巨大地震が目前に迫っている、のかもしれないーー。

予兆は、6月4日に神奈川県の三浦半島で起きた異臭騒ぎだ。「ガス漏れのようなにおいがする」など500件を超える通報があったが、いまだ原因は分かっていない。「異臭の原因は海底から噴き出たガスだろう」と話すのは、考古調査士の資格を持ち火山や地震活動に詳しいジャーナリストの有賀訓氏だ。

「南関東の地下一帯には国内埋蔵量の8割を占める広大なガス田が広がっています。地殻活動が活発化することで、ガスが噴き出す。三浦半島に接する相模湾が震源だとされる関東大震災(1923年)の際にも、今回と同じ場所からガスが噴き出したことがわかっているんです」

関東大震災の記録を詳細に記した大正震災志(内務省社会局編)には、地震の直後に測量船で行った相模湾の地盤調査に関する地図がある。そこには、三浦半島突端の城ケ島付近と東部の浦賀で海底からガスが噴出したと書かれていた。

相模湾付近には、東日本を覆う北米プレートと西日本の南方に広がるフィリピン海プレートが接する相模トラフがあり、そのトラフは東西で太平洋プレートとユーラシアプレートに繋がる。4つのプレートが複雑に絡み合う場所のため過去に何度も大地震を引き起こしてきたが、いままたその兆候が高まっていると言う。有賀氏が続ける。

「2013年には三浦半島の城ケ島近くで最大6mの海底隆起が見つかり、その2年後には箱根の大涌谷で観測史上初となる噴火が起きました。伊豆半島沖でたびたび発生する群発地震や、最近増えている千葉や茨城などを震源とする地震も相模トラフ付近。ここを震源とする大地震は70年周期で起きるとされ、前回の地震からすでに97年が経過しています。いつ起きても不思議はありません」

立命館大学・環太平洋文明研究センターで災害リスクマネジメントを研究する高橋学氏も、2011年の東日本大震災以来続いてきた北米プレートと太平洋プレート境界での地震の傾向が変化していると言う。

「ここのところ相模トラフ周辺で起きる地震が目立つようになってきました。5月20日から22日にかけて、あまり地震が起きない東京湾で7度立て続けにマグニチュード(M)3前後の地震が発生し、その後、約2週間ずつ間隔を開けて三浦半島の異臭騒ぎ、千葉県南部を震源とするのM4.2の地震があった。その8日後の6月24日早朝に発生したのが千葉県東方沖での震度5弱の揺れです。地下の異常は、すべて地震につながっていると考えるべきです」

高橋氏は、相模トラフ周辺域で7月中旬にも大きな地震が来るかもしれないと予想する。

「あまり地震が起きない場所でM3前後が連続して起き、その後2ヵ月程度の静穏期を挟んだ後に同じ場所でM3程度の地震が起きたら要警戒です。半日から3日後にM6.5以上の地震が起きることが多い。阪神・淡路、新潟県中越、熊本、鳥取県中部地震などもそうでした。

もし7月20日前後に東京湾でM3程度の揺れがあれば、その直後に相模トラフの周辺で大地震が起きるかもしれません」

これらの警鐘が杞憂に終わることを願う一方で、周期を考えれば、巨大地震がいつ起きてもおかしくない状況にあることは確かだ。震災への備えだけは、忘れてはならないのだ。

以下ソース
https://friday.kodansha.co.jp/article/121040

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