0001逢いみての… ★
2020/02/01(土) 23:55:57.10ID:CAP_USERそんななか、昨年、国内で新たな肉筆春画が2点発見されたのだ。発見に関わった美術関係者が言う。
「昨年1月に発見されたのが一点物の掛軸『閨中交歓図(けいちゅうこうかんず)』です。特に貴重なのが“戴斗”と署名されている点です。実は北斎には年代ごとに複数の署名があり“戴斗”号は50代頃に名乗っていたものです。
これまで北斎の肉筆春画で署名入り作品はないとされていたため、非常に稀有です。昨年夏発見の『春愁図(しゅんしゅうず)』のほうは、絹地に描かれ着色も濃厚な作品ゆえ、当時の画料も高かったはずですが、希少性の点から前者のほうにより高値がつきました」
これら2点は発見直後に買い取られ、現在は別々の個人の所有物となった。そもそも春画における「肉筆」とはどんな価値があるのか。国際日本文化研究センター名誉教授の早川聞多氏が解説する。
「浮世絵には大きく2種類あります。版元、絵師、彫師、摺師の四者分業で仕上げる ”本版画”と、絵師自らの筆で絹や紙に描く“肉筆絵”で、ほとんどが本版画です。北斎は生涯描き続けましたが、精力的に色摺りの春画本を手がけるようになったのは50〜60代にかけてです。特に肉筆は80代前後に最も多く描かれたとされていただけに、50代の“戴斗”号の作品が発見されたことは驚きでした」
さらにこの『閨中交歓図』にはこんな想像さえ膨らむという。
「“戴斗”号の下に“房中写”と書かれています。署名下にわざわざ記すということは、実際に男女のモデルがまぐわっている場に居合わせ、写生した可能性があり、思い入れや迫力が感じられます」(同前)
『春愁図』にはこんな期待が高まる。
「こちらは12枚1組の横長の絵巻か画帖であった可能性が高い。北斎の春画のほとんどが12枚1組であったということと、『閨中交歓図』のように署名や朱印がないことから、12枚を1枚ずつ分割したのではないかと想像できます。近年、秘蔵されていた北斎の春画が次々と出てきているように、今後も新たな発掘に期待したいですね」(同前)
さらに今回、見つかった2つの作品について、前出の早川氏が解説する。
◆閨中交歓図
「全体的にあっさりとした淡彩で紙本に描かれた作品ではあるものの、手や指の動きなどの細部のニュアンスや面長な面相、そして優れた構図からも北斎の特徴が感じられます。なによりも“房中写(房中=寝室、写=写生を表わす言葉)”と記されている点に、北斎が眼前でまぐわう男女を写生したのではないか、という想像が膨らみます」(早川氏)
◆春愁図
「女の頭部の髪飾りや、女が握りしめている懐紙(愛液などを拭き取るのに使う紙)の細かい描写などは、再現性にとことんこだわる北斎のリアリズムを感じます。こちらの作品は絵柄や色遣いなどから推察するに、恐らく北斎が60〜70代にかけて描いたもので、その描画力は年を追うごとに濃厚さや緻密さ、瑞々しさが増します」(早川氏)
●2点の肉筆春画を生で見られる「東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会開催記念いっぴん、ベッピン、絶品!〜歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」開催予定。
●会場:渋谷区立松濤美術館 ●住所:東京都渋谷区松濤 2-14-14 会期/2020年4月4日(土)〜5月17日(日)
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20200201_1534153.html
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