モスコヴィッツ博士によると、5Gに限らず、そもそも電磁波の安全性は確立されていないという。たとえば、米連邦通信委員会(FCC)が採用している電磁放射のリミットは80年代の研究に則った、主に“熱作用”に対する安全基準であるが、これまでに行われた500以上の研究が、熱作用が起こるよりもずっと弱い電磁放射でも、生物学的・健康的な悪影響をもたらすことを明らかにしているという。
2015年には、電磁波の生物学的・健康的影響を調べて査読論文を公開した240人の科学者が、電磁波への被曝制限の強化を訴える嘆願書に署名しているとのことだ。
「近年の多くの科学論文は、電磁波が国際・国家レベルのガイドラインよりも低い基準で生体組織に影響を与えることを示している。影響には、発がんリスク、細胞ストレスの増加、遺伝子損傷、生殖システムの構造的・機能的変化、学習・記憶障害、神経障害、そして人類の普遍的幸福に対するネガティブな影響がある。また、人間の他にも植物や動物に対する悪影響を示す研究も増えている」(嘆願書抜粋)
さらに、2011年には世界保健機構(WHO)が、電磁放射を“人における発がん物質である可能性がある”と指摘しており、昨年発表された米国国家毒性プログラムの大規模研究では、携帯電話の電磁放射への2年間の被曝は、“明らかな”発がんリスクがあることが動物実験で判明しているという。
国際がん研究機関(IARC)は、今後5年間で再検討されるべきものとして電磁放射を優先する方針を示すなど、電磁波の安全性が徹底的に見直されるタイミングに来ているとモスコヴィッツ博士は指摘している。
その一方、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、96年のFCCの安全基準を変更しないことを決定するなど、電磁波の悪影響を徹底的に認めない態度を取っている。
従来の電磁波でさえ安全性が確立されていないなか、5Gには潜在的なリスクを持つ新たな技術が投入されている。モスコヴィッツ博士によると、5Gが使うミリ波は皮膚や角膜に吸収され、短期的な被曝は末梢神経・免疫系・循環器系に生理学的な悪影響をもたらし、長期的な被曝は、皮膚がん、眼内黒色腫(がん)、生殖能力の低下をもたらすという。新しい技術である5Gの健康への影響は未知数だ。これ以上の悪影響が出る可能性もある。
だが奇妙なことに、モスコヴィッツ博士の記事が掲載された10日後、「Scientific American」のブログに、「5Gの不安を煽るデマの犠牲になるな」と題する記事を掲載されたのだ。それによると、「5Gの反対者は電磁放射に関する低品質の研究を引用するが、多くの研究は危険がないことを示している」という。モスコヴィッツ博士の主張とまるで真逆の主張だ。
なぜ「Scientific American」は慌てるように5Gの安全性を訴えたのだろうか? ただ単に公平を期すためだろうか? いや、それ以上の理由があるかもしれない。5Gの危険性を訴えているマイクロソフト・カナダ元社長のフランク・クレッグ氏によると、通信業界は500人以上のロビイストを使って自分たちに不都合な情報は握りつぶしてきたという。もしかしたら、今回も彼らが暗躍したのかもしれない。
日本は2020年を目処に5Gの運用を開始する予定だが、国民の健康を第一に考え、今一度導入を見直してもらいたいものだ。アメリカを含め諸外国が実施しているから安全とは言えない。まずは自分たちできちんと検証すべきだろう。
以下ソース
https://tocana.jp/2019/10/post_121027_entry.html
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