相談者:ゆきさん・29歳・未婚

 付き合って3ヶ月になる彼氏(35歳)の口臭が気になります。話している時は平気なのですがキスをすると臭います。我慢できないほどではないものの、ニオイが気になってキスに集中できません。付き合う前から気にはなっていたけど、その欠点を上回るくらい彼のことが好きだったので付き合うことにしました。

 このことを彼にどうやって伝えるか、それともこのまま我慢するべきか…。ニオイの問題って男女問わずデリケートなことかなと思うので、どうすればいいか迷っています。森林さんだったら、もしお付き合いしている人の口が臭かったらどうしますか?

森林の回答

 この問題は、2人が今後も長く関係を築いていく上で乗り越えなければならないハードルです。欠点を上回るぐらいの“好き”は時ともに弱まります。でも臭いはずっと気になります。言いにくいことを言い合える、そして聞き合える、そんな関係になっていけるか、臭い問題ははじめのハードルとしては定番です。

 僕が1番長い関係を築けたパートナーとは、いろんなことが指摘し合えました。前歯についた青のり、飛び出た鼻毛、寝ているときにしちゃったオナラ、お尻に残ってたトイレットペーパー。どれもためらわずに指摘し合うのですが、それで落ち込むようなことはお互いにありません。むしろそこでひと笑いある位な感じでした。

 どうしてそういう風になれたかを振り返ると、僕が今までにした失敗を笑いながら話して、「もし気がついたら教えてね」とお願いしたからかなぁと思います。先に失敗を晒しておくと相手も繕わなくて済みます。

 指摘し合う時に、気をつければ改善できることと、生まれながらの身体的特性でどうにもならないものを分けて考えるのがポイントです。前者の場合は、どうやったら良くしていけるかを一緒に考えられます。後者の場合は、コンプレックスとして抱えて生きていくものが多く、1番身近にいるパートナーにはそういったことを知っておいてもらう方がいいです。そうなれると、パートナーが精神的安全基地になるので、お互いに気が楽です。

 口が臭いのは、ほとんどが改善できるものです。歯磨き、舌みがき、歯間ブラシ、虫歯の治療、食生活、喫煙習慣、内臓の調子。ここら辺を改善していけば、臭いのは大抵治ります。

 僕の経験上、1番厄介なのは内臓の調子です。胃が悪い人は本当に臭いです。でも本人はなかなか気づけません。臭くなっていくのがある日突然ではなく、少しずつ少しずつなので、当人は鼻が慣れてしまうんです。だから、気づいた身近な人が言ってあげるしかないんです。

 逆の立場で考えて、僕だったら臭いのをずっと我慢されていたら嫌です。臭くなっている自分が1番恥ずかしいし、でもそれに気づけないのですから教えて欲しいです。

 臭いに関して難しいのは、一度でも自分は臭いんだと思うと、ずっと気になってしまうところです。暗示というか呪いみたいな感じで残るので気になり続け、やたらと香水を振ったり、リステリンをしまくったりするようになるわけです。神経質になりすぎると気が休まりませんから、これはこれで問題です。

 なので、僕が1番いいと思っている境地は、「ちょっと臭い位がちょうどいい」というスタンスです。

 人間は生き物ですから、何かしらの臭いがするものです。まったくの無味無臭は不自然です。汗をかけば臭いし、1日中一生懸命働けば臭いし、肌が生まれ変われば垢となり臭いの元となります。排泄物ももちろん臭いです。だけども、そんなことも含め人間です。生きているってことです。ちょっと臭いところもあるよね、ちょっと臭いぐらいでもいいよね、と思えるとすごく楽に生きていけます。他人に優しくなれるし、自分にも厳しくならずに済みます。

続く

以下ソース
https://joshi-spa.jp/1067774

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