学生時代の同級生、職場の同僚、共通の知人との食事会(合コン)、最近ではマッチングアプリを始めとしたネット上。男女が出会うきっかけは様々だが、昔からポピュラーなものといえば「知人の紹介」ではないだろうか?
信頼できる友達からの紹介では相手の素性に対する安心感もあり、結婚に至った際の世間体も無難なところである。

そんな「知人の紹介」に不満を持つ男がいる。会社員の増山雄祐さん(27歳・仮名)だ。

「僕は3年くらい彼女がいないのですが、有難いことに、学生時代の女友達が世話を焼いてくれて、よく女性を紹介してくれるんです……」

「出会いがない!」と嘆く男からしたら羨ましい限りの話だと思うが、増山さんは怨嗟とも言える声を挙げる。

「女性の『可愛い子だよ!』に何度騙されてきたことか。女の人ってほぼ必ずといっていいほど『可愛い子』を紹介文句に使いますよね? でも実際……まあ言葉を選ばずに言うと大抵『可愛くない』。すごくハードル上がるじゃないですか。『超可愛いよ!』なんて言われたときには女優の佐々木希さんとか、そこまでいかなくても多部未華子さんとか。最低でも、歌手の西野カナさんあたりまでを想像しません?」

 西野カナには失礼な言い草すぎるが、このような経験を持つ男性諸君も多いのではないだろうか?
 筆者にはある。高校時代の同級生(女)からLINEが届き「美女がいるけど紹介しようか? モデルっぽいよ」なんていう詐欺メールのような文面を送られてきたことが。

「そんなバカな」とは思う。しかし、独身&彼女ナシでそこに食いつかない男は果たしているのか?
 この誘惑に即座に飛びついた筆者、個人的には期待にそぐわない結果が待っていた(女性の身長は178cmだった)。

「例えばなんですけど、『笑ったら目がなくなるけど、そこがキュートなの!』だとか『つぶらな瞳がチャームポイントなんだよね〜』。もっと求めるなら『腕力に自信があるから、仕事終わりのマッサージには期待できると思うよ♪』といった紹介文になれば、期待値も下がり男女双方にとっていいと思うんですけどねぇ」(増山さん)

 男は同性を紹介する際、それなりのハンサムでない限り「イケメン」とは言わない気がする。容姿を褒める場合にはよく言って「塩顔」であるとか、性格面では「いい奴」「優しい」。「大企業勤め」といったワードも多いはずだ。
 なぜ女性は「可愛い子」を紹介文句に使うのか? 実際に、女性たちの声を聞いてみた。

「紹介する売りポイントがないから可愛いにしておく。可愛い=普通ということだと思ってほしい」(30代OL)
「例えば巨乳の子でも、巨乳とは言いづらいし、とりあえず可愛いが無難じゃない?」(20代・OL)
「特に意味はない。定形文のようなもの。男を騙すつもりもない」(20代・OL)
「紹介されるだけありがたいと思えよ」(20代学生)

 女性陣から身も蓋もない意見が聞けたが、このテーマをさらに深堀りしたいと感じた取材班。そこで、精神科医の春日武彦氏に分析を依頼した。

「まず、『可愛い』という言葉からは、積極的な魅力を示唆しているようなトーンが伝わってきません。すごい美人であるとか、タレントの誰それに似ているとか、目力がすごいとか、あれこれ長所があるとしたら、そこを具体的に述べるのが普通です。だから『可愛い』と表現するときにはせいぜい『そこそこのレベル、あんまり特徴はないけどね』と言っているのと同じだと思います」(春日氏、以下同じ)

 言われてみればその通りであり、「あまり特徴のない」という指摘は先ほどの女性からの意見とも合致する。春日氏はさらに深く、見解を述べてくれた。

「『可愛い』というのは、別に容姿のみを指しているわけではありません。仕草が面白い、ドジであるとか、それどころかもはや女性であるだけで『可愛い』のジャンルに収まりかねない。人間、どこか長所はある筈ですから、それを当て込んで『可愛いよ』と言っているのではないでしょうか?」

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1688457

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