日本相撲協会の第三者機関「大相撲の継承発展を考える有識者会議」(委員長・山内昌之東大名誉教授)の第11回会合が19日、東京都墨田区の両国国技館で開かれ、48ページの最終提言書を、同協会の八角理事長(元横綱北勝海)に提出した。

 提言書では、現役時代に著しい功績を残した力士がしこ名のまま親方になれる「一代年寄」について言及。「大相撲の師資相承の伝統からも外れたいわば異形の『資格』である」などとして、制度そのものに疑義を唱えた。史上最多44度の優勝を誇る横綱白鵬(36)への適用について厳しい見解となった。

 一代年寄は大鵬、北の湖、貴乃花の元横綱3人(千代の富士は辞退)に与えられてきた。白鵬も実績面では申し分ない。

 しかし、不世出の大横綱双葉山、名横綱といわれた栃錦、初代若乃花らに適用されていないことや、公益財団法人へ移行した現協会の定款には根拠となる規定や制度は存在していないことから、一代年寄は旧協会時代のある時期に限定された慣例とした。会見した山内委員長は「廃止ではなく、制度そのものが本来なかった」とした。

 また、提言書には外国出身力士の在り方に厳しく言及する部分があり、特に白鵬を痛烈に批判したと受け取れる文言が複数あった。元横綱日馬富士の傷害事件など外国出身者の不祥事の多さを指摘し、白鵬の優勝インタビューでの万歳三唱や三本締めを「少なからぬファンが違和感を覚えると同時に失望してきた」と切り捨てた。さらに立ち会いでの張り手を「高い地位と品性にふさわしくない」とし、最近の休場の多さにも苦言を呈した。

 白鵬はすでに日本国籍を取得し、年寄名跡を入手すれば現役引退後も親方として協会に残ることが可能。一代年寄「白鵬親方」が認められない場合は、別の年寄名跡を取得する必要があるが、現在、空き名跡となっている年寄「間垣」の取得へ向けた調整が進められているという。

 同会議は八角理事長の諮問機関。日馬富士の傷害事件など不祥事が続き、暴力問題再発防止検討委員会から外国出身力士に対する指導方法などについて外部有識者による協議を要請され、2019年6月から議論してきた。プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長や俳優の紺野美沙子ら8人で構成されている。

 八角理事長は一代年寄について、「そういう場面があったら理事会で審議し、真摯に検討していきたい」とした。

以下ソース
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/210420/spn2104200004-n1.html

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