―[年収100万円ハウスの惨状]―

 日本社会の格差がますます広がる中で、人間が安心して暮らすための基盤である“家”の存在が揺らいでいる。年収100万円台の貧しき人たちは、家すら失う事態に陥っているのだ。貧困に喘ぎ苦しむ人たちの劣悪住宅事情をリポート。今回は4畳一間の風呂トイレ共用物件で暮らす30代を取材した。

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知念慶さん(仮名・33歳)

▼知念慶さん(仮名)33歳 ラーメン店アルバイト

 抜け落ちそうな階段を上ると、目に入るのが所狭しと並ぶボロボロの木の扉。食事時なのか、どこからともなく発酵食品を煮詰めたようなすえた臭いが漂ってくる。扉のひとつが勢いよく開き、部屋の主・知念慶さん(仮名・33歳)が出迎えてくれた。彼は10年前に職を求めて上京した沖縄県民である。

「寒い部屋ですみません。エアコンの電源を入れるとブレーカーが落ちちゃうんですよ」

 部屋には、飼育しているインコの檻やゴルフグッズなど、趣味の品が4畳一間に溢れかえっていた。

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知念さんが飼っているインコ

「カネはないのに、なぜか見えを張ってしまって、つい高級な水を買ったりゴルフに行ったりしてしまうんですよ」

 とても風呂トイレ共用物件の主とは思えない暮らしぶりだが、家計は火の車だ。

「騙されやすいのか、給料未払いのバイトで働いたり、ネットワークビジネスにひっかかって借金ができました。アパートを借りようにも、審査に落ちまくって3年くらい知り合いの家の台所に住んでいたこともあります。ここは仲介業者の知り合いに頼み込んで、入居できた物件なんです」

 つまり、彼にとってこの部屋は最後に見つけたオアシスなのだ。

 今は給料のほとんどを借金の返済に充てている知念さん。しかしインコの餌代や外食費がかさむため、返したら借りるの繰り返しで借金は膨らむ一方だという。

「実は、今のバイト先も未払いが多くて年収で換算すると140万円程度にしかならない。でも、なんとかなるかなって思っています」

 知念さんがのんびりとした口調でそう締めくくると、肩に乗ったインコが高い声でさえずった。

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1644892

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