Studio OSO
フライングVといえばギブソンのエレキギターと相場が決まっている。
鋭角的なデザインゆえのバランスの悪さのせいで、座って弾くなんてヌルいことを許さないアグレッシブさが素敵なヤツ。そんなVのアイコンが大空に舞い上がる日が来るようだ。
KLMオランダ航空がデルフト工科大学航空宇宙学科と共同で開発を進めている次世代旅客機は、二股に分かれたV字型の機体デザインが先進的。その名はギターそのまんまの「フライングV(Flying-V)」だ。
https://youtu.be/7DmhQMvJ2aY
FlyingV Teaser
その奇抜なデザインは、ただ奇をてらったものではない。空力の効率を突き詰めた結果なのだ。客室・貨物室・燃料タンクを翼に融合した形で配置することができ、現時点で最先端のエアバスA350 XWBと比較しても20パーセント燃費が改善されている。
https://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/e/b/eb0b1f6c.jpg
Studio OSO
コンセプトモデルを考案したのはベルリン工科大学の学生ユストゥス・べナト氏。
奇抜なデザインにも関わらずA350とほぼ同等の仕様で、55メートルの全長はやや短いものの翼長は65メートルとまったく同じ。
座席数も300〜350席のA350に対し、フライングVは314席。貨物室の積載容量が160立米という点でもほぼ同じだ。
そのために既存の空港施設を普通に使うことができる。
https://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/e/e/eed75144.jpg
Studio OSO
搭載されるターボファンエンジンは、既存のものとしては最高の燃費を実現したもの。現時点ではケロシン系、つまりは灯油を燃料としているが、電気式ターボファンといった革新的推進システムが登場しても簡単に適応できるようになっている。
ついでに内部に備え付ける座席やトイレなども可能な限り軽量化され、空力特性の軽量化が図られている。
https://youtu.be/MvekG31FbJM
KLM to fund development of fuel-efficient Flying-V plane
大空を舞うために燃料を大量に燃焼させなければならない飛行機は、飛行中に与える環境への負荷も大きい。温暖化が急速に進行している現在、持続可能性をいかに実現するかは航空業界における喫緊の課題だ。
フライングVが主眼に置くのもまさにこうした点。一見、攻めたデザインであっても、それが追求するのは大幅にエネルギー効率が改善された、クリーンな空の旅を約束する持続可能な次世代旅客機なのだ。
プロトタイプの発表は2019年10月を予定しているそうだ。
以下ソース
http://karapaia.com/archives/52275190.html
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