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 新開発の中空の金属球で作られた軽量発泡素材――これを使えば、機関銃やスナイパーライフルに使われる50口径の弾丸すら太刀打ちできない。

 ノースカロライナ州立大学の研究者が15年前から開発を進めている新素材は「合成金属発泡体(CMF/Composite Metal Foam)」といい、戦車などに利用される従来の均質圧延鋼装甲と同じ防護性能を半分の重量で実現してしまう。

 つまり戦車の装甲をこいつに換装するだけで、防護性能を落とすことなく、車体を軽量化し、機動性と燃費を向上させられるのだ。

 CMFの原料となるのはアルミニウムと鉄鋼で、これらを特許出願された処理法によって、内部に大量の中空ができるように形成する。金属製の発泡スチロールのようなイメージだ。

 これまでの実験映像では、CMFに向かって射出された中サイズの弾丸が木っ端微塵に砕け散っているシーンや炸薬弾の爆発でもビクともしないシーンが確認できる。

https://youtu.be/lWmFu-_54fI
NC State: Metal Foam Obliterates Bullets

 それ以外にも、耐火性や耐熱性があり、いくつもの光線や放射線に対しても防護力を発揮することが実証されている。

 『Composite Structures』に掲載された最新の実験では、CMFが12.7 × 99mmの50口径弾の衝撃にどのくらい耐えられるのかが検証された。

 実験では、CMFを前面のセラミック製の保護板と薄いアルミのバックプレートで覆い、そこへ向かって弾丸を秒速500〜885メートルで射出。

 その結果、CMF層はボール弾の運動エネルギーの72〜75パーセント、徹甲弾では68〜78パーセントを吸収し、秒速819メートルまでの弾丸の貫通を防ぐことができた。

 なんだか、すごい勢いで突っ込んでいって玉砕してしまう弾丸が少し可哀想なくらいだ。

https://youtu.be/yMVEQh5Akcc
NC State: Composite metal foam withstands high explosive round

 現時点ですら凄まじい防護性能を誇るCMFだが、まだまだ改善の余地があるとのこと。

 たとえば、セラミック層・CMF層・アルミ層の密着性や厚みを最適化することで、防護力を維持しながらさらなる軽量化を見込めるそうだ。
 
 戦車等の軍事利用が念頭に置かれているこの素材、悲しいことだが戦争があり、銃弾が作られている限り、それを必要とする場面があるのが現実なのだろう。

以下ソース
http://karapaia.com/archives/52275286.html

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