イェール大学の研究チームは、米電子タバコ最大手JUUL Labsが販売するリキッド「JUULpod」が加熱されたときに放出される物質に、これまで知られていなかった有害物質が含まれていることを明らかにした。
同チームは、「クレームブリュレ」「フルーツメドレー」「クールキューカンバー」など、複数のフレーバーを調査。その結果、リキッドに香味料として含まれるバニリンが、同じくリキッドに含まれるアルコールと結合することで、喉と肺を刺激するアセタールという化合物が形成されることを突き止めた。
JUUL Labsはこの件について、米国食品医薬品局(FDA)に報告していなかったが、今回の研究結果を受け、FDAも動いた。アセタール以外にも、電子タバコのリキッドに含まれると疑われる有毒化学物質について、情報開示することを電子タバコ業界に要求したのだ。
ワシントンポストなど米メディアによると、FDAは、電子タバコのリキッドに含まれると疑われる19の「有害および潜在的に有害な化学物質」について警戒しており、ゆくゆくは消費者向けの警告リストに追加されるものとみられる。
その19の物質とは以下の通り。
アセタール:喉と肺に刺激
酢酸:肺に刺激
アセトイン:肺に刺激
アセチルプロピオニル:肺に刺激
酢酸ベンジル:肺に刺激
ブチルアルデヒド:肺に刺激
ジアセチル:肺に刺激
ジエチルグリコール:有毒化学物質
酢酸エチル:肺に刺激
エチレングリコール:肺に刺激、生殖と発達に有害
フルフラール:肺に刺激
グリセロール:肺に刺激
グリシドール:発がん性物質
酢酸イソアミル:肺に刺激
酢酸イソブチル:肺に刺激
酢酸メチル:肺に刺激
N-ブタノール:肺に刺激
プロピオン酸:肺に刺激
プロピレングリコール:肺に刺激
しかし、電子タバコ業界はこれまで、この19の物質のいずれについて「リキッドに含まれる有害物質」とみなしておらず、危険性が隠匿されてきたといっても過言ではない。そうした中、FDAは業界がひた隠しにする電子タバコの実態を明らかにする動きに出たわけだ。
FDAが電子タバコの実態を白日の下にさらすことに本腰を入れ上げた背景には、米国内で電子タバコの喫煙に起因するとみられる健康被害が続発していることがある。
7月には、ウィスコンシン州の10代の若者8人が、電子タバコ吸引による肺損傷で入院。さらに、別の1人は彼がオンラインで購入した大麻の電子液体を吸引した後、半睡状態に陥いるという事件も起きている。また8月頭には、1年半の間、JUULpodのミントフレーバーを吸い続けていたフロリダ州の10代男性が、肺損傷によって生死の境をさまよう事態となっているのだ。
米疾病予防管理センターによると、米14州に住む電子タバコ喫煙者94人が、8月15日までの2かカ月間に呼吸器不全などの肺疾患を相次いで発症したという。
電子タバコの喫煙者は日本でも右肩上がりに増えているといわれているが、果たしてその危険性は十分に周知されているといえるのだろうか?
文=上地遼
以下ソース
https://tocana.jp/2019/09/post_109382_entry.html
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