「微乳」が市民権を得て久しい。その人気を支える理由のひとつが、「敏感で快感を得やすい」という都市伝説だ。事実、ネット上では、“海外の大学による” という「巨乳は微乳より、約24%刺激を感じにくい」という研究報告も。
だがそれは、はたして事実なのだろうか。本誌は、歴史や文化的背景に基づく「文系知」から、検証を試みた。
「2009年、『微乳A』(ドリームチケット)というAV作品がヒットし、20作を超えるシリーズになりました。このシリーズでデビューした、希内あんながブレイクしたことで、微乳系の女優が多数デビュー。それが、昨今のブームの始まりでしょう」
そう語るのは、アダルトメディアの歴史に詳しい、ライターの安田理央氏。ブームから10年。微乳AVは、いまも多くのファンを獲得している。
「微乳もののAV作品のファンの多くは、ロリコンではなく、じつは “敏感な反応” を求めていたのだと、『微乳A』のプロデューサー藤木TDCは語っています。そのニーズに応じて、制作側もファンに忖度した作品づくりをしてきました。
ただ、制作者も認めていますが、“微乳は敏感だ” ということに根拠はありません。“巨乳は鈍感だ” というのも、誤ったイメージの裏返しでしかないのです」
性人類学者のキム・ミョンガン氏は、いまの微乳ブームはいきすぎた「巨乳信仰」の反動だという。
「1990年代以降、マスコミが巨乳を押し出しすぎたことに原因があると思います。巨乳女性の “性アピール” が露骨になりすぎ、それを拒絶する男性が増えてきたためではないかと」
微乳の感度についてはキム氏はどう考えるのか。
「性感に影響を及ぼすのは、胸の大小よりも、まずは、
(1)男性の技術
(2)女性の性感の発達
(3)SとMの相性
です。微乳だから、即『感度がいい』ということにはならないと思います」
微乳は敏感だというのは、AVの中だけの神話なのかもしれない。
以下ソース
https://smart-flash.jp/night/81268
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