Apple社は、iPhoneユーザーの写真をスキャンできることを認めた。英紙テレグラフの報道によれば同社はこれについて、児童虐待との闘いと児童ポルノ拡散防止の取り組みと説明している。

Apple社が調べることができるのは、iPhoneユーザーがiCloudに保存する全てのメディアコンテンツ。写真と動画の分析を行うのは特殊なアルゴリズムでApple社はこれを電子メールサービスのスパムフィルタ機能に類似したものと説明している。同社のグローバルプライバシー担当シニアディレクター、ジェーン・ホバース氏によると、児童ポルノの動画や写真を保存しているアカウントが発見されると、そのアカウントは無効になる。

ホバース氏はこのシステムの仕組みを明らかにしていないが、テレグラフ紙はPhotoDNAが使用されているのではないかとの見方を示している。PhotoDNAのアルゴリズムがユーザーの写真の詳細をスキャンし、これをポルノコンテンツ固有のパターンと比較する。PhotoDNAは2009年にマイクロソフトが開発し、Facebook、Twitterや他のIT企業で採用されている。

Apple社は2019年10月、iPhoneユーザーのメディアコンテンツを調査する権利があると発表していた。同社はウェブサイトのプライバシーポリシーを更新した際に、同社が行うデータスキャンの目的を違法コンテンツや子どもの性的搾取と戦うことと明記している。

以下ソース
https://jp.sputniknews.com/science/202001107002952/

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