大和ネクスト銀行が全国の20〜69歳の男女に「旅行したことがない都道府県」を聞いたところ、1位は佐賀県の80・4%。次いで高知県(79・4%)、徳島県(78・8%)、秋田県(78・7%)、宮崎県(77・8%)の順だった。なぜこうなるのか。
「佐賀県は観光客が行ったことがないと錯覚していることが多いのです」とは旅ジャーナリストの間貞麿氏だ。
「佐賀には吉野ケ里遺跡や有田焼で有名な有田町などがあります。ところが県の知名度が低いため、実際に訪れた人は吉野ケ里遺跡は福岡にあり、有田町は長崎の町だと勘違いして、まだ行ったことがないと思い込みがちなのです。高知県はいまだにプロペラ機が飛んでいるので、『行きにくい場所』のイメージが強い。陸路の場合は岡山まで新幹線で行き、そこから列車で瀬戸内海を渡って行くのが億劫に感じられるのです」(間貞麿氏)
徳島県は夏の風物といわれる阿波おどりの本家本元。3位なのは意外な気がするが……。
「徳島は困ったことに、人気が阿波おどりに一点集中しています。そのため踊りを毎年見に来る人がいる一方で、踊りに興味のない人は徳島には他に見るものがないと勝手に決めつけて食わず嫌いしてしまう。阿波おどりの人気が他の観光スポットの足を引っ張っているわけです。本当は鳴門の渦潮やシスティーナ礼拝堂を再現した大塚国際美術館(鳴門市)もあるのですが」(旅行ライターの五嶋幸一氏)
宮崎県は温暖な人気エリアのイメージが強い。なぜワースト5位にランクされたのか。
「宮崎が人気があったのは日本人が気軽にハワイ旅行に行けないので代わりに宮崎に新婚旅行に行っていた昭和30年代後半の話。ハワイ旅行が当たり前になるにつれて人気が落ちました」(間貞麿氏)
前出の五嶋氏は「今の観光スポットは4つの要素が魅力の必要条件」と前置きしてこう説明する。
「『歴史』と『おいしい食べもの』『買い物』、それに『季節感』です。この4つがそろっている場所は人気が根強い。京都などは春の桜や秋の紅葉などの季節感が豊富だからリピーターを獲得できるのです。高知の県立坂本龍馬記念館は、龍馬のファンには最高の場所でしょうが、ファンでない人は『無理して行かなくてもいいや』となってしまいます。徳島の阿波おどりと同じような現象です」
商品を売るのも観光で県外から人を呼ぶのも、宣伝方法を工夫しなければならないということだろう。
以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/263861
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