親の遺言通り、散骨を行いたい。先祖代々のお墓を解体する「墓じまい」を行ったため、先祖の遺骨を散骨したい。そんな希望があっても、多くの人は散骨をどんな業者に依頼すればよいか分からないのが現状だ。一部の業者がマナーに欠いた散骨を行ったことで条例で散骨が禁止されている自治体もある。

 法律に明文化されているわけでもなく、いわばグレーゾーン。そんな危うい「散骨」を安心して任せられる業者はどこか。次の4点を確認してほしい。

■散骨証明書を発行してくれる

 まずは、家族や親族とのトラブルを防げる業者を。親族に散骨の許可を得たとしても、散骨してから「本当に散骨したのか」「どこへ散骨したのか」と追及される場合もある。そんなとき、第三者である散骨業者が発行した散骨証明書があるのとないのとでは、安心感が違う。また、家族が散骨に立ち会わず業者に遺骨を送る「委託散骨」を選んだ場合はとくに必須。

■粉骨費用ほか経費の説明をしてくれる

 金銭トラブルを防ぐために散骨そのものの費用以外についても事前に説明をしてくれる業者かも大切なポイント。特に遺骨を粉末化する粉骨は、見た目で遺骨と分からせないための散骨マナーだが、粉骨費用を最初から散骨料金に含んでいる業者は少ない。業者に遺骨を送るときの料金も同様。必要な金額をすべて含めた見積もりを取り寄せるのが大事だ。

■業界ガイドラインを満たしている

 散骨には法律がないがマナーがあり、業界ガイドラインとして確立している。ガイドラインを満たした業者を選びたい。

<散骨業界ガイドライン>

・遺骨と分からない程度に粉骨を行う
・海での散骨は船舶で陸地から十分に離れる
・海水浴場・漁場・河口付近など人が立ち入る海洋上では行わない
・自然に返らないものはまかない
・散骨時には喪服を着ない

 心配な場合は「日本海洋散骨協会」などガイドラインを順守する協会に加盟しているかどうか確認してみよう。

■実績を公開している

 たとえ少ない実績であっても、実際に散骨を行ったことのある業者を選びたい。散骨は新規参入組も多く「とりあえずホームページを立ち上げているだけ」の業者もある。HP上に実績が見つからなければ、電話で確認したい。

 散骨は親や先祖の遺骨に本当のサヨナラを言う、最後の機会だ。良い思い出にできるよう、業者選びには慎重になろう。

(取材・文=葬儀ライター・奥山晶子)

以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/270424

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