歓喜の復活Vだ−。ヤマダグリーンドーム前橋(前橋競輪場)で開催された『第28回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』(GI)は最終日の15日、第12Rで決勝戦が行われ、村上博幸(40)=京都・86期=が差し切りV。5年8カ月ぶり、3度目のシリーズ制GI制覇を飾り、賞金2940万円(副賞含む)を獲得するとともに、年末の『KEIRINグランプリ2019』(立川)の出場権もゲットした。三谷竜生が2年連続準Vで、3着は清水裕友。人気の中川誠一郎は9着に終わった。
ここ一番で、ベテランらしさを発揮した。4月に40歳となった村上博幸が、絶好の展開を生かしてV。2014年の全日本選抜以来となるシリーズ制のGI3度目の優勝を成し遂げた。
「竜生が怯まずに主導権を取ってくれて。いつもラインのおかげですね。久々に確信を持って手を上げることができました」
昨年のGP覇者で信頼を寄せる同地区の後輩・三谷竜生に託した決勝戦。赤板で先頭に立った清水裕友は番手が併走になったことでペースを緩めた。その隙を逃すことなく、三谷が2角で反撃。3番手を清水が占めたが、焦りはなかった。冷静にタイミングを計り、先頭でゴール。ガッツポーズで喜びを爆発させた。
「脚力は落ちているけど、キャリアとテクニックで落ち着いて走ることができました。けがで迷惑をかけてきたけど、家族と仲間に感謝したいですね」
苦しみを乗り越えてつかみ取った栄冠。勝利者インタビューでは、涙ぐむシーンもあった。今大会も決して万全の状態で迎えたわけではない。古傷の腸骨(骨盤)が炎症を起こし、直前は地元・向日町記念すら欠場を余儀なくされたほど。だが、兄・義弘の存在が再び闘志に火を付けた。
「正直、もうGIは取れないのかなと思っていました。でも初日に兄が3番手を回してくれたことで、喝が入りましたね」
初戦の日本競輪選手会理事長杯で兄の前、近畿の3番手を任されたことで、より集中力を高めることができた。賞金ランク9位から、今回の優勝で年末のKEIRINグランプリ(12月30日・立川)出場を確定させたが、気を緩めるつもりはない。
「今はまだ見つかっていないけど、新たな目標をしっかり持って戦っていきたいです」
晴れやかな表情で表彰台の真ん中に立った不惑のマーカーは、力強くさらなる飛躍を誓った。(仲野谷有紀)
■村上 博幸(むらかみ・ひろゆき)
1979(昭和54)年4月15日生まれ、40歳。京都府京都市出身。
私立花園高等学校卒業後、86回生として2001年8月に奈良でデビュー。
シリーズ制GI優勝は10年日本選手権(松戸)、14年全日本選抜(高松)に続き3度目。他に10年SSシリーズ風光る(静岡)、同KEIRINグランプリ(立川)優勝。
通算1370戦355勝、2着222回、3着167回。通算取得賞金は9億969万3265円(15日現在)。
166センチ、69キロ。血液型O。
以下ソース
http://race.sanspo.com/keirin/news/20191015/krnnws19101516490005-n1.html
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