「あなたは女性と30分間だけ結婚することができますし、それが終わり次第、別の女性とも結婚できます」
若い女性との「一時的な結婚」について、そのようにBBCの覆面調査員に説明したのは、イスラム教シーア派の聖地カージミーヤの聖職者サイイド・ラードである。イラクでは法的に結婚していない男女が同室に宿泊することすら禁じられているのに、彼はこのひと時の“花嫁”と過ごすためにホテルに部屋を用意できるとも話す。サイイド・ラードによれば、この結婚契約は自分のような聖職者が介在することで簡単に成立し、200〜300ドル程度で一晩一緒に過ごせるということだ。
カージミーヤでは現在、このような一時的な結婚契約「ムトア婚」が広く行われているという。ムトアという言葉が「享楽」を意味することからもわかるように、一時の快楽のために短期間だけ交わされる結婚契約である。契約期間は数時間から数日、時には年単位でも可能だが、正式な結婚のように扶養の義務や財産の分与といった義務は課されず、破棄することも簡単だ。イスラム教の中でもシーア派だけがこの制度を持ち、エジプトなどではシーア派男性と他派の女性との間でトラブルとなることも珍しくないという。
とはいえ、この制度を売春に悪用するのはイラク国内でも禁じられている。しかし、十代の若い女性を名ばかりの花嫁として男性に斡旋する仕組みは公然の秘密として広く行われているようで、BBCの調査によると、女性の斡旋を依頼した聖職者10人のうち8人が喜んで応じたという。このような聖職者らは“花嫁候補”のリストと写真を手元に揃え、高い値が付く若い処女を探し回っているそうだ。
さらにサイイド・ラードは十代前半の少女も用意できると話している。「13歳の処女でも可能か」と尋ねた覆面調査員に対して、彼は喜んで役目を果たしましょうと返答した。ただし、彼は「処女を奪わない方がいい」という意味深な忠告をし、暗に肛門性交を勧めてきたという。
イラクでは女性の婚姻可能年齢は18歳以上と定められているが、裁判所が認めた場合は15歳から結婚できるそうだ。いずれにしろ、それよりさらに若い場合は違法となるのだが、ある聖職者はシャリア(イスラム法)では思春期を終えた少女とは結婚できるとし、「9歳でも問題はありません」と覆面調査員に言い切っている。ムトア婚は児童買春の温床にもなっているのである。
ムトア婚の斡旋者たちは無知な少女や困窮している女性、難民などをターゲットに「簡単に金が稼げる」と女性を集めている。金に困った女性たちは、聖職者の斡旋の下、男性が支払う持参金を目当てに形ばかりの結婚契約を重ねているのである。ある女性によれば、聖職者たちは”仕事”の斡旋だけでなく、避妊薬の注射まで手配するという。もう聖職者というより手配師と呼んだ方が正しいだろう。
また、時には聖職者らも一緒になって、これは正式な結婚だと女性を騙し、ムトア婚であることを伏せて“結婚”させることもあるというから悪質だ。男性は自分の素性や住所を女性に隠し、楽しむだけ楽しんだら数日で姿を消してしまうのである。残された女性になすすべはない。
続く
イスラム教社会では女性の処女性が重視され、未婚の女性への圧力や売春婦とみなされた女性への蔑視は日本とは比較にもならない。年上の金持ちに騙されて密かにムトア婚をしたある10代の女性は、自分がすでに処女ではないと家族に発覚することを強く恐れている。家の名誉を汚したとして殺される可能性すらあるからだ。事実、彼女のいとこは男性と交際したというだけで実の父親に殺されたという。
聖職者という立場と権威を利用し、うら若き女性たちを食い物にするあまりにもひどい実態に、世界から非難の声が高まりつつある。
終わり
以下ソース
https://tocana.jp/2019/10/post_117715_entry.html
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