新型コロナウイルスの流行があらたな局面に入ってきた。感染者に変異株の占める割合が高まり、関西では既に主流となっている。世界では死者が300万人、国内では1万人を超えた。変異株による重症者も40代や50代が増えている。また発症から重症化までの日数も従来株より短い。大阪はすでに医療崩壊。ワクチンの入手も遅れに遅れ、変異株に対応できるのかもわかっていない。

 このように新型コロナは日々刻々と変化しているのに、頭の中を更新できない人たちがいる。

 昨年の春ごろだったら不安に支配された人たちをだますことができた「コロナ楽観論」をいまだに説いて回る悪質な連中もいる。

「自分は社会の困窮者を救う悲劇のヒーローだ」みたいな自己陶酔に浸った大学教授が、正義(と本人が思い込んでいるもの)のために暴走し、最後には陰謀論者の集団と一緒になって声明を出すようなケースもあった。

「新型コロナは他の疾病に比べても大騒ぎするようなものではない。メディアが騒ぐので過剰な行動制限がかかり経済が疲弊している。これは全体主義だ」といったレベルの言説も一時期蔓延していたが、こちらもいまだに繰り返す人々がいる。

 私は新型コロナについて判断を間違えた人々を後知恵で批判するのは間違っていると思う。誰しも判断を誤ることはある。問題は次々と新しい事実が判明しても自分の判断の間違いを認めることができず、大声を出し自己正当化をはかろうとする連中だ。

 結局、現実を直視できない人間が被害を広げるのである。

 こうした状況からどのように社会を防衛すればいいのか?

 すでにわれわれは新型コロナ発生から1年半の経験を持っている。その個々の事例を時系列にひとつひとつ振り返り検証していくしかない。

 今回私は新型コロナに関する一連の経緯と政治家や言論人の発言について「コロナと無責任な人たち」(祥伝社新書)にまとめた。

 発言の変遷、それに対する説明の有無、グラフの正当性など、今後は各方面の専門家を交えて徹底検証することが必要だ。

 デマを流すのは簡単だが、それを修正するのは難しい。しかし、こうした地道な作業以外に文明社会を維持する方法はないのだ。

以下ソース
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/288642

★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/