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 令和の慶祝ムードが続くが、新天皇への代替わりは「皇位継承権を持つ皇族が1人減った」ことを意味する。公務の担い手が減っていく問題もある。皇室典範改正論議は焦眉の急だ。

 今上天皇は126代目の天皇にあたる。現在の皇室典範においては皇位継承権を持つのは秋篠宮、悠仁親王、常陸宮の3人。天皇の子供世代で言うと、悠仁親王のみだ。そこで女性宮家とともに議論の俎上に載っているのは、皇位継承権の範囲を女性皇族にまで広げるというものだ。

 振り返ると、1969年に清子内親王(黒田清子さん)が生まれてから、2001年の愛子内親王まで、皇室には9人連続で女子が誕生した。男子が生まれない状況にあって、2004年に当時の小泉純一郎首相が諮問機関を立ち上げ、「“女性・女系天皇”を認め、皇位継承順位は男女を問わず第一子を優先とする」という方針が出された。これに沿うと、天皇陛下の次に即位するのは、愛子内親王ということになる。『皇室典範と女性宮家』などの著書がある京都産業大学名誉教授の所功氏が語る。

「皇室典範では“男系の男子”に限定している原則を守りながら、皇統の危機的な状況を直視すれば特例として、歴史上に8人10代の実例がある男系女子の女性天皇(一代限り)も容認しておく必要があります」

 女性天皇と混同されがちな「女系天皇」についてはどんな状況が今後考えられるか。

「男系」とは、父親が天皇の血筋にあること。一方、「女系」とは母親が天皇の血を引くことを意味する。

 現在の皇室で喩えると、愛子内親王が天皇に即位した場合、父である天皇から皇室の血を引く“愛子天皇”は「男系の女性天皇」だ。

 その“愛子天皇”が結婚し男子が生まれ、その男子が天皇に即位したとする。この場合、母親から天皇家の血を引きついでいるので「女系の男性天皇」となる。

 女性天皇が容認され、第一子優先で皇室典範が改正されれば、現在の皇位継承順位は大きく変わる。

「天皇家唯一の子である愛子さまが皇位継承順位の筆頭となる」(皇室ジャーナリスト・神田秀一氏)

 一部では、秋篠宮は即位に消極的であり、早めに悠仁親王に皇位を渡す意思を持っていると報じられたが、秋篠宮家内部でも状況は激変する。

「眞子さまと佳子さまが、悠仁さまより上位の皇位継承者となります」(同前)

 先に説明したとおり、仮に“愛子天皇”の子供が即位すれば、1500年以上続く皇室の歴史において、初めて女系天皇が誕生することになるとされる。

 だが保守層は、男系のみで連綿と受け継がれてきた「万世一系」の皇統を重視している。「女性天皇は認めても、女系天皇は認められない」とする意見も根強い。

「愛子さまはお生まれになった時から皇族です。その後、天皇になった場合、そのお子さまを皇族ではなく民間人として扱うのは無理がある。一方、そのお子さまは天皇の元に生まれた皇族であるにもかかわらず、皇位継承権をもたないというのもまたおかしな話で、議論が待たれます」(神田氏)

──皇室典範の改正には、慎重な議論が必要とされる。一方で、いつまでも結論を先延ばしにできないという空気も強まっている。令和皇室は、どのような未来に向かうのだろうか。

以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20190523_1374664.html

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