0001逢いみての… ★
2019/12/03(火) 01:00:05.90ID:CAP_USER歴史作家・早見俊氏が、洋の東西を問わず歴史上の人物たちの性に関するエピソードをいろいろと紹介していくこのコラム。歴史に興味がある人はもちろん、そうじゃない人も楽しめること間違いナシですよ。
豊臣秀吉の好色ぶりについては何度か取り上げています。今回は秀吉が男としていかに正常であったかを同時代の有名人物に比して述べます。戦国時代に活躍した有名武将、彼の主人・織田信長、武田信玄、伊達政宗、いずれも美少年を好みました。いわゆる衆道です。徳川家康は違うとされてきましたが、近年井伊直政との関係が取り沙汰されています。
彼らばかりか男色に耽る武将は珍しくはありませんでした。キリスト教布教のために来日したフランシスコ・ザビエルは日本の武将たちが男色に耽溺する様を衝撃と怒りを以って綴っています。彼らは決してホモセクシャルであったわけではなく、妻や側室も持ち、大勢の子を成しました。今で言うバイセクシャルですね。
男をセックスの相手としたわけの一つに合戦が挙げられます。戦場に愛人を連れてゆくわけにはいかず、性欲のはけ口として美少年を相手にしていたわけですね。単にイケメンというだけではなく、暗殺される心配のない素性が確かで忠誠心がある者が選ばれました。
戦場には現代のデリヘル嬢のように比丘尼（びくに）や遊女が出入りしていましたが、専ら足軽、雑兵が買い求めました。大将クラスは暗殺、性病の危険を避けるのが普通です。秀吉も雑兵の頃は比丘尼、遊女を買っていたでしょうが、大将に出世してからも男色には走りませんでした。ひたすらに美女、しかも高貴な家柄の娘を好みました。
大坂城の大奥には三千人ともいわれる美女が集められ、それでも足りず、目に留まった好みの娘を権力にものを言わせて我が物とすることを繰り返しました。現代人にはノーマルに映る性癖であり、多くの男性が羨望の眼差しを向けることでしょう。ところが、女としかセックスをしない秀吉を当時の人々は変態と思ったのです。
ある武将が太閤殿下が男を愛でないのは美少年に巡り合ったことがないからだと気を利かし、誰もが目を見張るイケメンを秀吉に謁見させたそうです。すると、秀吉はそのイケメンを気に入り彼の耳元で囁きました。「そなたに姉か妹はおるか」。女性一筋だった天下人秀吉でしたが、両刀使いの武将たちと違って子宝に恵まれなかったのはなんとも皮肉ですね。
以下ソース
https://dansen-web.com/?p=12388
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