0001逢いみての… ★
2021/04/03(土) 22:45:25.74ID:CAP_USERコロナ禍で飲食店や観光業界への打撃が連日報じられ、休業補償やGo Toキャンペーンなど支援策が採られていることに対し、支援の対象にならない他業種からは不公平だという不満もある。あらゆる業種を平等に救済することは、制度設計や予算の制約で難しい。そんななか、表立って声はあげられないものの最も大きな打撃を受けている業界のひとつが性風俗産業だ。「濃厚接触」が不可避のサービスであることから感染リスクはどうしても高く、外出自粛や夜の街の時短などで客足は激減している。
産業それ自体への賛否はひとまずおくとして、それを生活の糧にしている女性が多数存在する現実から目を背けることはできない。アングラな業界であるため、正確な統計などはほとんど存在しないが、全国に性風俗店は約1万店、そこで働く女性は30万人ほどいるという推計もある。そのなかには、貧困に苦しむ、最も救済を必要とする人たちが多くいることも事実である。
『週刊ポスト』(4月5日発売号)では、全国の様々な職種の性風俗店で働く女性100人にアンケートし、コロナ禍の営業の実態と、彼女たちの生活を調査した。そこからは、コロナ貧困の深刻さと、女性たちの置かれた危険な環境が浮き彫りになった。
アンケートに答えた女性の21%が、コロナ問題が起こった後に性風俗で働き始めていた。感染リスクが高い仕事であることを承知でその職を選んだ理由の多くは経済的困窮だ。
「昼は工場勤務です。コロナで彼氏の収入が激減し、彼と相談してヘルスで働き始めた。風俗勤務はこれが初めてです」(関東在住・38歳)
「コロナでネイリストとしての収入が激減してソープで働き始めました。収入は以前より増えましたが、同棲している彼はこの仕事のことは知りません。コロナが収束したらネイリストに戻るつもりです」(関東在住・20歳)
調査では、性風俗を「本業」だと答えた割合が7割近かったものの、約3割は「副業」だとしており、そう答えた女性の約半数は学生だった。コロナ禍で学生アルバイトの解雇や雇止めが社会問題化しており、学費納入ができずに中退・休学する学生は増え続けている。文科省の調査では、昨年4〜12月にコロナの影響で中退・休学した学生は5800人にのぼるとされているが、原因のはっきりしていない中退・休学のケースを含めると10万人近くおり、昨年4月に始まった国の給付型奨学金制度の利用者が27万人(昨年12月時点)いることを考えれば、実際にはコロナ中退・コロナ休学はもっと多いことが推測できる。
アンケートでは、「春に学費の支払いがあるので絶対に稼がないといけない。もうひとつ所属の店を増やしてダブルワークしています」(関東在住・21歳)と告白した女子学生もいた。この女性は大学のリモート授業も勤務するヘルス店の待機室で受けているという。
業界全体がコロナ禍で低迷するなか、収入が減ったと答えた女性が65%に達した一方で、「変わらない」25%、「増えた」5%と、全体の3割が収入は減っていないという(無回答が5%)。その理由について、接客数と収入ともに増えたと答えた女性はこう語った。
「コロナが怖くなって辞めた子がいたので、残った女の子に客が集中した。私もコロナ以前は(1日に)3〜4人だったけど、コロナ禍で7〜8人に増えた」(四国在住・33歳)
感染リスクを考えて業界を去る女性も多くいるなかで、あえて業界に飛び込む女性、危険な仕事を続ける女性も多い。感染力の強い変異株ウイルスの蔓延による第4波が確実に迫るなか、政府や自治体のコロナ対策、経済対策の対象にされない業界や貧困層への救済策を早急に検討すべき段階にきているのではないか。
以下ソース
https://www.news-postseven.com/archives/20210403_1649368.html
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