を見せていた。
「(今回は)仕上がりがいい感じがする。新鮮というか、いい感じですよ」
続く
以下ソース
https://wjn.jp/article/detail/1737873/
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