サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、トゥルキ・ビン・アブドゥルアジーズ・アルジャーセル氏が、拘留中に死亡したとのニュースが報じられた。

 ロンドンに本社を置くパンアラブメディア「The New Arab」(11月6日付)によると、死亡したアルジャーセル氏は、サウジアラビア人の反体制派ジャーナリストであり、ツイッター上でサウジ王族の悪行を次々と暴露したことが原因で、今年3月からサウジ政府により強制的に拘留されていたという。死因には分かっていないが、各報道機関は、拷問によって死亡した可能性を指摘している。

 先月には、サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジアラビア領事館で殺害されている。その指示をしたと疑われているのが、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(MBS)であるが、どうやらアルジャーセル氏の死にも関与している可能性がありそうだ。

 アルジャーセル氏は、「Kashkool」、「@calouche_ar」という偽名のツイッターアカウントを使っていたが、ドバイのツイッター支社に忍び込んだ王族側のスパイによって身元が明らかにされたという。そして、このスパイは、ムハンマド皇太子の元主任アドバイザーであるサウード・アルカターニ氏によって組織された「サウジサイバー部隊」の一員だというのだ。アルカターニ氏は、ジャマル・カショギ氏の殺害にも関与していたと見られ、カショギ氏死亡後にアドバイザーの職から解任されている。

 ムハンマド皇太子は保守的なサウジアラビアの近代化に乗り出した改革者としてのイメージが強いが、プリンストン大学の中近東研究者バーナード・ハイカル教授らは、権力欲に支配された「独裁者」だと断じている。

 今回の一件もムハンマド皇太子が独裁者としての恐ろしさを垣間見せた事件だと言えるだろう。いずれにしろ、両事件の真相が一刻も早く解明されることを願うばかりだ。

以下ソース
https://tocana.jp/2018/11/post_18683_entry.html

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